研究にもとづいた花王の知見は、働き方がことなる社員それぞれの健康に役立てられる。そんな思いで、ふだん百貨店やスーパーなどで接客勤務をする美容部員を対象にセミナーを行いました!
エストやソフィーナ取扱店で、美容のアドバイスをしたり、スキンケア・メイクアップ商品をご紹介している花王の美容部員。シフト制勤務の不規則な毎日なので、花王のヘルスケア研究にもとづく健康的な生活習慣を身につけてほしいーーー。美容部員の勤務形態をふまえた課題意識から、しっかり食べて太りにくい花王独自の食事法「スマート和食®」を伝えるランチ付きセミナーが、グループ間の連携で1年がかりで実現しました。
セミナーでは、花王が考える食生活のキホン「食べて、GENKIになる」ことを、さまざまな食事写真を見せながらレクチャー。女性も40代以降は内臓脂肪がたまりやすいこと、20代女性はまちがったダイエットで筋肉が衰え、体脂肪が高い“隠れ肥満”になりやすいこと、そして筋肉をしっかり保ち、内蔵脂肪をためにくいのが「スマート和食®」だと伝え、より良い食事のとり方への気づきへつながりました。
お客様へ美しさをお伝えするためにも、接客時に化粧品だけでなく、さまざまな話題に触れるのが私たち美容部員です。セミナーの開催を松田さんから提案されたときには美を保つ工夫にみんなが欲しい情報だとピンときて、「是非!」とお願いしました。食生活でカラダの中からGENKIになることが、外見の美しさにつながっていく。「スマート和食®」の考え方は、まさに今注目されているビューティメソッドの実践だと思いました。お客様にもぜひお知らせしたいです。
セミナー受講者のアンケートでは、「ふだんなかなか意識できていなかったことを知るきっかけになった」という声が多数寄せられました。美容部員たちの気づきにつながった具体的なポイントをお教えします!
アンケート結果を集計すると、美容部員たちが「スマート和食®」にもとづいて食生活を改善したいと考えたポイントは、以下の3つでした。いずれも、サービス業に従事するなど、食生活が乱れがちな方々も取り組める内容です。
オメガ3の豊富な魚を食べるようにしようと思えました!
脂質をとるなら内臓脂肪になりにくい、良質な油「オメガ3」を選びましょう。アジ、サバ、イワシなど、青魚に多く含まれまるので、食材選びからGENKIを意識して。お刺し身や缶詰を活用すると手軽に実践できます。
夜ごはんは遅くなると寝る2時間以内になってしまうので、夕方休けいに主食を食べるようにしたいです!
不規則な食事サイクルだからといって量やカロリーばかりを気にするのではなく、食べるタイミングや栄養バランスよく食べる工夫がGENKIな美しさにつながります。
コンビニやスーパーでお弁当を選ぶときは脂質がタンパク質より少ないものを選ぶようにします!
肉でとりがちなタンパク質はカラダづくりに大事な一方、揚げもの、炒めものでいただくと脂質過多にもつながることに。調理法にも注目して、煮る、蒸すなどのメニューに。
このほかにも、糖質をとるときには食物繊維も一緒にとるというポイントについても「知らなかったので実践したい!」という声が。主食+主菜+副菜2品を基本構成に、ワンプレートやお弁当でも気軽に取り組める「スマート和食®」の実践法は、美容部員たちもやる気になってくれました。
セミナーを受講したチーフビューティーアドバイザーの松井さんに、「スマート和食®」で自分をGENKIに変えていく、ライフスタイルについてお話を伺いました。
松井雅美さん
(ソフィーナビューティカウンセリング(株)チーフビューティアドバイザー)
おなか痩せの黄金「比」レシピ
「スマート和食®」が満載のレシピ集。
理論派にも実践派にも今日のごはんからお役立ち。花王(株)著 (株)文藝春秋刊。
今は、環境や誰かが用意してくれた状況にあまんじるのではなくて、自分で自分を変えていく時代ですよね。セルフプロデュースが大事だと感じています。
そんな時代の食生活に、 「スマート和食®」はしっかり食べて太りにくいというのがすごいな!と思いました。太るというイメージがある糖質は、じつはオフしすぎると筋肉が衰えるという話や、無理なダイエットはメンタルにも影響するという話も、私たちの仕事である「美」にも関係するなとうなずくことばかり。主菜と副菜のバランスもそうですし、コンビニ食でも食物繊維をとれるので、実践していきたいですね。
美容部員はたとえば遅番の日だと、20時15分以降に退勤して帰宅、それから夕食…となります。私の場合22時頃に帰宅するので、つい「食べないほうがいいかも」と思いがちなのですが、食べ方を工夫してしっかり食べたほうがいいんですよね。これからは、自分はもちろんメンバーにも「ちゃんと食べてる?」と聞けるなって思いながらセミナーを受講しました。
基本的には私自身は自炊派なので「スマート和食®」のレシピが紹介されている本も、参考にしてきたいです。「和風オムライス」とか、美味しそうですよね。食べてみたいです!(笑)
おなか痩せの黄金「比」レシピ
「スマート和食®」が満載のレシピ集。
理論派にも実践派にも今日のごはんからお役立ち。
花王(株)著 (株)文藝春秋刊。
美容部員に向けたセミナーであらためて分かったことは、忙しいライフスタイルでも食生活は変えられること、そしてGENKIな生活習慣ははつらつとした美しさにつながること。みなさんも、下記を参考にできるところからトライしてみてくださいね。
同じ時間、同じ場所でバランスのとれた食事をとるのが難しい毎日でも、工夫次第で取り組めるのが「スマート和食®」です。そこで、セミナーを受講した美容部員にも好評だった、生活に即したリアルなTIPSをご紹介します。ヘルシーでGENKIになる食生活を、みんなで定着させていきましょう!
朝
朝ごはんは基本、しっかり食べる。
パン食よりごはんがおすすめ。卵や納豆でタンパク質を一緒に。
昼
コンビニで食べ物を買うときは、カロリー表示だけでなく脂質の量もチェック。
コンビニ弁当はラベル表示を見て、脂質がタンパク質よりグラム数が少ないものを選ぶ。
夕方
夕食が遅くなることがわかっているなら、先におにぎり1つなどを夕方に食べて、夕食を軽く。
お菓子は明るいうちに。和菓子、ドライフルーツ、ナッツ、昆布などがオススメ。
夜
夕食が遅くなったら、脂質を少なく、野菜たっぷりで軽めに。
おかずを次の日の朝に1品先送りする手も。
これまでの「スマート和食®」のレシピを ご紹介します。
元プロと走れる社員ジョギング教室で
「走れる自分」に会った!
3月30日(土)、花王グループ社員向けジョギング教室が、桜咲く皇居周りコースにて開かれました。カネボウ陸上競技部OB3名の指導のもと、ジョギング体験レベル別3組に分かれて、皇居を1周または2周。事前に準備運動とヘルスチェックを入念におこない、終了後は参加メンバー同志で語り合うランチつきの企画です。約30名が参加しました。
健康ソリューション担当である浜田薫さんは、「主に体重管理に留意しており、土日はプールに通っています。今日は、皇居まわりというセンスの良い企画に加えて、専門家である陸上競技部のお話を聞けるという貴重な時間でした」と満足そう。やはりオフだけの時間では限界があるので、業務の中で気軽に健康づくりに寄与できるような仕組みがあれば…と、自身の仕事も絡めて思案中のようでした。
この企画、好評につきパッケージ化されて全国の花王支社、事業場に順次展開していく予定です。