赤ちゃんのカラダ
お風呂での洗い方は？きれいにしたいけど怖い！

男の子、女の子に限らず、おむつがとれるまでの時期は、うんちで性器も汚れがちですね。どこまでていねいに洗ったらいいのか迷うかもしれませんね。
まず、基本は「お湯でよく流す」ことです。

石けんを使って洗ってもいいのですが、性器（女の子なら小陰唇より内側、男の子なら包皮より内側の亀頭部）は粘膜なので、炎症があるときは、石けんで洗うと刺激になることもあります。お湯でよく洗い流しても、うんちなどの汚れが取れなければ石けんを使う、というようにすればよいでしょう。
また、洗うときも、性器を強くこするような洗い方はよくありません。ぬるま湯でゆるやかなシャワーをかけるか、洗面器にためたぬるま湯をザーッとかけるようにします。

女の子は、太ももを広げた姿勢にすれば、自然に外性器（大陰唇、小陰唇）が開いた状態になりますから、そのまま上記のような方法で軽く洗えば十分です。トクエママさんのように、うんちの回数が多くてかぶれやすい場合は、なおさらこすらないように注意しましょう。肌や粘膜が、うんちの刺激でダメージを受けていると、こすられる刺激がかえって症状を悪化させます。洗うときはもちろん、お風呂上がりに拭くときも、やわらかいタオルをそっとあてて、軽く水分を吸い取るようにします。

男の子は、包皮の内側に恥垢といっておしっこのカスが垢のようにたまることがあり、それが原因となって「亀頭包皮炎」を起こすことがあります。そのため、包皮をずらして洗うことがすすめられますが、毎日神経質に洗う必要はありません。週に一度くらい、次のような洗い方をしてみましょう。
オチンチンのなかほどに指をかけて包皮をそっと下にずらすと、先端でだぶついている包皮が下がり、亀頭が少し見えたり、見えないまでも包皮がずれた感じがわかります。その状態できれいなお湯をかけてあげます。くれぐれも、無理に引き下げないようにしてください。また、亀頭が露出しても、直接指で触れて洗うことはしないようにします。