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赤ちゃんのうんち
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便秘対策は?

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赤ちゃんのうんち

4~5日出ないことはしょっちゅうです。それでも、機嫌は悪くなく、お腹の張っている感じもあまりありません。出なければ、自然にするまで待っていていいのでしょうか。
(かよっち 3カ月)

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週に1回しかうんちが出ません。うんちは硬くはなく、黒っぽく軟らかいものです。マルツエキスや糖水・果汁を飲ませていますが、週1度のペースは変わりません。綿棒浣腸をすることもあります。このままでよいのでしょうか。綿棒での刺激は、クセになりませんか?
(のん 3カ月)

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院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック
院長 川上一恵先生

医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

排便の周期には個人差が大きく、同じ月齢の赤ちゃんでも毎日するのがあたりまえの子もいれば、4~5日おきでも平気な子もいます。一般に、5日以上便が出なければ便秘が疑われますが、便は出ていなくても赤ちゃんが苦痛と感じていなければ、問題はないわけです。それを見分けるのは、機嫌や飲みっぷりなどほかの様子です。

かよっちさんの赤ちゃんのように、数日間出ないときがあっても、母乳やミルクの飲みっぷりがふだんと変わらず、機嫌もよく、待っていれば自然に排便し、便が硬くなければ心配いりません。

ただ、便秘気味でお腹が張って、おならばかり出てうんちが出ないときや、飲みっぷりが落ちてきたときは、早めに家庭でできる便秘対策を行いましょう。離乳期前の赤ちゃんなら、主に次のような対策が有効です。

粉ミルクを飲み過ぎていないかチェックする

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粉ミルクの場合、欲しがるからといって月齢に不相応な量を飲ませると、赤ちゃんの腸には過剰なカルシウムが流れ込み、便秘の原因になります。ミルクの缶には、月齢や体重ごとの目安量が書かれています。飲み過ぎていないかチェックしてみましょう。飲み過ぎの場合、適量に戻し、不足の水分は白湯や麦茶、糖水などで補いましょう。一方、母乳の場合は心配無用。好きなだけ飲ませて大丈夫です。

果汁や糖水を飲ませる

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果汁(とくに柑橘類の果汁)や糖水(砂糖を白湯で5%くらいに薄めたもの)を少量飲ませます。糖分が腸内でビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を活性化させ、腸の蠕動運動を活発にして排便を促します。

お腹や肛門のマッサージ

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下腹部を、直腸の方向に向けて「の」の字を描く要領でマッサージします。また、肛門の周辺を指で押して刺激すると便意を促すことができます。

綿棒浣腸

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綿棒の先端にオリーブ油やベビーオイルをつけ、肛門に差し入れて刺激します。便意を促すには、肛門括約筋の奥の直腸を刺激する必要があり1.5~2センチ程度挿入して「の」の字を描くようにして綿棒を動かします。

のんさんが赤ちゃんに使っているマルツエキスは、麦芽糖エキスで作られた乳児用便秘薬で、ミルクに混ぜて飲ませたり、そのままなめさせることができます。糖水と同じような作用をするので、便秘がちな赤ちゃんには用いてもよいでしょう。また、綿棒浣腸はくせにならないかと心配しておいでですが、その心配はありません。直腸付近を刺激することで、たまった便を出しやすくしているだけで、結果的には自然の排便を促しているのと変わらないからです。

  • 商品ラインナップ おむつ・おしりふき

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