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生理せいり(月経)げっけいのときはこんな手あてをします

生理になったら、洋服ようふく下着したぎをよごさないように、「ナプキン」というものをあてて、「生理用ショーツ」をはきます。経血は、おしっこの出るところとうんちの出るところのあいだにあるちつから出てくるので、そこにナプキンをあてます。

ナプキンの 使つかかた

ナプキンをふくろから出す。

テープのついているほうをショーツにあてて、よくおさえる。羽つきの場合は、ショーツをくるむようにして、羽を反対側へ折り返す。

ショーツごとひき上げて、ナプキンがからだにフィットしているかどうか、たしかめる。

手はいつも清潔に!と、女の子が話しているイメージ。

ナプキンはトイレに行くたびとりかえましょう

ナプキンは、だいたい1日5~6回くらい、トイレに行くたびにとりかえます。でも、経血(りょう)が多いときは、もっとこまめにかえたほうがよいでしょう。学校では、授業じゅぎょうがおわるごとにかえておけば安心あんしんですね。

量が少なくなっても、同じナプキンは長い時間使わないようにしましょう。
不衛生ふえいせいになるし、かぶれることがあります。

ナプキンのすてかた

経血のついているほうを内側うちがわにして小さくたたむ。

ナプキンの袋やトイレットペーパーにつつむ。

そなえつけの容器ようきにすてる。

外出先で容器がないときは自宅に持ち帰ろうね。と、女の子が話しているイメージ。

生理(せいり)のときのエチケット

ナプキンや生理(せいり)(よう)ショーツは、いつもきまったところに。

ナプキンは、トイレにながさない。
水洗すいせんトイレに流すと、排水管はいすいかんがつまって水があふれることがあります。ぜったいに流さないで。

トイレはきれいに!
トイレから出るときは、まわりをよごしていないか、たしかめて。

下着や生理用ショーツのお洗(せん)たくは、自分(じぶん)で。
洗い方
よごれたら、早めに洗ってね。経血は、お湯で洗うとかたまって落ちにくくなるので、かならず水かぬるま湯で。

気持ちよくすごす工夫くふうがいっぱい

生理のとき使(つか)うナプキンは、紙でできているように見えますが、ティッシュなどとは、ぜんぜんちがうものです。
ナプキンには、「吸収体きゅうしゅうたい」というものが入っていて、経血をしっかりいとってくれます。吸収体は、下から防水ぼうすいシートで包まれているので、経血が下にモレません。また、表面ひょうめんは、下着(したぎ)のように直接ちょくせつはだにふれるものなので、肌ざわりのよい素材そざいでつくられています。
ナプキンを使えば、生理中でも、ふだんと変わらない生活せいかつができます。

ナプキンのしくみ

  • ナプキンの断面図のイメージ。

  • 表面材ひょうめんざい
    ナプキンの表面をおおってる素材そざい

    吸収体きゅうしゅうたい
    経血を吸収する素材。わたのようなパルプや紙と、高分子吸収体こうぶんしきゅうしゅうたいというものからできている。

    だからモレない!と、女の子が話しているイメージ。

    ズレ止めテープ
    ナプキンがズレないように、ショーツにつける。

    防水ぼうすい
    水分を通さないシート。

高分子吸収体こうぶんしきゅうしゅうたい

ナプキンの吸収体のなかには、「高分子吸収体ポリマー」というこなが入っています。
高分子吸収体は、自分(じぶん)の重さの200倍以上もの水分を吸収して、ゼリーのようにかためるふしぎな性質せいしつをもっています。そのため、1度吸収された経血は、しみ出たりしないのです。

高分子吸収体(ポリマー)のイメージ。

じょうずに使(つか)い分けましょう

ナプキンには、たくさんの種類しゅるいがあります。経血のりょうや使う日の行動こうどうなどにあわせて使い分けると便利べんりです。たとえば体育のときは、ショーツにしっかり固定こていできる羽がついているタイプ、よるには大きい夜用よるようサイズ、というふうに。修学旅行など、とくに心配な夜には、はくショーツタイプもありますよ。
いろいろためして、自分じぶんにあうものをえらんでね。

(ひる)(よう)

●羽なし
基本の形。

羽なしのイメージ。

羽なしのイメージ。

羽なしのイメージ。

●羽つき
羽でショーツにしっかり固定できる。

羽つきのイメージ。

羽つきのイメージ。

羽つきのイメージ。

状況に合わせたナプキンのおすすめのサイズ表。量が少ないときは、軽い日用の17cmがおすすめ。ふつうのときや少し多いときは、基本サイズの20.5cmからがおすすめ。量が多いときや、授業が長引くときは、多い昼用の22.5cmから、特に多い昼用の24から25cm、昼夜兼用の30cmがおすすめ。

状況に合わせたナプキンのおすすめのサイズ表。量が少ないときは、軽い日用の17cmがおすすめ。ふつうのときや少し多いときは、基本サイズの20.5cmからがおすすめ。量が多いときや、授業が長引くときは、多い昼用の22.5cmから、特に多い昼用の24から25cm、昼夜兼用の30cmがおすすめ。

状況に合わせたナプキンのおすすめのサイズ表。量が少ないときは、軽い日用の17cmがおすすめ。ふつうのときや少し多いときは、基本サイズの20.5cmからがおすすめ。量が多いときや、授業が長引くときは、多い昼用の22.5cmから、特に多い昼用の24から25cm、昼夜兼用の30cmがおすすめ。

(よる)(よう)

●立体的な形
立体ギャザーやパワフルな吸収(きゅうしゅう)(たい)が、からだにフィットして、しっかりモレをふせぐ。

立体的な形のイメージ。

●ショーツタイプ
はくナプキン。特に心配な夜などに便利(べんり)

ショーツタイプのイメージ。

状況に合わせたナプキンのおすすめのサイズ表。モレが気になる夜は、多い夜用の27から30cmがおすすめ。絶対モレたくない夜は、特に多い夜用の34から40cmがおすすめ。

状況に合わせたナプキンのおすすめのサイズ表。モレが気になる夜は、多い夜用の27から30cmがおすすめ。絶対モレたくない夜は、特に多い夜用の34から40cmがおすすめ。

状況に合わせたナプキンのおすすめのサイズ表。モレが気になる夜は、多い夜用の27から30cmがおすすめ。絶対モレたくない夜は、特に多い夜用の34から40cmがおすすめ。

10歳くらいになったら、いつ初経がきてもいいように、次のような「生理用品」を準備しておきましょう。

ナプキン

生理のとき、洋服(ようふく)下着(したぎ)をよごさないように使(つか)うものです。ショーツにつけて、経血を吸収きゅうしゅうさせます。よいナプキンを選んで、生理中も快適かいてきにすごしたいですね。

生理(せいり)(よう)ショーツ

ナプキンをしっかり固定こていできる、専用せんようのショーツ。モレたり、ムレたりせずに、よごれも落としやすいので便利べんりです。夜用よるようなど、いろいろなタイプもあります。3~4枚用意よういするとよいでしょう。

カレンダー

自分(じぶん)のリズムを知るために、生理の日にしるしをつける習慣しゅうかんをつけましょう。

ポーチ

ナプキンが5~6コ入れば、だいじょうぶ。っているのがたのしくなるような、きなデザインをえらびましょう。

自分(じぶん)でつくる ハンカチ風 ナプキン入れ

たたんだハンカチにしか見えないから、トイレに持っていくときも目立ちません。2~3枚つくって、それぞれにナプキンを入れておくと、1日分持ち歩けますね。

作り方

ハンカチ風ナプキン入れの作り方のイメージ。 1、ハンカチを3分の1折りたたみ、ポケットになるよう端を縫う。ナプキンが3枚入るように3等分した箇所も縫う。 2、3つのポケットにナプキンを入れる。 3、3分の1余りを折って被せ、ナプキンが重なるように左右のナプキンを中央に折りたためばできあがり。

ハンカチ風ナプキン入れの作り方のイメージ。 1、ハンカチを3分の1折りたたみ、ポケットになるよう端を縫う。ナプキンが3枚入るように3等分した箇所も縫う。 2、3つのポケットにナプキンを入れる。 3、3分の1余りを折って被せ、ナプキンが重なるように左右のナプキンを中央に折りたためばできあがり。

ハンカチ風ナプキン入れの作り方のイメージ。 1、ハンカチを3分の1折りたたみ、ポケットになるよう端を縫う。ナプキンが3枚入るように3等分した箇所も縫う。 2、3つのポケットにナプキンを入れる。 3、3分の1余りを折って被せ、ナプキンが重なるように左右のナプキンを中央に折りたためばできあがり。

『セイリの味方スーパームーン ~生理なんでもハンドブック~』(偕成社)
作・絵:高橋由為子

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