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くらしの現場レポート

「安く買う工夫」や「メリハリ家計」が定着
消費税8%増税前後の「購買行動」とその「おもい

消費税8%増税前後の「購買行動」とその「おもい」

2014年4月1日にスタートした8%消費税。増税は生活者の「購買行動」にどのような影響を与えたのでしょうか。20〜60代既婚女性を対象に、増税前後の「購買行動」とその「おもい」を調査しました。すると「暮らしの満足度」や「消費意欲」には大きな変化が見られないことがわかりました。本レポートでは、調査から見えてきた日頃の「買い物スタイル」や10%増税に向けての意識について報告します。

トピックス

  • ●8%増税後の「暮らしの満足度」は66%で、増税前と比べて変化なし
  • ●増税前に前倒しで何かを購入した人は68%。「日用品・化粧品」の購入者は55%
  • ●増税後の購買行動は変化なし。これまでの「買い物スタイル」を継続
  • ●10%増税に向けて、家計の「見直し意欲」は大幅にアップ

8%増税後の「暮らしの満足度」は66%で、増税前と比べて変化なし

■ 暮らしの満足度
暮らしの満足度

「暮らしの満足度」は、増税後も落ち込むことなく、2014年5月の調査でも「満足」と答えた人は66%と高いことがわかりました。「家計の引き締め意識」も「引き締めている」が6割弱で、前年5月とほぼ同じでした。
過去2年間の比較でも、「満足度」「引き締め意識」ともに増税後も大きな変化が見られないことがわかりました。

増税前に前倒しで何かを購入した人は68%。「日用品・化粧品」の購入者は55%

■ 増税前の半年の間に前倒しで購入した人
増税前の半年の間に前倒しで購入した人

増税前の半年間で、68%の人が増税対策として「今のうちに」と前倒しで何らかの商品を購入していました。「日用品・化粧品」を購入した人は55%で、購入商品のトップ3は「トイレットペーパー」、「衣料用洗剤」、「シャンプー」でした。また、「50〜60代夫婦2人世帯」での購入率が全般的にやや高めであることがわかりました。

増税後の購買行動は変化なし。これまでの「買い物スタイル」を継続

  • いつも使っている商品、安いとストックがあっても、ついまとめ買い

    いつも使っている商品、安いとストックがあっても、つい買っちゃう

  • 少しずつ貯金して、あこがれのワニ革財布を購入

    少しずつ貯めたお金で
    ワニ革財布を購入♡

「安いお店探し」「ポイント活用」「ネットやスマホの利用」などで、日頃から「安く買う手段」を工夫し、それが定着している様子がうかがえました。また、いつも使っている日用品などはできるだけ安く購入し、自分にとって価値のあるものにはお金をかける「メリハリ家計」を実践して、お金と心の「ゆとり」を生みだし、暮らしを楽しんでいる様子も見えてきました。

10%増税に向けて、家計の「見直し意欲」は大幅にアップ

■ 増税に向けての意識
増税に向けての意識:我が家の家計の見直し

「家計の見直し」について、今回の8%増税前に「実施した」人は約20%にとどまりましたが、次回の10%増税に向けては、55%の人が「実施するつもり」と回答し、「見直し意欲」を見せています。
また、次回の増税前の「買いだめ」については、今回「購入した」人の87%、「しなかった」人でも27%が実施を検討していることがわかりました。今回の8%増税での経験や反省を生かし、次回の増税に向けて計画的に準備しようという意識が高いことがわかりました。

消費生活アドバイザーに聞く、「生きた」お金の使い方とは?

[調査概要]
「2014年消費税増税前後の生活者 〜購買実態とそのおもい〜」

調査期間:2012年5月、2013年1月・5月、2014年1月・3月・5月
調査方法:インターネット調査
調査対象:首都圏の20〜60代既婚女性
回答者数:2012年5月は556人、2013年1月・5月、2014年1月・3月・5月は各500人

調査期間:2013年7月、10月、12月、2014年3〜4月(合計68日間)
調査方法:レシート調査
調査対象:首都圏の30〜60代既婚女性
対象者数:22人

調査期間:2014年3月、4月
調査方法:家庭訪問インタビュー調査
調査対象:首都圏の30〜60代既婚女性
対象者数:5人

生活者研究センター
主任研究員 秋田 千恵
詳しいレポ—トはこちらから(1MB/PDF)

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