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猫のよくあるご相談

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Q

猫のかみつき癖が直らない

2カ月のオス猫です。人の足にかみついて離れなくて困っています。本には、「兄弟で遊ぶうちにわかる」と書いてあったのですが。
(鹿児島県国分市 Y.Tさん)

A 専門家からの回答


かみつく状況から、まず原因を探ってみて

猫のかみつき癖に対処するには、どのような状況でかみつくのかをよく観察して「攻撃のタイプ」を明らかにすることが大切です。行動学のMoyer先生の分類では、攻撃のタイプは次のような6つに分類されています。 

●支配性が関連しているもの
●縄ばり(テリトリー)意識からくるもの
●痛みから誘発されるもの
●恐怖から誘発されるもの
●母性本能からくるもの
●捕食性(獲物をハンティングする本能)からくるもの  
 
ご質問の場合は、動いているものに興味を持って飛びついてくるようなので、捕食性や支配性、テリトリー性からきている可能性が高いと思います。足に飛びつくとき、猫が獲物を狙うときのように体を低くしてお尻を振り、ネズミを追うように飛んでくるのであれば、捕食性が強く疑われます。ある一定の場所を通るときにかみつくのであれば、縄ばり意識が関与しています。  
 
食べ物を触ろうとしたらうなる、なですぎるとかむ、寝ているときに攻撃して、自分に注目させようとするなどの行動が見られることもあります。
 

注意をそらせたり、驚かせたりするのが効果的。

攻撃のタイプによって、対策は異なりますが、いずれにしても、猫は犬とは違い、叱っても学習効果がありません。かみつきをやめさせるには、猫の気をそらしたり、驚かせたりするのが効果的です。  
かみつき行動が捕食の本能からきている場合は、攻撃を、人からおもちゃに向けさせることができます。例えば、糸でぶら下げた揺れるおもちゃなどを使って、猫の興味をそちらにそらしてみましょう。また、猫が好んで襲いかかって来る場所を通るときや、猫が興奮しすぎたときには、おもちゃを投げて、注意をそらしてもよいでしょう。  
 
猫が人の足をかんだときには、罰を与えてください。罰といっても、怒ったり、たたいたりするのではなく、水鉄砲や霧吹きで驚かします。大きな声や笛などの音を出すのも効果的。できれば、かみつかれた本人ではない第3者が隠れて行い、猫には「天罰がくだった」と思わせる方が効果があります。  
なでるとかむというケースでは、過剰な愛撫が刺激になって、その手をかんでいると考えられます。ふつうの猫でも、抱きしめられたり、なでられたりといった体の接触には、耐えられる限界があり、この限界を超えてしまうと、普通は逃げようとしますが、ときには攻撃行動にうつることもあります。どの程度愛撫するとかみつくのか知り、攻撃に先立つサインを感じたら、猫に触れないようにしましょう。また、猫への体罰は、防御的な意味での攻撃性を高めるだけですので、おやめください。 
 
(回答:元ACプラザ苅谷動物病院 統括院長 内田恵子先生)

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