消費者に新しい価値を届け、
何気ない365日をより豊かに
過ごせるように
支えていきたい
ファブリック&ホームケア事業 ファブリックケア
商学部 2005年卒業
花王の「よきモノづくり」は、技術者のみならず商品に関わるすべての人で構成されており、マーケターは花王におけるよきモノづくりの、重要なピースのひとつであると考えます。消費者ニーズと、研究開発部門が作り上げた新しい技術との架け橋となり、世の中の皆さんに「欲しい」と思っていただける商品を具現化させる役割を担っています。そして、発売後にも商品の消費者調査を重ね、拾い集めた声をさらなる商品開発へとフィードバックし、改善につなげていく、そういった絶え間なくつづく「よきモノづくりのスパイラル」を作り上げることこそ、マーケターの使命であり、またそこに何よりのやりがいがあると思います。花王の各分野のプロたちは、歩みを止めることなくよきモノづくりを探求しつづけています。そうした努力によって生み出された新しい価値の種を、「消費者が望む商品へ、いかに還元するか」、また「どんな商品にすれば、消費者の暮らしをもっと便利にする価値へと変換できるか」という課題に、私たちマーケターはいつも格闘しています。それでも、頑張れるのは、消費者の生活をもっと豊かにできるチカラが、私たちの仕事にあると信じているからだと思います。
私たちの仕事は、消費者の皆さんに、ダイレクトに喜びや驚きを提供できうる仕事だと思っています。それを強く実感したのは、私が入社7年目にマーケティング部門に異動となり、粉末の洗たく用洗剤「アタックつめかえパック」の発売を担当したときのことです。液体洗剤ではつめかえパックは主流ですが、当時、ナショナルブランドの粉末洗剤のつめかえは市場になく、粉末洗剤を愛用いただくお客様には毎回箱を購入いただくしかありませんでした。しかし、お買い物や、ご自宅でのストックにも便利で、ごみ削減にもなるつめかえを粉末洗剤からもぜひ発売したいと、つめかえやすさにとことんこだわったつめかえパックを開発し、やっと発売できることになりました。つめかえを箱に入れてから袋を切り、そのままつかっていただける新しいタイプのつめかえです。市場にはない形のつめかえでしたので、いかにお客様にこの価値をわかりやすく伝えることができるかと、テスト発売を実施し、販売部門、作成部門とパッケージや販促物などに推敲を重ね、ようやくベストな形での全国発売に至りました。すると、洗剤を使い終わるたびに、パッケージの箱をつぶす手間が省ける上、計量スプーンをムダに捨てる気兼ねからも解放されるメリットを知ったお客様から「こういう商品を待っていたの、涙が出るほど嬉しいわ。」と、喜びのお声をいただけたのです。その言葉に触れて、かえって私のほうが感激してしまいました。消費者の皆さんに、感動を提供できるということを自覚できたからこそ、今も花王のマーケターが担っている役割を果たすべく、常にピンと背筋を伸ばして仕事と向き合い続けなくてはならないと思っています。
現在、私がマーケティングを担当している「ウルトラアタックNeo」も、花王ならではの“驚きや感動”がいっぱい詰まった製品です。汚れの分解スピードは従来品の2倍になり、洗浄時間がたった5分という驚異的なパワーは、消費者の日々の生活スタイルを一変させるポテンシャルをまだまだ秘めていると思います。実際、使ってくださっているお客様から「復職前、家事との両立が不安だったけれど、遅く帰宅しても睡眠時間を削ることなく洗たくができて助かった」、「朝、子供を幼稚園へ送り出す前に洗たくを済ますことができるようになった」など、喜びの声が数多く寄せられています。
マーケターとしての想いを込めて、アタックNeoを消費者のもとへ届けるため、日々全力で取り組んでいます。「育児と仕事を両立しているお父さん、お母さんのサポートをしたい」、「多忙な毎日を送る人に少しのゆとりを届けたい」など、そこに込める想いに限りはありません。花王の商品は、人生を大きく変えるものではないかもしれません。でも1人1人の365日に寄り添い、少しずつ便利に、快適にすることができる商品だと思います。そんな商品を通して、消費者の方々の生活を豊かにするお手伝いを続けていきたいと思います。
私自身、結婚前と後では、暮らしに対する考え方が大きく変化しました。おそらく消費者の皆さんも、ライフステージによって暮らし方や生活のなかでの物事の優先順位が変わっていき、それに伴って必要な商品も、商品に求めるニーズも移っていくはずです。だから、あらゆる生活スタイルに対応した、数限りないニーズが花王製品にはあるのです。花王のマーケティングという仕事には人々の長い人生にずっと寄り添い、ニーズに応えること、それをどこまでも追求しつづける醍醐味や、自分自身のライフステージの変化にあわせて、今までとは異なる視点から実践できる奥深さがあると思います。いつか子供が生まれたら、これまでとは違った視点で商品コンセプトやコミュニケーションプランを発想できるようになるかもしれません。自分の人生とリンクしたモノづくりに魅力に感じた方がいらしたら、是非ご応募ください。
DAILY SCHEDULE
06:30 起床
07:15 通勤
08:00 出社 会社で朝食をとりながらメールチェック
売り上げ確認
09:00 研究所と商品の改良案について打合
11:00 作成部とCFについて打ち合わせ
12:30 昼食
14:00 販売に今後の施策についてプレゼン、議論
15:30 調査結果の読み込み
16:30 企画品のデザイン案オリエン資料作成
19:00 退社
20:30 買い物をして帰宅
21:00 お洗たく&夕食、自由時間
23:30 就寝
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