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  • <事務職> マーケティング・商品開発 No.04

花王の想いを込めた商品を。
「よきモノづくり」を通して

豊かな未来へ貢献したい。

ハイジーン&リビングケア事業 商品開発
生活科学部 2016年卒業

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お客様と花王の懸け橋
花王の”よきモノづくり“の実践と推進

現在、ハイジーン&リビングケア事業部 ホームケア商品開発部で、バスクリーナーの商品開発をしています。商品開発担当は、生活者の暮らしをより良くする、花王の“よきモノづくり”の実践と推進をしていく役割を担っています。そのため、「生活者の困っていることは何か」「生活者とって真によいモノは何か」ということを誰よりも考え、それを実際の商品に反映させることを大切にしています。中長期の視点で商品戦略を考え、新たに商品を発売する場合もあれば、すでに発売している商品を改良していく場合もあります。
具体的な業務内容は、消費者ニーズのリサーチや分析、ニーズに合った商品コンセプトの検討や商品の仕様の検討、試作品の使いやすさや性能のチェックといった商品発売前の業務、更には品質確認といった商品発売後の業務と、多岐にわたっています。更に、モノづくりのプロセス全体のスケジュール管理も行いますので、関連部門の方々と密に連携をとり、調整していくとことも大切な業務での一つです。

このように、生活者と花王だけでなく、花王内の各部門の懸け橋となり、お客様により喜んでいただけるモノづくりを実践・推進しています。

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商品を通して花王と自分の想いを伝える

バスマジックリンエアジェットの商品開発業務に携わったのですが、この商品は処方液や容器だけでなく、使い方までもがこれまでのバスマジックリンとは全く異なる商品だったため、チャレンジの連続でした。
共働き世帯が増え、家事に割ける時間が短くなっている中、生活者の精神的・身体的負担になっているお風呂掃除を、いかにラクにできるかということを考え、モノづくりを進めました。加えて、こだわったのは使った時の「楽しさ」です。お風呂掃除は嫌いな家事ランキングで上位に挙がるものですが、私が実家にいた頃もお風呂掃除はじゃんけんで負けた人が家事でした。そんなお風呂掃除を、「家族みんながやりたくなくなる家事にしたい」という思いで、興味を引くような見た目や楽しくなるような使用感も大切にしました。
エアジェットのモノづくりを通して感じた商品開発のやりがいは、「こうなったら喜んでもらえるはず」という自分の想いが実際に商品になり、手に取った方からの反響をいただけることです。モノづくりのプロセスは仮説と検証の繰り返しです。発売するまでに何度も調査と修正を行いますが、実際に発売するまでは、わたしたちが良いと思っているモノがお客様に同じように感じていただけるかはわかりません。発売後、「怪我をしていて掃除ができなかったができるようになった」「楽しくて掃除が面倒じゃなくなった」といったお声をたくさんいただきました。花王や自分の想いが商品を通してお客様に伝わり、実際に嬉しいお声として返ってきたとき、商品開発としてのやりがいを強く感じます。

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日々変化する時代に即した仕事ができる人財に

私が大切にしていることの一つ目は、「原理を知り、本質をとらえる」ことです。商品開発の仕事は、商品を発売するまでの期間や、モノづくりのハードルの高さなどそれぞれの商品によって状況が大きく異なるため、“同じ仕事”は無いと考えています。そのため、その場の状況をだけ理解し、目前の仕事に対応するだけでは自分が経験したことしかできない人財になってしまいますが、一つ一つの仕事に対して原理がどうなっているのかを理解し、本質をとらえるようにすることで、より状況に応じた考え方・判断ができるようになると考えています。自分の経験以上の仕事ができるような商品開発者に成長するため、「原理を知り本質をとらえること」を大切にしています。
二つ目は、担当商品に携わる人々が、スムーズに働けるような仕事の進め方をすることです。商品開発担当は、自分の想いを商品に反映させることはできますが、自分自身の手で実際にモノを作ることはできません。各研究所が処方や香りの配合をし、デザイナーが商品パッケージを作成し、工場の方々が実際に生産をしてくださり、実際に店頭に商品を並べてくださる方々がいる。そのように実際に手を動かしてくださる関連部門の方々のおかげで、一つの商品がうまれます。商品に関わるたくさんの人が気持ち良く働けるように思いやりを持った働き方をし、よきモノづくりを推進できるように心がけています。

よきモノづくりからその先へ
社会課題貢献への挑戦

将来の目標は、ESGに大きく貢献することです。特に、「S」に関わる社会的課題の解決に貢献できるような、商品だけでなく事業を提案して実践したいと考えています。
私が携わったバスマジックリンエアジェットでは、「家事分担の推進」というのを一つの目標にしていました。SDGsの目標5に掲げられている「ジェンダー平等を実現しよう」という点において、日本は先進国の中でも低いスコアとなっています。これは、無報酬の育児や家事労働がまだまだ男女において差があることが、1つの要因です。このような日本が抱える課題に対して、「バスクリーナー」という1つの商品ではありますが、花王として貢献できることがまだまだあると考えています。
私が日々働く中で、花王で働く人々は「お客様に喜んでもらう」ということを心から大切にしている人が多いと感じています。それは花王の資産であり、そのような同じ想いを持った人々が集まる企業であるからこそ、社会課題に対して貢献できる力があると信じています。
これからもよきモノづくりの実践・推進を通して、もっと先の社会課題の解決に貢献できるよう、日々精進していきます。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事

出社時


06:30 起床


07:00 身支度


07:30 通勤


08:30 出社


09:00 前日の相談内容(エコーシステム)の確認


10:00 会議資料作成


12:00 昼食(社員食堂)



13:00 打合せ(商品の方向性の議論)


15:00 試作品のチェック


17:00 サンプルや生産品の表示の確認


18:30 終業


19:30 帰宅


20:30 自由時間 夕飯や趣味の活動


23:00 就寝


在宅勤務時


07:00 起床


07:30 身支度


08:00 家事(お風呂掃除、洗濯)


08:30 始業


09:00 前日の相談内容(エコーシステム)の確認


10:00 会議資料作成


12:00 昼食(自宅)



13:00 打合せ(商品の方向性の議論)


14:00 調査結果の解析


17:00 商品仕様の検討


19:00 終業


19:30 自由時間 夕飯や趣味の活動


22:30 就寝


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