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猫に関するよくあるご質問

 

生活全般

外に出られないストレス

1年ほど前から、わが家に野良猫が遊びに来ていて、かわいいので、えさをあげていました。数週間前、ぐったりとした様子でいるのを見つけたので、保護して、翌日、動物病院へ連れていきました。単なる風邪と思っていたのに、糖尿病や感染症などを併発していました。もともと、すい臓が悪かったらしいです。えさをあげたこと、保護したこと、病院に連れていったことなど、何かの縁だと思い、家で飼うことにしました。すい臓が悪いので、1日2回インシュリンの注射を打ち、えさも糖尿病用のえさを、主治医の先生の教えどおり、与えています。しかし、もとは野良猫なので、外が恋しいらしく、窓の外ばかり眺め、鳴きつづけることが多いのです。かわいそうだとは思うのですが、もし外に出して、戻ってこなければ、死んでしまうし、どこかでえさをもらうだけでも、猫は体調を崩してしまいます。先日は、窓を自分で開けて、外に出ていました。すぐに見つけたので、無事でしたが・・・。ストレスのせいか、うんちをトイレ以外でするようにもなってきています。この子のストレスを解消させてあげる、いい方法はないでしょうか。外に出してあげられないのが心苦しく、助けないほうが幸せだったのかなと思うこともあります。(東京都江戸川区 みきっぺさん)

ストレスを解消するために

 外に出してあげられないことで、猫がストレスを感じているのではないかと悩んでおられるようですね。確かに、今まで外で自由に歩き回っていたのが、急に室内だけというように環境が変わったわけですから、多少のストレスはあると思います。でも、愛猫はもう屋外では生きていくことはできないわけですから、家の中でより快適に過ごせるように考えてあげる方がよいと思います。運動不足を解消するために、動くオモチャを与えたり、たくさん遊んだりしてあげてください。また、安心できる隠れ場所を作ってあげることも大切です。

トイレ以外での排泄を直すには

 トイレ以外での排泄にもお悩みのようですが、その原因は、多くの場合、トイレの周囲にあると言われています。まずは、家にあるトイレをチェックしてみましょう。

1.トイレの数は足りていますか?

多頭飼育の場合は、猫の数プラスαのトイレが必要になります。また外を自由に歩き回る猫は、トイレをひとつに決めているわけではなく、広い場所のあちこちで排泄しますので、トイレ自体を増やす必要があるかもしれません。

2.トイレの中は清潔ですか?

トイレの中が汚れていると、猫はその場所の使用を嫌がる可能性が高くなります。お掃除の回数を増やすだけで問題が減ることもあります。

3.砂のタイプは?

通常、猫は柔らかい砂状の場所を掘って排泄します。猫によってトイレの素材の好みがありますので、数種類用意して、猫に選ばせるのもひとつの方法です。ただし、特定のトイレでするようになったら素材は変えない方がよいでしょう。

4.場所は適切ですか?

寝床のすぐ側、食餌の場所、人の出入りの激しい場所はトイレの場所としては不向きです。このような場所にあるトイレは使用を嫌がります。

5.大きさは十分ですか?

トイレの大きさが不十分だと、猫自身はきちんとトイレの中で排泄しているのに、排泄物が外に出てしまうこともあります。猫の身体に合ったトイレを用意してあげましょう。

それでも改善がみられないときは?

 上記の点に気をつけるだけで、不適切な排泄が改善されるケースも多くあります。それでも改善がみられない場合は、次の2つの可能性も探ってみましょう。

1.トイレでの排泄を学習していない

はじめから、トイレでしたり、しなかったりしている場合は、トイレで排泄すること自体を覚えていないのかもしれません。とくに幼年期を野良で過ごしてきた猫は、トイレの箱を排泄場所と認識していない可能性があります。この場合はトイレの再しつけが必要です。寝床以外の場所を砂(トイレ用の素材)で覆った囲いに入れておきます。すると、砂の上で排泄せざるを得なくなるので、砂=排泄というつながりが形成されやすくなります。それから、徐々に砂で覆ったスペースを狭くしていきます。砂で覆わなくなったところに、ごはんを置くのもいいでしょう。最終的には側面の低いトレーに砂を入れ、後で適切な容器に変えます。

2.マーキング

猫は、糞便によるマーキングは行わないとされていますが、縄張りの境界線付近においては、便を隠さないで放置します。「ミドニング」と呼ばれるこの行為は、屋内ではほとんど行わないそうですが、行うときは、ドアの近くや家族の通り道、ベッドや椅子の上など、猫にとって意味のある場所で行うようです。ミドニングを直すのは非常にむずかしいのですが、少しでも改善するためには、猫が安全だと感じてくつろげる場所を作ってあげることが必要です。

 以上、いろいろ述べましたが、糖尿病にかかっていたことを考えると、元々の野良猫ではなかったのかもしれませんし、助けない方が幸せだったなんてことはないと思います。せっかく縁合って助けた命です。お互いが快適に過ごせるように工夫して見てください。

(回答:ACプラザ苅谷動物病院 市川橋病院 獣医助手 大石 節子さん)
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