猫と暮らすお役立ち情報

猫の生活事典 監修山本宗伸先生(猫専門獣医師)TokyoCatSpecialists院長

猫の生活事典 監修山本宗伸先生(猫専門獣医師)TokyoCatSpecialists院長

猫の生活事典 監修山本宗伸先生(猫専門獣医師)TokyoCatSpecialists院長

猫のほめ方・叱り方

褒めるにはごほうびを

猫は犬のように社会性が強い動物ではありませんので、「偉いね〜、すごいね〜」と大げさになでても、猫は褒められて嬉しいとは感じないようです。猫が唯一ごほうびと感じるのは、やはり”おやつ”です。猫にお手やジャンプなどを教えるトレーニングにも、おやつが使われます。猫が良いことをしたら、間一髪あげずおやつをあげるのがコツです。自分の行動とごほうびがもらえることが関連していると学習してもらいましょう。

叱られても、その理由が猫にはわからない

猫は叱られてもちっとも反省しないし、知らんぷりをするという声がよく聞かれます。
しかし、なぜ猫を叱るのか、その理由を考えてみると、多くの場合は、飼い主がしてほしくないことを猫がしたときだと言えるでしょう。家具で爪をといでも、カーテンによじ登っても、棚に上ってたまたま物を落として壊したとしても、猫は自分の本能のままに行っただけであり、飼い主に迷惑をかけたとか悪いことをしたとは思っていません。猫は自分で判断してすべてよかれと思って行動しているので、その行動についてほめられたり叱られたりしても意味をあまり理解しないのです。だから、ごほうびやほめ言葉もあまり効果はありません。

大きな声で叱られるのは苦手

猫を大声でガミガミ叱ったり叩いたりするのは、ほとんど意味のない行為です。怒鳴られれば、猫は攻撃されていると思うだけで、叱った人を自分にとって危険人物と判断し、避けるようになってしまいます。飼い主が叱っているときに、猫がそっぽを向いたり、逃げてしまったりすることがありますが、これは決して無視しているのではなくて、不安や恐怖から必死で逃れようとしているのです。

「天罰」で困った行動をやめさせる

しかし、飼い主にとってしてほしくないことを、猫がするときだってあります。そんなときは、叱るのではなく「天罰」を与える方法が効果的です。これは、猫が「してほしくないこと」をしようとした瞬間やしている最中に、一時的に驚かせてその行動を中断させることです。天罰を何度か続けていくと、「その行動をしようとすると嫌なことが起こる」と学習し、次第にやらなくなります。
このとき、だれが天罰を与えているのかを絶対に猫に悟られないようにすることが重要です。飼い主がやっていることがわかってしまうと、その人を避けたり、隠れてするようになるからです。猫への天罰には次のような方法があります。

<霧吹き>
猫は体が濡れることを嫌います。カーペットやカーテンで爪をとごうとしたときは、後ろから霧吹きや水鉄砲などで水をかけると効果的。
 
<空き缶やお手玉>
行動を起こそうとしているときに、猫の近くにお手玉や小石の入った空き缶を投げて驚かせます。
 
<鳴り物>
猫がしてはいけないことをしようとした瞬間に、「あ!」っと大きな声を出したり、「パン」と手を叩いたりして驚かせます。
 

監修:山本宗伸先生(猫専門獣医師)

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