原因は生理的なものの可能性も
捨てられていた猫ちゃんを病気ひとつさせず18歳まで、とても大切に育ててこられたのでしょうね。
犬でも猫でも、認知症による夜鳴きの悩みはよく耳にしますが、まずその前に、猫ちゃんが何かを要求して鳴いているとは考えられませんか? 特に理由なく鳴いていることもあるようですが、寝床が気に入らないとか、排泄の欲求があるがうまくできないとか、何か生理的な訴えがあることも多いので、愛猫が何を言いたいのかよく考えてみるのもひとつです。例えば、以前は大好きな飼主さんと一緒に寝ていたのに、足が弱ったために猫ちゃんだけが一階で眠らなければならず、昔のように二階で眠りたいと鳴いている可能性はないでしょうか。階段から落ちないような工夫をして、一度二階で夜を過ごさせてみるのはいかがですか。あれこれ考えて世話を焼いているうちに満足して眠ってくれることもあるようです。
また、認知症以外の病気の可能性もあります。高齢の猫ちゃんに多い甲状腺機能亢進症というホルモン分泌異常の病気などでもこうした症状が見られることがあります。こうした認知症以外の病気による鳴き声については過去の質問「頻繁に鳴くようになった」に対する回答をご覧下さい。
これらを除外し、純粋に認知症による夜鳴きならば、脳内ホルモンに作用する向精神薬に類する物を使用した薬物療法もありますので、かかりつけの獣医師に相談するのが良いでしょう。