赤ちゃんとママ・パパのための情報
新生児の睡眠時間は、およそ1日の65%~80%で、睡眠と覚醒を短いリズムで繰り返します。その後、徐々に目覚めている時間が増え、生後6カ月を過ぎると1日に占める睡眠時間は50%前後に減ってきます。同時に、夜はまとめて寝て、午前と午後に昼寝をするリズムに近づいてきます。1歳頃には、夜中まとめてぐっすり寝て、1日2回の昼寝で睡眠を補うというパターンになっているのが理想的です。
ただ、赤ちゃんの睡眠リズムの成長には個人差があり、みんなが同じ時期に同じような睡眠パターンをとるとは限りません。驚くほどよく寝る子もいれば、短い睡眠で足りてしまうタイプの赤ちゃんもいます。
また、睡眠リズムは単独で発達するのではなく、授乳や離乳食、運動発達や知的発達とも大きくかかわっています。ある程度決まった時間に授乳させたり離乳食を食べさせ、好奇心を十分満たすような遊びに誘い、ほどよく疲れて寝る、というリズムを作っていくことが先決なのですね。
あらかじめ睡眠時間や昼寝の時間を決めて、それを守ろうとするのではなく、その前後の生活にも目を向けていきましょう。
0~2カ月頃
まだ夜昼の区別はなく、授乳とねんねの繰り返しです。
赤ちゃんの欲求のまま、生活させていてかまいません。
3~4カ月頃
夜中の授乳が1回抜けるなどまとめて寝る時間帯が出てきます。
まだ昼寝と呼べるほど昼間の睡眠リズムは確立していないので、寝たいときは寝かせ、赤ちゃんのリズムを優先しましょう。
5~6カ月頃
夜と昼の区別が以前に増してはっきりしてきます。昼間起きているときは、散歩や声かけでしっかり覚醒させ、生活リズムにメリハリを。入浴タイムも決めて、夜寝つく時間が一定するようにもっていきます。
7~8カ月頃
夜はまとめて寝て、午前と午後に昼寝をするようなパターンになります。
1日2回の離乳食を軌道にのせ、決まった時間に食べさせるようにしましょう。
9~11カ月頃
朝・昼・夕方に離乳食を食べさせ、3回の離乳食を1日のリズムの柱にしていきます。10時頃には寝つかせ、朝は8時前後に起きるのが理想的です。
1歳過ぎから
そろそろ早寝早起きの習慣を意識して作っていきましょう。
家族の生活に巻き込んで夜更かしさせると、午前中いっぱい寝てしまうことにもなりかねません。
医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。
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夜の睡眠時間、お昼寝などそれぞれ何時頃、何時間くらいするのがいいのでしょうか?
(たばさ 4カ月)