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  • <事務職> マーケティング・商品開発 No.02

全部門が一丸となる
スクラム型マーケティングで
よきモノづくり・
よきブランドづくりを続ける
ハイジーン&リビングケア事業 マーケティング担当
政治経済学部 2015年卒業

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多くの関連部門を巻き込み推進する
スクラム型マーケティング

現在、衣料用洗剤の「アタックZERO」の国内マーケティング担当をしております。一般的にマーケティングというと、「テレビCMやSNSなどのデジタルの広告戦略を考える」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、花王のマーケティング部門の場合は、事業戦略、戦術の立案、実行を担当する部門になります。そのため「事業部」という組織名称になっています。
私たち事業部のミッションは、「お客様の潜在的ニーズを捉えた商品開発、価値伝達」によって「お客様の暮らしをより良くする」とともに、「我々の担当事業、ブランドの発展」を実現することだと捉えています。それらを達成するために、何を作って(商品戦略)・どう伝えて(広告戦略)・どこでどう手に取ってもらうか(販売戦略)を全体的に考え、実行することが我々事業部担当者の使命だと考えています。
事業戦略を実行するためには、研究、調査、生産、物流、営業、広告作成、パッケージデザイナーなど、本当に多くの部門の方々と一丸となって業務を推進していく必要があります。
花王の事業部でマーケティングを担当することのやりがいは、「多くの部門を巻き込み、全担当者と一丸となったスクラム運営型のビジネス推進、マーケティング戦略の実行ができる」ことに尽きると思います。

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常にwin-win-winの視点を絶やさない
ブランドづくり

アタックを担当した中で、2022年にリニューアルと新ライン発売を行ったアタックZEROの大刷新は、特に思い入れが強いです。担当になる際、上司から「若い力でブランドを引っ張っていって欲しい」と言われ、花王人生で最も強い責任感を持つことが出来た経験だったためです。
担当になった当初は、上司や関連部署から「ブランドは何のために存在するのか?ブランドをどうしたいのか?」を常に問われ続けました。私自身はアタックにとって最適な戦略を考えたつもりでも、「本当にお客様に満足して頂けるのか?」「小売店のメリットはあるのか?」といった指摘を数多く受けました。その経験からビジネスの基本である三方良しの考え方を学ぶことができたと思います。
また、以前はチームの先輩に相談しながら進めることができましたが、アタックZERO担当になってからは、私と後輩社員の2名で考え抜かなければならないため、事業、ブランドを主体的に推進する力も鍛えられたと感じています。
悪戦苦闘する日々でしたが、「お客様視点」での議論を上司や関連部署と何度も重ねたことで、最終的には多くの人が共感できる戦略、コンセプトが作れたと思います。そして結果として、購入されたお客様から「新しいアタックZEROのおかげでお洗濯の悩みがなくなった!」という好評の声を多数頂いています。
この経験から、花王は年齢や部署問わず、お客様、流通、花王の3者がwinになるための議論を徹底的に行える会社だと強く感じました。その信念を全員が持っているからこそ、若手にもチャレンジさせてもらえるのだと思います。私自身この点について、強くやりがいを感じています。

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いかなる仕事でも
「誰に、何を、どのように」を常に意識する

私が仕事をする上で最も大切にしていることは、マーケティングの基本的なフレームワークでもある3点「WHO(誰に)WHAT(何を)HOW(どのように)伝えるか?」を意識することです。マーケティングの仕事だけではなく、全ての業務において重要な3点だと感じています。
まずWHO(誰に)については、マーケティングにおいて「ターゲットの設定やニーズの探索」といったWHOの深掘りは非常に重要なポイントですが、日々の業務でも関連部署と議論をしたり、プレゼンテーションをする際に、常に相手の立場に立って考え、行動することを常に意識しています。
次にWHAT(何を)については、マーケティング上では「何をストロングポイントとして訴求するか?」にあたりますが、日々の業務においても、この資料では何を伝えるべきか?この会議では何を決めるべきか?を意識しています。
最後にHOW(どのように)については、マーケティング上では「どのような見せ方、演出で訴求を魅力的に伝えるか?」にあたりますが、その他の業務でも、どのような伝え方をすれば聞き手は理解しやすいか?前向きに聞いてくれるか?どのような資料を作ればをすればワクワクしてもらえるか?を考えています。
先述の通り、事業部担当者は多くの関連部門を巻き込み、チーム一丸となるための推進力が求められます。それぞれ異なる考え方を持つ関連部門の担当者を巻き込み、全員が同じ方向に向かって進むためには、上記の3点はより一層重要だと感じています。
このように、マーケティング戦略を考える際だけではなく、全ての仕事に通ずるフレームだと思うので、是非働き始める際には意識してみてください!

「自分を知り、相手を知る」サイクルを
納得できるまで続ける

デジタル化が年々加速している中、就活生の皆さまが持つ情報量や選択肢も、私が就職活動をしていた頃とは比べものにならないと思いますが、私の就職活動時に強く感じたことをお伝えさせて頂きます。就職活動は「自分を知る」絶好の機会ですので、「自分自身がどういうライフスタイルを送りたいか、どう世の中(会社や社会)に貢献したいか」を納得いくまで考えてみてください。考え抜いた結果、「自身の夢や目標を実現できる職種、会社はどこなのか?」まで決めることが出来れば、自信を持って就職活動に臨めると思います。
また、自分を知り挑戦したい職種、会社が決まった後は、相手を知ることも大切です。そのためには採用ページを眺めるだけではなく、実際に商品・サービスを使ってみたり、社員と会って話すなど生の経験をして、会社に対する自分なりの解像度を高めていくことが、皆さまの目指すゴールにより一歩近づくと思います。マーケティングの仕事も「自分を知り、相手を知る」ことの繰り返しです。こちらを読んでくださっている皆さまはマーケティングに興味がある方かと思いますので、是非マーケティング職の前哨戦だと思って取り組んでみてください。そして就職活動で選んだ結果が花王であれば一社員として非常に嬉しいです。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事

出社時


06:00 起床


07:00 通勤


07:30 出社、始業


08:00 個人業務(メール処理、売上確認、資料作成)


10:00 打合せ(チームミーティング)


11:00 打合せ(中長期的な商品戦略に関する内容)


12:00 昼食(社員食堂)



13:00 会議(広告戦略に関する内容)


14:00 会議(パッケージデザインに関する内容)


15:00 会議(販売戦略に関する内容)


16:00 市場、消費者動向の分析


17:00 翌日以降の仕事準備(資料作成など)


18:30 退社、終業


19:00 帰宅(帰宅後入浴)


20:00 自由時間(夕食、テレビ視聴など)


21:00 自己啓発(語学、読書)


23:00 就寝


在宅勤務時


07:00 起床


07:30 身支度


08:00 家事(お風呂掃除、洗濯)


08:30 始業


09:00 前日の相談内容(エコーシステム)の確認


10:00 会議資料作成


12:00 昼食(自宅)



13:00 打合せ(商品の方向性の議論)


14:00 調査結果の解析


17:00 商品仕様の検討


19:00 終業


19:30 自由時間 夕飯や趣味の活動


22:30 就寝


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