専門医に聞く!子育てお悩みQ&A
New 2024.12.25
#授乳
授乳していると、途中で寝てしまいます。足りないから赤ちゃんが吸い疲れて寝ちゃうのでは?と心配です。やはり母乳が足りないのでしょうか? (生後3カ月)
回答した専門医
小児科医師 (医学博士)
三井 俊賢 先生
医療法人社団育心会理事長
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小児科専門医、小児科指導医。慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程を修了後、慶應義塾大学病院に勤務し、同小学校・中学校で校医としても子どもたちの健康に携わってきた。医療法人社団育心会を立ち上げ「すべては子どもの笑顔のために」という想いで、小児科の枠を超え、子どもを取り巻くさまざまな面から包括的に支える診療に日々励んでいる。現在、3人の子育てに奮闘するパパとして、親御さんの気持ちに寄り添いながら、子どもたちやご家族に安心と笑顔を届ける医療を目指している。
低月齢の赤ちゃんはおっぱいを飲むことに不慣れなので、飲んでいると疲れて寝てしまうことはよくあります。寝てしまっても、意外としっかり飲んでいる場合もあるので、次の授乳まで3時間前後もつようなら母乳不足を心配することはありません。
3カ月頃になると哺乳力も強くなり、4~5分吸っただけでほぼ満腹になることもあります。むしろ、母乳の出がよいためにすぐにおなかいっぱいになって眠ってしまう、ということもあります。
母乳不足かどうか心配なときは、以下の様子を確認してみましょう。
生後3カ月までの赤ちゃんは、健康的に育っていれば1週間で70g程度体重が増えるのが普通です。
それ以下の場合は、母乳不足の疑いがでてきます。
いったん寝てもすぐにぐずって泣き出し、1日中ひんぱんにおっぱいをせがむ場合は母乳不足の場合があります。
短い時間でもゴクゴクと力強く飲んで、授乳間隔が3時間前後くらいあいてきているようなら足りていると考えられます。
生後3カ月ぐらいの子のおしっこの回数は1日に15~20回程度といわれます。
それよりもおしっこ回数がかなり少ない、1回の量がほんの少しの場合は母乳不足の疑いがあります。
母乳不足が疑われるときは、かかりつけの小児科や母乳外来で早めに相談しましょう。
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