血圧を下げる方法: 食品・食べ物編

POINT高血圧対策には“減塩してもおいしい”食事法がおススメ!

減塩の大切さ

心血管病の原因となる高血圧はいろいろな生活習慣の歪みで生じますが、そのうちの最も重要なものの一つに食塩過剰摂取があります。
海から陸に上がった生命体が生きていくために重要なものの一つに食塩(ナトリウム)が体外に失われることを防ぐということがありました。しかし、文明の進化とともに食塩摂取量は石器時代の1日1~2g以下から10g以上へと増えてしまいました。このため、高血圧が増え、それに伴う脳卒中や心臓病、腎臓病などが増加しています。また、食塩の過剰摂取は高血圧を介さず、直接心血管病の原因になることもあるといわれています。そのため、減塩は高血圧の患者さんだけではなく、健康な人たちにとっても大切なことなのです。

出典:日本高血圧学会 減塩委員会「食塩の知識」

減塩でもおいしい! 血圧対策レシピのご紹介

食べ物の塩分量

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高めの血圧対策に! オススメの食材

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コーヒー(クロロゲン酸)
コーヒーは、10世紀頃は薬として用いられ、焙煎が発明された13世紀頃から嗜好品として世界中に広まりました。クロロゲン酸は、コーヒー豆に豊富に含まれているポリフェノールの一種です。
コーヒー豆に豊富に含まれているクロロゲン酸ですが、コーヒーの味わいを生み出すために欠かせない“焙煎”の工程で、減ってしまうことが知られています。
コーヒークロロゲン酸を継続的に摂ることで、血圧を下げることが報告されています。


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大豆(ペプチド)
平安時代に書かれている日本最古の医学書『医心方』には、大豆の様々な効能が書かれています。
味噌や納豆などの大豆発酵食品を継続的に摂ることで、血圧が下がることが報告されています。

監修:日本肥満予防症協会 副理事長 宮崎滋先生
1971年東京医科歯科大学医学部卒業。糖尿病、肥満症、メタボリックシンドロームの診療に従事。「よりよい特定健診・保健指導のためのスキルアップ講座」などを企画、開催。東京逓信病院外来統括部長・内科部長・副院長を経て、2012年より新山手病院・生活習慣病センター長、2015年より公益財団法人結核予防会理事・総合健診推進センター所長に就任。日本肥満学会副理事長、肥満症診療ガイドライン作成委員長等歴任。東京医科歯科大学医学部臨床教授。

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