• 応用編(おうようへん)

こんなとき どうする?

生理(せいり)のこと、からだのこと、心(こころ)のこと。
ここまで勉強(べんきょう)してきたけれど、
じっさいの生活(せいかつ)の中(なか)では色(いろ)んなことがあるよね。
こんなとき、あなたならどうする?
ひとりひとりに個性(こせい)があるように、
答(こた)えはひとつじゃないかもしれない。

さあ、みんなで考(かんが)えてみよう!


生理のこと

  • たとえばこんなとき

経血(けいけつ)が出(で)るのは、コントロールできるの?

生理のとき血(ち)が出ると教(おそ)わったけど、
それっておしっこみたいにガマンしたり
自分(じぶん)で止(と)めたりできるの?

考えるヒント

生理はホルモンのはたらきによっておこるもの。

経血は、おしっこのように自分の意志(いし)でガマンしたり、調節(ちょうせつ)したりできるものではありません。
予定(よてい)とはちがう日(ひ)に、急(きゅう)に生理になることもあります。
また、生理の前(まえ)や生理中(せいりちゅう)にはおなかがいたくなったり、気持(きも)ちがつらくなる人もいます。

  • たとえばこんなとき

はじめての生理、学校(がっこう)で来(き)ちゃった!どうしよう?

トイレにいったら、下着(したぎ)に赤(あか)いものがついてた。
あ、始(はじ)まっちゃった?
とつぜんだからあせる!
どうしよう?

考えるヒント

だれに相談(そうだん)するといいかな?

ひとまず深呼吸(しんこきゅう)。落(お)ち着(つ)こう。
はじめからたくさん出ることはあまりないので、
安心(あんしん)して。
最近(さいきん)は、トイレにナプキンが置(お)いてある学校もあるようですが、なければ、一時的(いちじてき)にトイレットペーパーを折(お)りたたんで下着にあてておくといいね。
そのあと担任(たんにん)の先生や保健室(ほけんしつ)の先生、友(とも)だちに相談してみよう。
保健室にはナプキンが準備(じゅんび)されていると思(おも)いますよ。

  • たとえばこんなとき

ナプキンをかえるタイミングがいまいちわからないの。

1度(ど)の生理のうちでも多(おお)い日少(すく)ない日がある。
取(と)りかえようとトイレに行(い)ったら、
まだ経血が少(すこ)しだけのことも。
かえた方(ほう)がいいのかな、って迷(まよ)ってしまいます。

考えるヒント

トイレに行くたび、とおぼえよう。

だいたい1日(にち)5~6回(かい)、トイレに行くたびに取りかえるのが基本(きほん)です。量(りょう)が多い日は、それにプラスしてもう少しこまめに。
後半(こうはん)、経血量が少なくなっても、長(なが)い時間(じかん)同(おな)じナプキンをつけっぱなしにしないこと。
生理中のナプキンの中は、雑菌(ざっきん)のすみかになりやすいんです。
清潔(せいけつ)を保(たも)つためにも、取りかえるようにしましょう。

  • たとえばこんなとき

ナプキンって1日何枚(なんまい)ぐらい使(つか)うものなの?

ある友だちは「1日1枚(まい)なんじゃないの?」
って言(い)ってた。
え? ほんと?
もう少し多いと思うんだけど…

考えるヒント

1枚のナプキンが吸収(きゅうしゅう)できる量には、げんかいがあるよ。

ナプキンをとりかえるのはトイレに行くたびが基本で、
日中(にっちゅう)だとだいたい3枚~4枚、
1日でいうと、5枚~6枚。


さらに夜(よる)は長い時間取りかえられないから、夜用のナプキンを使うと安心。

1日にすると少なくとも5枚、多い人で10枚以上(いじょう)必要(ひつよう)な人もいます。

  • たとえばこんなとき

宿泊学習(しゅくはくがくしゅう)に生理の日があたりそう。どうしよう…

林間学校(りんかんがっこう)や修学旅行(しゅうがくりょこう)。泊(と)まりがけの時(とき)に
生理が来そうなんだよな。
はじめてのことだし、どうしよう?

考えるヒント

なにごとも、準備がだいじ。

せっかくの楽(たの)しい行事(ぎょうじ)を、
生理のことで頭(あたま)いっぱいにしたくないよね。
行った先(さき)で生理になってもいいように、
しっかり準備しておこう。
ナプキン、夜用ナプキン、生理用ショーツ。
何(なに)がどれぐらいいるか、おうちの人といっしょにチェック。
お風呂(ふろ)の入り方などは、学校の先生に相談すれば対処(たいしょ)のしかたを一緒(いっしょ)に考えてくれますよ。
また、生理がつらい場合(ばあい)は婦人科(ふじんか)の先生に早(はや)めに相談をしておくといいでしょう。

  • たとえばこんなとき

おなかがいたくて、今日(きょう)は学校を休(やす)みたいんだけど…

生理が来ると、おなかがいたかったり、体(からだ)がだるかったり、どうも体調(たいちょう)がよくなくて。
でも学校を休むと、人から何か言われそうだし、
ガマンするしかないのかな。

考えるヒント

体調が悪(わる)くなるのはだれにでもあること。

生理は、病気(びょうき)とはちがうものですが、
いたみやだるさなど体調の変化(へんか)をともなうもの。
しかも、人によってさまざま。
自分だけサボってるかも、なんて不安(ふあん)にならないで。
何より大事(だいじ)なのは、ムリをしないこと。ガマンしないこと。
薬(くすり)でいたみをやわらげたりふせいだりする方法(ほうほう)もあるので、気がねせずに保健の先生やおうちの人(ひと)に相談してみましょう。

からだのこと

  • たとえばこんなとき

友だちと比(くら)べてちょっと成長(せいちょう)がおそいのかな

宿泊学習のお風呂でショック!
もう毛(け)が生(は)えてる子(こ)がいた。
私(わたし)の胸(むね)は、まだふくらんでる感(かん)じがしない。
ぼくって、私って、成長がおそいのかな…

考えるヒント

成長のスピードは、人それぞれ。

たとえば植物(しょくぶつ)のタネを何個(なんこ)か同時(どうじ)に植(う)えても、
みんな同じペースでのびていくわけじゃないよね。
人のからだの変化のスピードも、
ひとりひとりちがって当(あ)たり前。
男(おとこ)の子も女(おんな)の子も、「おそすぎる?」 「早すぎる?」
なんて自分ひとりで悩(なや)まないで。

スピードは人それぞれでも、成長の変化は必(かなら)ずみんなにおとずれます。
気(き)になることがあったら、おとなの人をたよってみよう。

  • たとえばこんなとき

ほかの子と胸のサイズがちがう…気になるなあ

胸が人より大(おお)きくて目(め)立つのもいやだし、
胸が人より小(ちい)さいのもはずかしい。
着(き)がえの時も、友だちにあまり見(み)られたくないなあ。

考えるヒント

自分だけの大切(たいせつ)なもの。って思ってみたらどうだろう。

人と見た目がちがうと、みんなの年(ねん)れいだと気になるよね。
はずかしいという気持ちもよくわかります。
でも、ひとりひとり顔(かお)がちがうように、
成長のしかたもさまざま。
小さい胸も大きい胸も、大切な個性。
ふたつとないすばらしいもの
なんですよね。
ジュニア用のブラジャーにもひとりひとりに合ったものがあるので、ぜひおうちの人といっしょにお店(みせ)で相談してみよう。
堂々(どうどう)と「胸をはって」すごしたいですね。

  • たとえばこんなとき

私だけ初(はじ)めての生理がまだ来ない。このまま一生(いっしょう)なかったらどうしよう。

友だちのハナちゃんにも来た。
ミサキちゃんにも来たみたい。
だんだん不安になってきた。
え?私だけまだ? どうしよう…

考えるヒント

生理って、個人差(こじんさ)が大きいもの。

人と比べて不安になる気持ちは、きっとみんな同じ。
まだの子もそうだし、人より早くきちゃった子も
なやんでるかもしれないね。
だいたい10~15歳(さい)が初経(しょけい)のタイミングだけど、
もっと早い子も、もっとおそい子もいます。
もし、15歳になってもまだ来ない場合は、
一度(いちど)おうちの人や保健の先生、婦人科の先生に相談してみましょう。
それまでは、ゆったりした気持ちで待(ま)っていようね。

  • たとえばこんなとき

朝(あさ)起(お)きたら、ぼくのパンツに何かついてたんだけど!

ある朝ぼくのパンツに
白(しろ)いネバッとしたものがついててびっくり!
おちんちんから出たもの?
でも、おもらしではなさそう。
病気でなければいいんだけど…

考えるヒント

だいじょうぶ、病気じゃないよ。

女の子に生理のはじまり=初経があるように、
男の子にもはじめての射精(しゃせい)=精通(せいつう)があります。
パンツについた白いものは、精液(せいえき)。
病気ではなく、大人(おとな)のからだに成長していってる
サインだよ。
パンツは、せんたく機(き)に入れる前に自分で手あらいすると、きれいに落とせるよ。
おうちの人に相談してみるのもいいね。

心のこと

  • たとえばこんなとき

こんなとき、声(こえ)かけてもいいのかな?

クラスで、おしりの所(ところ)に生理の血みたいなものが
ついている子がいた。
教(おし)えてあげた方がいいかな?
いきなり声かけられたらイヤかな?

考えるヒント

人によっては、ちょっと気になる子もいるかもしれないね。

その子にとっては、
もちろん早く教えてもらった方が助(たす)かるはず。
でも確かに、人から生理のことを言われるのを
気にする子もいると思う。

そこに気づいたあなたはえらい。
直接(ちょくせつ)ではなく、先生に相談する。
あるいは、その子となかよしの友だちにそっと伝(つた)えるのもいいかもしれませんね。

  • たとえばこんなとき

生理のこと、男の子も知る必要ってあるの?

ぼくのからだには生理はこないのに、
どうしてだろう?
女の子だけじゃだめなの?

考えるヒント

生理は、からだといのちに関(かか)わること。だれにとっても「知る」ことはだいじ。

生理がどうして起こるか思い出してみよう。
生理は、人のからだにとって、
命(いのち)をはぐくむことにもつながる、
とても大切なしくみのひとつ。
たとえ自分のからだに起きなくても
「知る」ことじたい、大きな意味(いみ)のあること
なんです。
それに、生理のある人の気持ちやつらさを少しでも
知っていたら、
相手(あいて)のことを思いやれるようになるでしょう。
おたがいを知ることで、おたがいを思いやれる。
それはとてもすばらしいことだよね。

  • たとえばこんなとき

○○さん今日生理?って言ってる人がいた。

体育(たいいく)の授業(じゅぎょう)を休んでいる女の子を
冷(ひ)やかしている子がいた。
よくないと思うんだけど…

考えるヒント

自分の身(み)におきかえてみよう。

自分のからだのことを、だれかに言われたら…
きっと、いやだなって思うよね。
あるいは自分は全然(ぜんぜん)いやじゃないよ、っていう人も
いるかもしれない。
でも、からだのことやプライベートなことは、あまり口(くち)にされたくないと感じる人はやはり多いんです。
自分は平気でも、「相手はどう感じるかな」ということを、少しずつ考えられるようになるといいね。

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