赤ちゃんのおしっこ
おむつにおしっこのカスがつく。
おちんちんが赤く腫れる

おむつにつくおしっこのカスは、包皮の内側にたまった恥垢（ちこう）が尿とともに外に出たものでしょう。
赤ちゃんのおちんちんは、包皮と亀頭が癒着しているため、ほとんどの場合「包茎」です。恥垢は、包皮と亀頭の間に尿中の物質や汚れが溜まったもので、乳白色のチーズのカスのような感じで、排尿の勢いによって外に出ておむつにつくことがよくあります。

恥垢がおしっことともにはがれて出るのは、いわば自然の自浄作用のようなもので心配ないことですが、よくおむつにつくということは、それだけ溜まっていることも考えられますね。溜まった恥垢に細菌がつくと、「亀頭包皮炎」を起こしやすくなります。予防のためには、お風呂のときにおちんちんの皮を指で軽くずらし、亀頭を出してシャワーの湯をかけてきれいに洗ってあげましょう。ゴシゴシこすってはいけません。また、毎日する必要もなく、ときどきで結構です。
なお、名無しのごんべママさんが提案しているような、亀頭部をおしりふきで拭くケアは必要ありません。

さちさんの場合は、すでに炎症が起きてしまった状態（亀頭包皮炎）ですね。「亀頭包皮炎」を起こしてしまったときでも、炎症が軽ければ入浴時にシャワーでよく流すだけで数日で治ります。炎症が強く、赤く腫れて、排尿時に痛がるようなときは、受診してください。患部に抗炎症剤の軟膏を塗布したり、抗生物質を飲ませて治療します。