グローバルな仲間と
知恵を出し合い、
もっと一人ひとりに寄り添った
"よきモノづくり"を
アジア事業 商品開発担当
Bachelor of Arts, Major in International Relations
2015年卒業
私は、事業部門内の海外アジア担当として、ヘルス&ビューティーケア事業部門アジア事業推進部に所属しています。具体的な仕事としては、各現地法人と密に連携を取りながら、事業戦略を策定し、それに基づいたアジア各市場におけるブランド戦略の遂行、現地法人と連携した事業管理(商品計画・経営数値)、商品開発サポート、消費者理解、市場理解のための調査の実施などで、花王のアジアでのグローバル展開を推進する大切な役割を担っています。アジアでの商品開発は主に、「日本発商品のアジア輸出」と「アジア独自の商品開発」に分かれ、いずれの場合も花王の"よきモノづくり"を実践し、生活者の暮らしに貢献する新たな価値を創造することがミッションです。アジアの商品開発担当は、まず海外メンバーと連携し、現地で調査を企画・実施しながら各国の生活者の意識や行動を探索、そのニーズに合った商品像を立案します。「誰のために、何に貢献する、どんな商品か」を徹底的に追求し、その商品像に合った処方、容器、デザイン、収支構造、生産場所などを関連部門と検討しながら、一つの商品を作り上げていきます。その過程で国内外のメンバーとコミュニケーションを取り、目指すべき姿を常に目線合わせすることでスムーズに商品化を進められるように調整することも非常に重要な業務のうちの一つです。国内外の多くの関連部署やメンバーと一緒に商品の具現化が推進できる商品開発担当はとてもやりがいのある仕事です。
花王では現在、日本を含むアジア9エリアでヘアケア関連の商品展開をしており、私は台湾・香港・タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナムを担当しています。配属直後から、日本のリーゼ泡カラーの大リニューアルがあり、連動してアジア市場でも更なるリーゼブランド価値向上が求められ、パッケージデザインとコミュニケーションの刷新に取り組むことになりました。私の参画時には、パッケージデザイン検討は完了していたものの、印刷や現地専用パッケージ開発など、商品化に向けての本格的な準備が始まる段階でした。まだ不慣れで、ベトナムでのブランド新規参入に取り組む中、なんとタイのへアカラー市場コロナ禍からの早期回復により、予定を前倒しての改良商品出荷が決まりました。異動直後で面識のない海外メンバーとの協業に最初はやり辛さも感じていましたが、日々彼らの懸念や意見を受け止め、案件に取り入れるなど丁寧な連携を心掛けるうちに、お互いを支えあえる信頼関係を築くことができました。その甲斐もあり、着任から4か月という短期間で複数の案件を抱えながらも、タイでの緊急出荷対応も成し遂げることができました。早くお客様に良くなった商品を届けたいという想いと、チームとして互いにサポートしあえる関係性を構築できたからこそだと思います。この経験から、多国籍で協業しながら変化に柔軟に対応する力を学ぶことができ、私自身の成長にもつながりました。
アジア担当に異動する前は、エッセンシャルの商品開発担当として、日本の生活者の皆様への提案に主に携わってきました。2022年から日本国内だけでなく、アジア横断で、しかもヘアカラーやスタイリングなどの他カテゴリーの商品まで任されることになり、仕事に対する責任感をこれまで以上に強く持つようになりました。アジアの商品開発の魅力は、さまざまな環境・文化・視点をもつ個人が、生活者の立場にたった"よきモノづくり"に向けてお互いを刺激し、成長できる環境にあることです。特に事業部門内の海外アジア商品開発担当としていくつもの国と協働する場合、各エリアの特徴を理解しながら、幅広く、かつ柔軟に対応することが求められます。ある課題に直面した時には、どのように個人として、そしてチームとして、最大限に結果を生み出せるかを考え、日々その課題解決に努めます。仕事を進めていくにあたって心掛けているのは、海外メンバー、関連部門の方々の意見にとにかく積極的に耳を傾け、ニーズや問題点を予測し、解決に向けてチームとして前進することです。
将来の目標は、海外での花王の存在感をさらに強めることです。カナダの大学に在籍していたこともあり、自分のオリジンである日本の商品を海外で展開し、世界中の人々のこころ豊かな暮らしに貢献したいと思っていました。特に消費財は、人々の生活に密接しており、人の生活を支え、意識を変えることさえできると感じています。日本、担当各エリアの力を集結し、さまざまな個人世界中の人にもっと花王のことを身近に感じてもらいたいと思っています。また一方で、日本発でなく、多様化するアジアの生活者に寄り添ったアジア独自の商品提案も加速化していきたいと考えています。仕事の範囲がグローバルに広がるにつれ、商品の機能性や品質だけでなく、その各エリアの文化・慣習を踏まえた商品提案が非常に重要になることを実感しています。まずはアジアから一人ひとりのお客様が望むライフスタイルやシーン、モノの範囲を超えた意識や体験までに寄り添った提案をしていきたいです。自分が携わったものが形になり、それが日本を超えた多くの方々の生活に変化をもたらすことのできるような仕事に携われることに、大きなやりがいを感じています。これからもグローバルな仲間と知恵を出し合い、一人でも多くの生活者のこころ豊かな暮らしに貢献できるよう尽力します。
DAILY SCHEDULE
07:00 起床
08:00 身支度
08:30 通勤
09:00 出社、1日のスケジュールとメール、チャット対応
10:00 チーム内ミーティング
11:00 会議資料作成
12:00 昼食(同期と近くのカフェへ)
13:00 デザイナーとサンプルの色確認
14:00 タイ研究所メンバーとの定例業務進捗共有会議
15:30 メール、チャット対応
16:00 マーケティングメンバーと改良予定商品の方向性議論
17:00 メールチェック、次の日やること整理
18:00 退社
19:00 帰宅
19:30 自由時間(夕食や入浴など)
21:00 趣味の時間(SNSチェックや映画鑑賞)
23:00 就寝
08:00 起床
08:30 身支度、家事
09:00 始業、1日のスケジュールとメール、チャット対応
10:00 日本国内チームとの業務進捗共有会議
11:00 台湾と改良予定商品の方向性打合せ(オンライン)
12:30 昼食、家事
13:30 海外で実施した製品調査結果の見直し、商品の表示内容検討
15:00 新商品の関連部署へのプロジェクト開始キックオフ打合せ
16:00 会議資料作成、商品化に向けた公式書類作成
17:00 メールチェック、次の日やること整理
18:00 終業
19:00 自由時間(夕食や入浴など)
21:00 趣味の時間(SNSチェックや映画鑑賞)
23:00 就寝
CHECK1
CHECK2