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ロリエ

女性の病気シリーズ(2)
卵巣の病気

卵巣Q&A

卵巣のしくみと働き

主な卵巣の病気

卵巣炎

卵巣腫瘍

卵巣がん

分野別テーマ 一覧
用語解説 参考文献

監修/

河野産婦人科クリニック院長
河野美代子先生
プロフィール

 
01
卵巣Q&A

Q.卵巣の病気には、どんな症状があるの?

A.卵巣の病気は急性の卵巣炎などでないかぎり、ほとんど自覚症状がありません。病気が進行して、腫瘍がかなり大きくなって、はじめて異変を感じるというのがほとんどです。
 卵巣はもともとウズラの卵ほどの大きさ。腫瘍がこぶしほどの大きさになると、周囲の臓器や血管を圧迫して、便秘や頻尿、下腹部痛などが起こります。また、腫瘍が大きくなると、わき腹などにしこりを見つけることも。ぽっこりとおなかだけがふくらんでくる、というのも症状の一つです。
 いつもおなかが張っている感じがしたり、腰痛が治らないなどの不快感、違和感がある場合も、卵巣の病気が考えられます。
 卵巣の病気で強い症状が出るのは、急性の卵管炎、卵巣炎、あるいは腫瘍がおなかの中で回転してしまって起こる茎捻転(けいねんてん)の場合。激しい腹痛や嘔吐、40度もの高熱を出すなどの症状が起こります。とくに茎捻転の場合、ひどいときには意識不明の重体になることも。盲腸や腹膜炎だと思って病院に運び込まれてから、卵巣の病気が発覚するということも珍しくありません。
 また、悪性の腫瘍の場合は、進行すると腹水がたまり、膨満感や不正出血、おりものの量が異常に増えるなどの症状も起こります。

Q.卵巣の腫瘍に髪の毛ができることがあるって、ほんと?

A.本当です。といっても、それは卵巣嚢腫(のうしゅ)の中の「皮様(ひよう)嚢腫」という特異な腫瘍に見られるもの。嚢腫の中にドロドロとした脂肪分に混じって髪の毛や歯、筋肉などが含まれていることがあります。
 原因は不明ですが、卵子と卵子の自家受精ではないかと言われています。

Q.卵巣を取ったら妊娠できない?

A.卵巣は腎臓と同じように、左右に一つずつあります。片方の卵巣を摘出しても、もう片方の卵巣が正常に残されていれば妊娠が可能です。
 でも、卵巣が一つになったら、「妊娠の可能性が半分になるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。残ったほうの卵巣がしっかり働いてくれるので、月経や妊娠の可能性は二つあったときと変わらないのです。
 また、たとえ残ったほうの卵巣を摘出することになった場合でも、病巣部分だけを取り除き、米粒程度でも卵巣の一部を残す手術をすれば、妊娠の可能性があります。
 両方の卵巣を全部摘出してしまった場合は、卵子のもととなる原始卵胞がなくなってしまうため、妊娠はできなくなります。

Q.卵巣を取ると男性化するの?

A.卵巣は2つあるので、1つだけを摘出しても、その働きは変わりません。でも、卵巣を2つとも摘出してしまった場合は、卵巣から分泌されていた女性ホルモンがストップしてしまうため、ホルモンバランスがくずれることになります。
 そのため、ちょうど更年期障害のような症状があらわれます。のぼせや発汗、動悸などのほか、イライラしたり、ウツ状態になるなど、症状もさまざま。でも、男性になることはありません。

Q.10代でも卵巣がんになることがある?

A.あります。卵巣がんは、もともと欧米人に多いがんと言われてきましたが、日本人女性の間でも増加しています。
 多く見られるのは40~60代ですが、ほかのがんと違って、10代から70代以上の高齢の女性まで幅広く発生するという点が、卵巣がんの一つの特徴にもなっています。

010203  |

 

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