先輩社員が語る「よきモノづくり」

  • <事務職> マーケティング No.05

「よきモノづくり」を通じて
世界の国々の発展に貢献する、
という使命


ヒューマンヘルスケア事業 サニタリー(国際)
外国語学部 2008年卒業

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ロシア事業を私が切り開く!
国・文化・人にあわせた
緻密なマーケティング戦略を実践

いまや日本のメーカーは各社、グローバルマーケットの開拓に力を入れています。もちろん花王も例外ではなく、その一環として国際市場専任のマーケティング担当をさまざまな地域へ配置するようになりました。ベビー用紙おむつ「メリーズ」ブランドのマーケターとして、私が任されているのはロシア全土。そこを担当するのは私一人です。さらに、ロシアには花王の現地法人が設立されていないため、私が直接ロシアの販売代理店とコミュニケーションをとりながら広告戦略や販売施策の企画・実行から製品輸出の手続きまで、全てをマネジメントし、ロシアに「メリーズ」製品を広めていくよう日々努めています。様々な役割を果たさなくてはなりませんが、どんなことよりも、まずはロシアの市場や消費者を知ることが必要不可欠です。実際に現地の小売店などを見て回ったり、ロシアの出産や育児の制度について調べたり、ロシアの消費者のインタビューをすることで、日本とは異なる「お国柄」を把握することに努めました。たとえば、冬が長くて厳しいロシアでは、外出時には赤ちゃんにとても厚着をさせる一方、家の中は暖房が強く効きすぎているため赤ちゃんが汗をかきやすい環境であることがわかりました。汗をかくことはおむつかぶれの原因になるので、「冬の時期でも、通気性のいいメリーズでかぶれにくい」というコミュニケーション訴求の切り口を見つけ、実際に雑誌やWEBの広告に反映させました。このように、グローバルな競争を勝ち抜くには、現地の事情にマッチした緻密なマーケティング戦略が重要であることを実体験から学んでいます。

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「やっとメリーズに出会えた!」
という声が、私に勇気を与えてくれる

日本に比べて、ロシアにおける紙おむつの普及率は、まださほど高くありません。しかも「メリーズ」のようなプレミアムおむつは現地の普及品に対して価格が約1.5倍高く、日本の感覚以上に「高級品」というイメージを持たれています。それでも「メリーズ」はおむつカテゴリーで高い認知とシェアを獲得しており、おむつかぶれに悩まされてきたお母さん方からは「やっと出会えた。これが欲しかった。」という喜びの声が、口コミでどんどん広がっている状況です。そんな声に触れると、これまでとはまた違ったマーケターとしてのやり甲斐を噛みしめることができます。日本国内でマーケティングをしていた時は、関連部署からの手厚いサポートを受けてきましたが、現在はひとりでプロジェクトを動かし、戦略も自分で決めなければなりません。3ヵ月に1度のペースでロシアへ出張するため、スケジュールを管理するのも大変です。しかし、その苦労の向こう側に、お客さまの喜びがあると思うと、つくづくマーケティングは「よきモノが生活を豊かにする」という充実感にあふれている仕事だと実感できます。まだ花王製品の良さを知らない世界の国々へ、マーケターが果たすべき役割は、どんどん広がっているのです。

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いつまでも興味と楽しさが尽きない、
とても奥の深い仕事

ロシアでの仕事を経て、私は、マーケターとして新たなステージに立っている確かな手ごたえを感じています。花王でマーケティングを担当していると、自分が手がけた商品のパッケージやテレビCM、店頭販促物などを目にすることが日常茶飯事です。私も、マーケターになりたての頃は、それが嬉しくて仕方がありませんでした。現在ではそうした楽しさに加えて、世界にむけた「よきモノづくり」の一翼を担っている達成感も味わうことができています。たとえば、日本と同じ容量の「メリーズ」ではどうしても価格が高くなってしまうため、ロシア市場むけに少ない枚数入りの商品を、自ら企画の上、開発を進行し販売していきました。日本から遠く離れた土地のニーズをきめ細かく分析・吸収して、モノづくりのプロセスや、製品に自分なりの意見やアイデアを積極的に反映させることができる仕事は、興味が尽きることなく、やればやるほど自分が担う使命もレベルアップしていく、奥の深いものです。異国の文化を知ること、その国に受け入れられる商品を考え抜くことは簡単ではありませんが、自分をどこまでも成長させられる「花王」というフィールドの中で、毎日やり甲斐を感じながら仕事に取り組んでいます。

日用品も、暮らしの大切な「インフラ」
普及させることに社会的な意義がある

現在、ロシア以外にも新規国におけるマーケティングを任されています。ロシアにつづいて「メリーズ」を通して感動の輪を広げる、その可能性を探求しているところです。「メリーズ」などの日用品・衛生品は、道路や鉄道と同様、毎日の暮らしに欠かせない、重要な「社会インフラ」であると思っています。とりわけ花王のように、誠実にモノづくりと向き合っているメーカーの製品は、世界の人々の生活スタイルをより豊かにしていくことに必ず貢献できるはずです。単に商品を売るだけではない、もっと大きな目標を掲げたい人にとっては、花王のマーケターは、チャレンジしがいのある仕事だと思います。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


06:15 起床、朝食、身支度


07:05 通勤


08:15 出社


08:30 メールチェック・対応


09:00 調査結果まとめ


11:00 法務部と打ち合わせ


12:00 昼食



13:00 会議報告資料作成


16:00 広告代理店打ち合わせ


17:00 売上レポートまとめ・分析


19:00 退社


20:00 帰宅 夕食・リラックス・お風呂


24:00 就寝


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