赤ちゃんとママ・パパのための情報
下痢かどうかを判断するポイントは、ふだんのうんちと比べて明らかにゆるいこと、そして回数が次第に増えてくることです。また、下痢便は未消化のまま排泄されるので腐敗臭や酸臭をともなうことがあります。嫌なにおいが鼻をつくときも要注意です。
ふだんから軟便で、ゆるいうんちが下痢かどうかわからないときは、回数とにおいをチェック。この赤ちゃんの排便回数はわかりませんが、離乳期の赤ちゃんでは1日1~3回程度になっていることが多いはずです。それが、1日5~10回以上に増えれば明らかに下痢です。
さらに、下痢かなと不安になったときは、うんちの状態とともに赤ちゃんの全身状態もチェックしてください。いつになくぐずってばかりいないか、熱はないか、嘔吐、鼻水やせきなどその他のかぜ症状はないかをみます。ふだんと比べて多少便がゆるめでも、機嫌がよく、ほかに病的な症状がなければ、新しい食品を食べたことなどによる一時的なことかもしれません。
しかし、あやしても不機嫌に泣き続けているようなときは、ウイルス感染などによる下痢が疑われ、ますます症状が悪化する心配があります。
このように、うんちも含め“いつもと明らかに違う”ということが、心配な下痢を見分ける目安です。何かおかしいと直感したら、うんちに加えて赤ちゃんの様子を注意深く観察しましょう。
医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。
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ゆるゆるうんちしか出ないので、下痢かどうかの見きわめがむずかしくて…。どういう状態のときに下痢と判断すればよいのでしょう。
(6カ月 あいくんのママ)