先輩社員が語る「よきモノづくり」

  • <事務職> マーケティング No.06

長年多くのお客様からの
支持を受け続けるハミガキ
「クリアクリーン」の
ブランド戦略を担う


ヒューマンヘルスケア事業 オーラルケア
人文学部 2009年卒業

mk06_cut

2000万人が1年間に1000回感じる
「あ、粒々が歯の汚れを落としている!」

オーラルケア事業部に所属する私は「クリアクリーン」のマーケターとして、中期的なブランド戦略の下、製品化に向けた取り組みや商品のCM、広告、キャンペーンの立案を担っています。1990年の発売以来、約2000万人の方に愛用されている「クリアクリーン」は、歯磨き粉の製品群の中でトップクラスのユーザー数を誇る人気商品です。発売スパンが短いオーラルケア製品の中で「クリアクリーン」が多くの方に支持されている理由は、歯磨き中に顆粒が砕ける作用によって「汚れが落ちている」という確かな手ごたえを感じられる点にあります。それは同時に、「歯磨きって面倒くさいな」と思っていた方が自発的に歯磨きを楽しむようになったり、朝と夜しか歯を磨かなかった人が職場にマイ歯ブラシを用意したりするなど、オーラルケアに“体感的な楽しさ”を加味する二次的な効果も創出しました。これはまさしく、日本人の歯磨きシーンを一変させたといっても過言では無く、また「クリアクリーン」に秘められた顆粒技術や先進性には飽くなき姿勢でモノづくりに臨む花王の叡智が結集しているといえます。「一日に3回=年に約1000回使用する」製品というのは、花王が手がける数ある製品群の中でも珍しいものです。だからこそお客様にとって生活密着度が高く、製品を提供する側の私にとっても、いまや家族のように人生に密着したかけがえのないものになっています。もちろん製品づくりに深くかかわるほど苦悩や厳しさに直面することもありますし、その半面、確かなやりがいを感じる場面も多いのですが、お客様の生活にも私の人生にも密着した愛すべき「クリアクリーン」を、もっともっと多くの方に愛用していただくため、より一層魅力をブラッシュアップし、その先進技術を世界にアピールしていきたいと考えています。

_5D_1251

世界でも類を見ない、
花王独自の「顆粒」技術で
歯磨きシーンが一変

「クリアクリーン」は1990年に発売されました。当時は、オーラルケアに対する意識も今ほど成熟しておらず、1日に3回歯を磨く人もまだまだ少ない時代でした。発売以来「クリアクリーン」の顆粒は、道具(ハブラシなど)や歯みがき実態の変化に合わせて、ミクロン単位でのサイズ変更、グラム単位での砕け方の調整、成分、配合量などの改良が加えられ、進化し続けてきました。そのため花王の研究所には顆粒専属の研究者が存在するほど、その領域では競合の追随を許さない先進的な研究が展開されているのです。私はもちろん研究員に負けないほど、「クリアクリーン」の魅力に精通していると自負していますが、長く一商品に携わるということは、ある面で商品のディテールと深く向き合いすぎる弊害を持ちあわせています。そうしたリスクを払拭するため、花王の製品を担当するマーケターは、常にユーザーの皆様の声を聴く機会を設けています。特に歯磨き粉は生活の必需品であるため、ほかのマーケターに比べて、より多くの時間をお客様と接するよう心がけています。そうした取り組みを通して、長年ご愛用いただいているロイヤルユーザーをはじめとする「クリアクリーン」のユーザーの皆様のお声を拝聴しながら、独自のエッジを効かせたブランド力や強みを、今後の製品開発に活かしていきたいと思っています。何より、マーケターである私の役割は、世界でも類をみない“くだける顆粒技術”を全面に打ち出した「クリアクリーン」の在るべき姿を堅持しながら、ブランドの優位性、時代に合わせた魅力を掘り起こしていくことに尽きると思いますので、今後も「クリアクリーン」の新たな魅力をお客様とともに掘り起こし、新たなファンを獲得していきたいです。

_5D_1500

研究所、広告作成部など、
多彩なエキスパートの叡智が
結集したモノづくり

24年の歴史の中で初となるオリジナルキャラクター「くじらクリーン」が登場した「クリアクリーンKid’s」は、製品開発時にあるお母さんから「歯ブラシに乗った歯磨き粉ってクジラみたいですね」と言われた、何気ないひと言が製品開発の原点になっています。「クリアクリーンKid’s」に描かれたかわいいクジラのキャラクターは、実は起案から決定までに多くの時間を要し、また非常に反省をした思い出もあります。キャラクターの草案に確かな手応えを感じていた私は気持ちが先立ち、自分本位な仕事の進め方をしようとしてしまいました。周りの方からお叱りを受けながらも、結局は一丸となってキャラクター開発を行うことができました。発売後にお客様から「クジラくんと一緒に、息子が進んで歯磨きをするようになった」という声を頂戴したときは、心底嬉しく、感動したとともに、チームで協働することの強さを知ることとなりました。このように多彩なエキスパートと同じ目的に向かって仕事ができること、お客様に最も近いところで商品づくりにどっぷり浸れることが、花王のマーケターの最大の魅力といえます。一方で、お客様の声の代弁者であるからには、ブランド戦略に基づく広告の立案・統括から、技術、開発を含めた費用対効果など、PDCAサイクルの中で業務をスピーディにこなし、常に成果を求められる厳しさや責任も伴います。けれども、私はその厳しさを苦に感じたことはありません。それは研究所、広告作成部などの多彩なエキスパートと連携しあえるいい関係が築かれている花王ならではのモノづくりの環境の素晴らしさがあるからです。逆の見方をすれば、こうした環境なくして、お客様目線に立った高次元でのよきモノづくりは実現しないと私は考えています。

確固たる自分らしさや独自の感性を武器に
仕事の奥行き、幅、可能性を広げてほしい

入社以来オーラルケア畑一筋の私は、お客様のニーズや研究技術が日々変化していくことを身を持って知ることができました。そうした中、10年後、20年後の「歯磨き」はどうなっているのだろうとオーラルケア市場の未来を想像したとき、20年後には「クリアクリーン」が、どのようにお客様のお役に立てているかを考えたりもします。私は研究員や商品開発スタッフと、普段から未来像を語り合ったりしていますが、仕事の奥行きや幅、可能性などは、自分自身のチカラで広げていくものだと思っているので、学生のみなさんには思いもよらない発想力や好奇心をぜひ養ってほしいと思います。私も学生時代にそうした素養を身につけるため、異文化に触れられる海外に行ったりしましたが、比較的時間に余裕があり、思考が柔軟な学生時代こそ、多くの経験から“人に誇れる個性=自分らしさ”を養える時期だと思っています。是非「今」を大切に、「自分らしさ」を確立できるよう毎日を過ごしてみてください。

_5D_1526

DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


05:30 起床


07:00 通勤


08:00 出社・売上や市場シェアのチェック


08:30 メール確認・資料作成


09:00 研究所へ移動


10:00 新製品の商品像の打合せ


12:00 昼食



13:00 本社へ移動


14:00 コミュニケーション(CF)の打合せ


15:00 メール確認・資料作り


16:00 店頭施策の打合せ


17:00 調査結果のまとめ


19:00 退社


19:30 学生時代の旧友と飲み会


22:00 帰宅・家事


24:00 就寝


Page Top