軽い尿もれについて

軽い尿もれチェック

CHECK! こんなあなたは要注意

若い女性の中には、「尿もれはお年寄りの病気」と思っている人も多いようです。でも、何かの拍子に、ちょっと尿がモレる軽い尿失禁は、若い女性にも決して珍しいものではありません。あなたの「ちょこっとモレ」危険度をチェックしてみましょう。

CHECK!
□ 出産経験がある
□ 生活が不規則だ
□ 疲れがたまっている
□ ふだんからトイレが近い
□ ストレスがたまっている
□ 太り気味である
□ ふだんから便秘がちなほうだ
□ 水分をあまり取らない
□ 運動はほとんどしていない

あてはまる項目が多かった人は、要注意です。これまで経験がなくても、油断はできません。

尿もれとは

では実際に、どれくらいの人が「ちょこっとモレ」を経験しているのでしょうか。30~70代女性にアンケートを行いました。


アンケート概要

●対象者・・・・2017年実施の花王調査 30~79歳の女性
●回答者・・・・642名

Q.軽い尿もれ(ちょこっとモレ)の経験はありますか? N=642名

現在「尿漏れ」がある31.9% 今までに「尿漏れ」の経験はない35.5% 現在はないが、過去に「尿漏れ」の経験がある32.6%

現在「尿漏れ」がある31.9% 今までに「尿漏れ」の経験はない35.5% 現在はないが、過去に「尿漏れ」の経験がある32.6%

現在「尿漏れ」がある31.9% 今までに「尿漏れ」の経験はない35.5% 現在はないが、過去に「尿漏れ」の経験がある32.6%

過去の経験も合わせると、約64%が「ちょこっとモレ」経験者に。20代の若い女性も例外ではありません。意外と多いと思いませんか?

Q.どんなときに軽い尿もれがありますか(ありましたか)?(複数回答) N=205名

咳やくしゃみをしたとき80.5% 笑ったとき7.3% 重い荷物を持ったとき12.2% スポーツをしているとき/子どもと遊んでいるとき/走ったとき22.9% 階段を昇り降りしているとき0.5% 急に立ち上がったとき3.9% 歩いているとき2.0% トイレに行きたいと思ったとき49.8% 冷たい水を触ったとき6.8% 寒いと感じたとき2.4% 生理の始める前の数日間2.4% 残尿感を感じたとき9.3% 夜寝ているとき1.5% その他4.4%

咳やくしゃみをしたとき80.5% 笑ったとき7.3% 重い荷物を持ったとき12.2% スポーツをしているとき/子どもと遊んでいるとき/走ったとき22.9% 階段を昇り降りしているとき0.5% 急に立ち上がったとき3.9% 歩いているとき2.0% トイレに行きたいと思ったとき49.8% 冷たい水を触ったとき6.8% 寒いと感じたとき2.4% 生理の始める前の数日間2.4% 残尿感を感じたとき9.3% 夜寝ているとき1.5% その他4.4%

咳やくしゃみをしたとき80.5% 笑ったとき7.3% 重い荷物を持ったとき12.2% スポーツをしているとき/子どもと遊んでいるとき/走ったとき22.9% 階段を昇り降りしているとき0.5% 急に立ち上がったとき3.9% 歩いているとき2.0% トイレに行きたいと思ったとき49.8% 冷たい水を触ったとき6.8% 寒いと感じたとき2.4% 生理の始める前の数日間2.4% 残尿感を感じたとき9.3% 夜寝ているとき1.5% その他4.4%

圧倒的に多いのが「咳やくしゃみをしたとき」。8割以上の人が経験しているようです。せきやくしゃみは、瞬間的にかなりの力がおなかにかかるため、その拍子に「ちょこっとモレ」しやすくなるんですね。

Q.軽い尿もれが起こるようになったきっかけは?(複数回答) N=414名

妊娠16.4% 出産19.3% 加齢32.9% 肥満・体重増加3.1% 子宮筋腫や子宮内膜症などの病気1.7% その他11.6% 原因はよくわからない14% 不明1.0%

妊娠16.4% 出産19.3% 加齢32.9% 肥満・体重増加3.1% 子宮筋腫や子宮内膜症などの病気1.7% その他11.6% 原因はよくわからない14% 不明1.0%

妊娠16.4% 出産19.3% 加齢32.9% 肥満・体重増加3.1% 子宮筋腫や子宮内膜症などの病気1.7% その他11.6% 原因はよくわからない14% 不明1.0%

もっとも多かったのが加齢とともに軽い尿もれを起こすようになったとの回答。次いで出産や妊娠がきっかけになった人も多いようです。でも、きっかけが「わからない」と答えた人も僅差で続きます。「ちょこっとモレ」は、ストレスや便秘など、ちょっとした生活習慣の乱れから発生することもあります。思った以上に、私たち女性に身近なトラブルなのかもしれません。


排尿のしくみ

ここで、排尿までのプロセスを見てみましょう。尿は腎臓でつくられ、尿管を通って膀胱にためられます。膀胱の容量は500ml程度ですが、300~400mlの尿がたまると尿意を覚えます。そこで、トイレに行くわけですが、ここで排尿できる状態が整って、はじめて脳から「尿を出すように」という指令が出されます。
これが通常の排尿プロセスで、尿意を感じても、トイレに行くまでは尿が出ないように、脳によってコントロールされているのです。このコントロールができなくなると、尿がモレてしまいます。
膀胱に尿がたまっても、モレないようにできるのは、尿道のまわりにある「尿道括約筋」や「骨盤底筋」という筋肉が縮んで、尿をせき止めているからです。排尿するときには、これらの筋肉がゆるんで尿道が開くとともに、膀胱が収縮して尿を押し出すため、尿がスムーズに排出されるわけです。

尿がたまっているとき 膀胱がふくらむ 尿道が閉じている 尿道括約筋や骨盤底筋が縮む 排尿するとき 膀胱が収縮する 尿道が開く 尿道括約筋や骨盤底筋がゆるむ

尿がたまっているとき 膀胱がふくらむ 尿道が閉じている 尿道括約筋や骨盤底筋が縮む 排尿するとき 膀胱が収縮する 尿道が開く 尿道括約筋や骨盤底筋がゆるむ

尿がたまっているとき 膀胱がふくらむ 尿道が閉じている 尿道括約筋や骨盤底筋が縮む 排尿するとき 膀胱が収縮する 尿道が開く 尿道括約筋や骨盤底筋がゆるむ


“ちょこっとモレ”が女性に多い理由

もともと女性のからだは男性と較べて尿がモレやすい構造なのです。
というのは、尿道の形や長さが男性と女性では大きく違っているからです。男性の尿道は長さが約20cm、S字状をしており、周囲の組織によって固定されています。
一方、女性の尿道は、長さが3~4cmしかなく、形状もまっすぐにできています。そのうえ、尿道の周囲にある「骨盤底筋」は、出産によって伸びて弱くなってしまうことが多いのです。また、妊娠中は、子宮が膀胱を圧迫するため、トイレが近くなったり、尿がモレやすくなったりするケースも少なくありません。

女性の泌尿器  直腸 子宮 膀胱 恥骨 尿道 骨盤底筋群 膣

尿もれのいろいろなタイプ

尿もれは、原因によっていくつかのタイプに分けられます。ここでは、主なタイプの症状や原因、治療法を紹介します。症状が重い場合は、婦人科か泌尿器科を受診しましょう。


腹圧性尿失禁

[症状]
くしゃみやせきをする、笑う、スポーツをする、重いものを持ち上げるなど、おなかに力がかかったときに、尿がモレてしまうタイプ。女性の尿もれは、ほとんどがこの腹圧性尿失禁か、次の切迫性尿失禁との混合型です。

[原因]
腹圧性尿失禁は、出産、老化、肥満、運動不足、慢性の便秘などが原因で、尿道を支えている骨盤底筋や尿道括約筋が弱くなったために起こります。その結果、おなかに力がかかって膀胱が押されても、尿道がきちんと締まらないため、尿がモレてしまうのです。

[治療]
症状が軽い場合は、骨盤底筋体操(「さらピュアのブランドサイト」参照)を行うと効果的です。重症の場合は、尿道の抵抗を強くするための手術を行うこともあります。


切迫性尿失禁

[症状]
尿意を感じると、トイレに行くまでがまんできずに、尿がモレてしまうタイプの尿失禁です。すぐトイレに行っても、下着を下ろしている間にモレてしまうこともあります。

[原因]
尿意を感じても、ふつうはトイレに行くまで尿が出ないように脳がコントロールしています。ところが、切迫性尿失禁の場合は、このコントロールがうまく機能せず、膀胱が勝手に収縮してしまうために、トイレが間に合わないのです。脳卒中などの後遺症として起こることが多く、男性の場合は前立腺肥大症が原因になることがありますが、女性の場合は原因がはっきりしないケースも多く見られます。

[治療]
膀胱が勝手に収縮しないようにする薬を服用するのが一般的です。


膀胱炎などによる頻尿

[症状]
私たちがトイレに行く頻度は、ふつう1日に5~6回程度。頻尿とは、1日に10回以上、トイレに行くケースを指します。
頻尿は失禁とは異なるものですが、頻尿の人は、時や場所を選ばず頻繁に尿意をもよおすため、結果的にトイレが間に合わなくて、「ちょこっとモレ」してしまうことがあります。また、尿もれの場合、頻尿をともなうケースが少なくありません。

[原因]
頻尿の原因はいろいろありますが、女性に多いのが膀胱炎によるものです。膀胱炎とは、大腸菌などの細菌による感染で膀胱が炎症を起こす病気。そのため膀胱の粘膜が刺激されて、尿が少したまっただけでもすぐ出したくなってしまうのです。
そのほか、神経性頻尿といって、膀胱などには異常がないのに、ストレスによってトイレが近くなるケースもかなり多く見られます。この場合は、寝ているときや何かに夢中になっているとき、リラックスしているときなどはトイレに行きたくならないのが特徴です。

[治療]
原因に応じた治療が行われます。膀胱炎の場合は、抗生物質などによる治療が中心です。また、細菌を洗い流すために、水分をたくさんとることも大切なポイントです。


機能性尿失禁

[症状と原因]
膀胱や尿道などには異常がないのですが、運動機能に障害があるために、トイレで排尿するのが間に合わず、尿がモレてしまうケースです。からだが不自由なお年寄りなどによく見られます。

[治療]
運動機能を高めるためにリハビリを行ったり、排尿しやすいようにベッドの種類やトイレの位置を工夫したりします。


その他の尿もれ

●反射性尿失禁
膀胱に尿がたまっても、排尿をコントロールできず、反射的に尿が出てしまうケース。脊髄損傷など、脊髄の病気によって起こることが多い尿失禁です。

●溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
排尿がうまくいかないために、膀胱から尿があふれて、少しずつモレてしまうタイプの尿失禁。男性の場合は前立腺肥大症、女性の場合は子宮がんの手術後などに多く起こります。

セルフケア

軽い尿もれ経験者に、セルフケア方法を聞いてみました。

Q.軽いモレに、どのような対処をしていますか?(2017年花王調査 30~78歳の女性対象、複数回答) N=158人

ティッシュペーパー、トイレットペーパー14.6% パンティーライナー、おりもの専用シート(香りなし)34.8% パンティーライナー(香りつき)29.1% 生理用専用ナプキン(羽なし)18.4% 生理用専用ナプキン(羽つき)12%  尿漏れ専用パッド、ナプキン、ライナー(下着につけて使う)33.5% 大人用おむつの尿とりパッド(おむつに入れて使う)0.6% 大人用おむつのパンツタイプ0.6% 布製の失禁パンツ3.2% 特に何もしていない8.2%

ティッシュペーパー、トイレットペーパー14.6% パンティーライナー、おりもの専用シート(香りなし)34.8% パンティーライナー(香りつき)29.1% 生理用専用ナプキン(羽なし)18.4% 生理用専用ナプキン(羽つき)12%  尿漏れ専用パッド、ナプキン、ライナー(下着につけて使う)33.5% 大人用おむつの尿とりパッド(おむつに入れて使う)0.6% 大人用おむつのパンツタイプ0.6% 布製の失禁パンツ3.2% 特に何もしていない8.2%

ティッシュペーパー、トイレットペーパー14.6% パンティーライナー、おりもの専用シート(香りなし)34.8% パンティーライナー(香りつき)29.1% 生理用専用ナプキン(羽なし)18.4% 生理用専用ナプキン(羽つき)12%  尿漏れ専用パッド、ナプキン、ライナー(下着につけて使う)33.5% 大人用おむつの尿とりパッド(おむつに入れて使う)0.6% 大人用おむつのパンツタイプ0.6% 布製の失禁パンツ3.2% 特に何もしていない8.2%

おりもの用のパンティライナーで代用している人が多いものの、尿もれ専用のパッドやライナーを使っている人も増えてきています。 
安心して気持ちよく過ごすためには、水分も吸収できる尿もれ専用のパッドやライナーがおすすめです。おりもの用のパンティライナーは、水分を吸収するポリマーが入っていないものが多く、どうしても湿っぽい感じが残ってしまいます。生理用ナプキンでもやはり、吸収できる量が少なく、においが気になることも。また、サイズが大きくてつけていて違和感があるのでは? 尿もれ専用のケア用品はサイズや肌ざわり、消臭機能のあるものなどラインナップも豊富です。自分に合ったものを選んで毎日を快適に過ごしましょう。
軽い尿もれは、日頃のセルフケアで予防、改善できるものです。セルフケアのポイントは下記のサイトにて紹介しているので、参考にしてみてください。


監修/東京大学病院 秋野なな先生

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