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愛猫と暮らす生活事典

 

健康管理

予防接種

ワクチン接種で伝染病から愛猫を守る

 ワクチン接種は、伝染病の病原体に対する抗体を作り、免疫(抵抗力)をつけるために行います。ワクチンを接種しておけば、万が一、その病気に感染しても、発症が防げたり、軽症ですんだりします。現在、ワクチンで予防できる病気は、「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」「猫汎白血球減少症」「猫白血病ウイルス感染症」「クラミジア感染症」「猫免疫不全ウィルス感染症(猫エイズ)」の6種類があります。いずれの病気も、感染したら命を落とすこともある恐ろしい病気ばかりです。予防できる病気で愛猫を失うことがないよう、定期的に予防接種を受けさせることは、飼い主の愛情でもあります。

ワクチンがない、あるいは普及していない病気

 猫の代表的な伝染病にはほかに、ワクチンのない「猫伝染性腹膜炎」があります。また「猫免疫不全ウイルス感染症」も、近年ワクチンが認可されたとはいえ、まだ他のワクチンほど実績がなく、普及していません。どちらも発病すると完治は困難で死亡率の高い病気です。現在のところは室内飼育にするのが最善の予防策といえます。

ワクチンは定期的に受けることが大切

 ワクチンで作られる抗体は一生モノではなく、免疫も徐々に薄れているので、継続して予防接種を受けることが大切です。
 子猫の場合は、母猫からの初乳を介して母親の免疫を譲り受けます。これを「移行抗体」とよびますが、生後6~13週くらいで効果は薄れていき抵抗力が失われるので、この頃に病気にかかりやすくなります。そこで、生後50日から8週の間にまず1回目のワクチンを接種します。しかし、母親譲りの免疫がまだ残っていると十分な免疫効果を受けることができません。そこで、より確実に免疫を作るために、最初に接種した後に、2~4週間間隔で、さらに1~2回の追加接種を行います。こうして子猫のときに作られた免疫効果も時間の経過とともに薄れていくので、成猫では基本的に毎年1回の追加接種が行われます。
 ワクチンの組み合わせには「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」「猫汎白血球減少症」の3種混合ワクチンと、「猫白血病ウイルス感染症」を足した4種混合、「クラミジア感染症」を加えた5種混合、「猫カリシウィルス感染症」をさらに2種類加えた7種混合があります。猫白血病ウィルス感染症のワクチンの場合は、必ず事前に血液検査を行って、感染していないことを確認してから接種します。
 予防接種の種類や時期、接種のサイクルについては、かかりつけの獣医師とよく相談してください。

室内飼育でもワクチンは必要

 「うちは完全室内飼育で一歩も外に出さないから、ワクチンは不要」と思っている人もいるようです。しかし、なかには空気感染するものもあり、飼い主がウイルスを運んでくることも考えられます。「絶対に大丈夫」ということは誰にも言い切れないので、愛猫が伝染病にかかって後悔しないためにも、ワクチン接種をしておいたほうが安心です。

ワクチン接種後の体調も観察して

 ワクチン接種をきちんと定期的に受けることはもちろん大切ですが、愛猫の健康状態をよく観察して、必ず体調がよいときに受けてください。
 接種後は安静にし、ストレスを与えたり、激しい運動をさせないようにします。まれに、ワクチンでアレルギーを起こす猫もいます。接種直後から数時間の間に、目のまわりが赤く腫れたり、ショック症状を引き起こしたりすることがありますので、様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院へ連絡を入れて指示をあおいでください。

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