※1 ショーツ内気候とはナプキンをつけているときのナプキンとデリケートエリアの肌の間の湿度のこと。
※2 肌ストレスとは肌に残った経血や、こすれによる不快感のこと。
デリケートエリアがジメジメしていると、肌ストレス※2が起きやすくなります。あなたのショーツ内気候は大丈夫ですか? 月経中の生活習慣などから、ジメつき危険度をチェックしてみましょう。下の項目であてはまるものはいくつありますか?
●ショーツ内気候CHECK
□ 量が多いほうだと思う
□ ムレが気になる
□ いつもガードルを着けている
□ タイトなパンツやジーンズが好き
□ モレやナプキンの浮きが心配で、月経中はぴったりしたボトムを着用している
□ 下着や生理用ショーツなど、インナーの素材にはあまり関心がない
□ 汗をよくかくほうだ
□ 月経中もスポーツを楽しんでいる
□ 長時間、座りっぱなしのことが多い
□ ナプキンはあまり頻繁に交換しない
0~3個 カラリ気候
ジメつき度はかなり低そう。でも、生理中のショーツ内の湿度の平均値は85%以上あるといわれます。とくに多い日は、気がついていなくても湿度が上がりがち。いつもカラリ気候を保つように心がけて。
4~6個 シトシト気候
かなりジメジメしています。肌ストレスの危険度もそれだけ高くなるので、月経中の生活習慣やナプキンの選び方を見直してみましょう。
7~10個 ジットリ気候
ショーツ内気候は警戒シグナルがチカチカ。いつも肌ストレスに悩まされているのでは? すぐに月経対策を全面的に改善することが必要です。
月経の悩みというと、月経痛やPMS/PMDD(月経前症候群)がクローズアップされがちです。でも、アンケート調査によると、女性が実際にもっとも悩んでいるのは、「ムレ」であることがわかりました。
月経痛が30%、PMS/PMDDが約21%なのに対し、「経血や汗、ナプキンなどによるムレを感じる」と答えた人は約40%。なんと2.5人に1人がムレに悩まされているという結果が出たのです。また、「ナプキンのこすれなどによる不快感」をあげた人も約33%に達しました。
月経中、女性を悩ませる最大の原因は、ムレやこすれなどの「肌ストレス」だったのです。
月経で悩んでいることや気になること(2004年9月花王調査より/複数回答)
20~40代女性N=500s
月経のときに起こるデリケートエリアの肌ストレスは、ショーツ内の湿度に大きな関係があります。
ナプキンを使っているとき、肌に接するナプキン内の湿度を調べてみたところ、平均85%以上という結果が出ました。これを気候の分け方にあてはめると、なんと熱帯雨林気候! 熱帯雨林の湿度は80%程度といわれますから、それを上回るジメつき度だったのです。
ところが、デリケートエリアの肌はまさにデリケート。からだのなかでもまぶた以上に角層が薄いため、ただでさえ肌ストレスを感じやすいところなのです。
月経中のようにデリケートエリアが高湿度になると、角層がふやけてしまうので肌ストレスが起こる危険度がアップ。とくに月経量が多いときは、その傾向がいっそう強くなります。一方、経血量が少ないときは、ナプキンのこすれによる肌ストレスが生じます。つまり、月経中を通じて、私たちは肌ストレスの危険にさらされているのです。
ナプキン・ショーツ内湿度
※当社従来品使用の場合(花王 生活者研究センターより/複数回答)
10~20代女性N=15s
デリケートエリアを肌ストレスから守るためには、ジメつき度を低くしてカラリ気候を保つことが大切なポイント。そのために、まず気をつけたいのが月経中の服装です。
下半身を締めつけるガードルやスパッツ、タイトなパンツやジーンズなどをはいていると、ショーツ内の湿度が高くなります。月経中はモレやナプキンの浮きを防ぐために、こうしたピッタリ系のボトムを身につけている人も多いようですが、カラリ気候にするためには、ある程度ゆとりのあるボトムを選びたいものです。
また、ボトムの素材にも気をつけて。通気性の悪いものを身に着けていると、ショーツ内のジメつき度がアップします。月経中はふだん以上に、通気性のよいボトムを選んでください。生理用ショーツは、通気性がよくてフィットするのでおすすめです。
そのほか、生活の中でジメつき度が高くなるのは、汗をかいたときや長時間座った姿勢でいるとき。こうした場合は、ナプキンをなるべくこまめに替えて、ショーツ内をカラリと保つようにしましょう。
ショーツ内気候を左右する大きなポイントがナプキン選び。カラリ気候をキープして肌ストレスを軽減するためには、通気性や吸収力が高く、肌にやさしいナプキンを選ぶことが大切です。
そんな条件を満たしているのが、『ロリエ エフ しあわせ素肌』。多い日から少ない日まで、月経期間を通してムレやこすれなどの肌ストレスを軽減するタイプのナプキンです。
監修/東京大学病院 秋野なな先生