再検査をおすすめします。
生後2カ月でエイズと判断されたということですが、これは検査キットの結果でエイズウイルス抗体が陽性だったということです。2カ月齢の子猫の場合、エイズウイルスに感染して、抗体が作られる場合と、親からの移行抗体の影響で検査が陽性になることがあります。そのため、子猫の場合、生後6カ月齢までは、再度検査をおすすめします。1度めの検査で陽性の場合、生後8カ月のとき、再検査をして再度陽性であれば、猫エイズに感染していると考えるべきです。
猫エイズには、3つのステージがあり、症状は、感染して4~6週間で一過性の発熱、リンパ節の腫れが見られ、その後長い潜伏期があり、体重減少、口内炎、発熱、リンパ節の腫脹、下痢が見られ、免疫力の低下する後発性免疫不全症候群といわれる時期になります。
猫エイズが発症したというのは、後発性免疫不全症候群になった場合のことを示しますので、ご相談の愛猫は、検査キットの結果でエイズウイルス抗体が陽性だったということで、猫エイズが発症しているわけではありません。
現在、鼻水、くしゃみ、下痢が見られるようですが、猫エイズ以外の風邪のウイルスでも同様の症状がみられます。子猫の場合、体調を崩すと、成猫に比べ、多くの体力を消耗するので、一度動物病院に行かれることをおすすめします。参考までですが、猫エイズの場合、慢性の発熱は2週間くらいで一度回復します。
口内炎があるときは?
猫エイズの口内炎ですが、通常の口内炎は薬での治療、抜歯という治療法がありますが、猫エイズの場合は、この治療での回復は困難です。完全な治療法はありませんが、対症療法として、痛みの抑制、栄養の供汲ェ必要となります。また、免疫力が低下しているので、他の病気を防止するため、屋外に出さない方がいいでしょう。
当初、「猫エイズに感染=死」と思われていましたが、潜伏期が長いため、発症せずに長寿をまっとうする猫もいます。ただし、猫エイズに感染すると、病気に対する抵抗力が減退したり、いろいろな病気にかかりやすくなったりしますので、日頃から健康管理には十分に気をつけてあげましょう。