「今年も行った?」 「ちゃんと行ってね。」
婦人科検診を受ける。受けてもらう。
正しい知識を持つ。 どれも大切なことだと思います。
20代に増えている子宮頸がん、
30代からとくに心配になる乳がん、
それは決して他人ごとじゃないから。
自分のカラダを知る一歩として
自分の、家族の、 パートナーのカラダを守る機会として
もっともっと当たり前に なりますように。
ロリエは、女性たちの健康を願って婦人科検診の啓発活動を応援しています。
ご協力、ありがとうございました。
寄付金額:733,965円
※寄付金額については、下記❶❷の合計金額で算出しております。
❶ロリエ「Xリポスト募金」による集計額:94,140円(1リポスト=15円をロリエが寄付します)
❷ロリエ×小杉湯イベント「今日は、からだを想う日」ギフト集計額:639,825円
(ギフト売上の利益総額1,279,650円を、ロリエと小杉湯より半額ずつ寄付します)
支援先団体の詳細はこちら
募金されたお金は、乳がんと子宮頸がんを 支援する団体へ均等に寄付され
それぞれの支援活動に活用されます
二階堂ふみさん × 対馬ルリ子先生
●はじめに、二階堂さんが定期的に婦人科検診に行くようになったきっかけを教えてください。
二階堂さん
23歳の時に初めて子宮頸がん検診を受けて、検査結果に驚きました。
実は再検査の連絡がメールできていたんですけど、見落としてたんですね。
また別の相談で訪ねたときに、再検査をご提案いただいて、受けることになりました。
その結果を待ってる間がちょうど年末だったんですが、ずっと、どうしよう…って不安で。
自分がそうなるとは思ってもいなかったですし。
そもそも、それがウイルス性のものだということも知らなかったから、自分の体のことなのに、なんでこんなに何も知らないんだろうと、すごくびっくりして。
結局は大丈夫だったんですけど、そこから定期的に行くようになりました。
ー23歳が最初の受診ですか?
二階堂さん
初めて婦人科に行ったのは17歳くらいでした。
男性の先生だったらどうしようって最初は不安でしたが病院に行ったら、「ご希望でしたら女性の先生でも大丈夫ですよ。」と言っていただけて、それだけで少し安心できました。
でも、初めてあの椅子を見ると、やっぱりちょっと怖くてガチガチに緊張したけれど、検査自体は一瞬なんですよね。
ちょうど先日、乳がん検診も初めてエコーで受けました。くすぐったくて笑っちゃう場面もあったんですが、スタッフの方皆さん優しかったですね。安心感もありました。
対馬先生
17歳で初受診というのはとても優秀ね。本当に良いことだと思います。
●20代の検診受診率が低い現状について、どうお感じになっていますか?
対馬先生
検診をこまめに受けている方は、だいたい50代以上です。
でも、残念なことに子宮頸がんは20代が一番多いんですよ。
前がん状態(がんになる前段階)で見つかるのが20代。進行して見つかるのは30代。
だから、早いうちに受けに来てほしいんだけど、若い人こそ婦人科検診の必要があるということ自体が、まだまだ知られていないんですよね。
例えば海外だと、“最初の性交から3年以内には検診を受けた方が良い”ということはすでに常識です。
15歳から婦人科のかかりつけ医がつく国や、18歳になったら学校でみんな一緒に検診を受ける国もあるんですよ。
でもそこで初回をクリアすると、そのあとも受けやすくなりますよね。
二階堂さん
素晴らしいですね。日本でもそれくらい当たり前になってほしいです。
ー初めての婦人科受診は不安を感じやすいですが。
対馬先生
最初の婦人科デビューってハードルなのよね。
だから私のクリニックでは、まず、「よく来てくれましたね。何でも相談してね。」とお声掛けをしています。
初回をクリアすると、そのあとも受けやすい。受診にこられた方に「娘さんも連れていらっしゃい」とお勧めすることもあります。生理が始まったら、婦人科をパートナーにしてほしい。
ちょっとした生理の悩みも気軽に相談していいんだと、もっと若い人に知ってほしいです。
二階堂さん
本当にそうですね。
対馬先生
今は女性たちが作った、すごくちっちゃくてかわいい内診用の椅子もあるんですよ! それは本当に怖くない椅子。
ベッドで検診を受けられるクリニックもあります。そうやって当事者の立場に立って、怖くない痛くない、また次も受けようと思えるような検診ができるように病院側も努力や工夫をしています。
●これから受診する方たちに向けてメッセージをお願いします。
二階堂さん
1回行って終わりではなくて、検診を続けていくとデータとして判断材料も増えますし、自分の体がどう変化しているかが分かりますよね。それはすごく大事なことだなって思っています。
ネイルサロンや美容院で自分をケアすることと同じくらい、婦人科に行くことはすごく身近なことなんだって、同世代の方々にも感じてもらえたら嬉しいですね。
対馬先生
とにかく最初の検診がすごく大事。初回のハードルを、なるべく早く越えましょう。
婦人科は女性にとって“一番安心できる場所”であるということを知ってほしいですし、ぜひ産婦人科医を健康管理のパートナーにしてほしいと思います。
また20代に限らず、乳がん検診が重要な40代は、誰かのためにがんばる時期とも重なります。
だからこそ、自分の事を後回しにしないで、定期的な検診を受けてほしいですね。
二階堂さん
今回のテーマである婦人科検診に限らず、自分の健康管理や、避妊、生理との向き合い方も含めて、自分の体のことを自分で考えて行動するって大切ですよね。そのための啓発活動や環境整備なども含めて、もっと向上してもいいと思います。
対馬先生
まず最初に、知識があるかどうか。知らないままにしておくんじゃなくて、男性もちゃんと巻き込んでね。
もちろん性別による体の特徴もあるし、内面も含めていろんな特性があるなかで、それぞれが自分の健康を守っていく。それが大切ですよね。
お二人の対談から、婦人科検診を受けることは自分自身をいたわることにつながっているのだと改めて感じました。
ロリエはこれからも、女性たちの健康を守るために寄りそい、婦人科検診の啓発活動を続けてまいります。
対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座・新宿理事長
対馬ルリ子先生
Ruriko Tsushima
弘前大学医学部、1984年卒。医学博士
卒業後、東京大学医学部産婦人科学教室助手、都立墨東病院周産期センター産婦人科医長などを経て、2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック(現 女性ライフクリニック銀座)」を開院。
二階堂さんとのフォトセッションは、お互いプライベートでも親交のあるアーティストの嶌村吉祥丸さんにご参加いただきました。 どのように今回のテーマと向き合って撮影に臨まれたのか、 アフタートークとしてお届けします。
普段から⼆階堂さんの考えていることに賛同することが多いので、彼⼥の⼈間らしさをそのまま撮りたいと考えて臨みました。
⾃分の体との対話も⼤切ですし、⾃分の⽣活につながっているということ。
当たり前のこととして捉えることが出来たら、という想いがありました。
⼆階堂さんとは動物や環境、政治のトピックスまで色々なことを話します。
⾃分は男性という性別を持ってはいるけれど、「婦⼈科検診」というテーマに同じ⼈間として、ある種当然のこととして関われるのは光栄でした。
アーティスト
嶌村吉祥丸
Kisshomaru Shimamura
東京生まれ。国内外を問わず活動し、ギャラリーのキュレーターも務める。主な個展に"Unusual Usual"(Portland, 2014)、"Inside Out"(Warsaw, 2016)、"photosynthesis"(Tokyo, 2020)など。
自分のために。大切な人のために。
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※1 NPO法人子宮頸がんを考える市民の会 https://love49.org/about_cervical_cancer
※2 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録)2018年データによる
※3 全がん協加盟施設 生存率共同調査(10年生存率(2005-2008年診断症例))
※4 参照 Japan Medical Association. https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/data/japan/
※5 参考 女性ライフクリニック 対馬ルリ子医師コメントより https://w-wellness.com/