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くらしのアイデア
投稿日:2020年09月11日
さっぱり洗い上がったはずの洗たく物から、生乾きの雑巾のような嫌なニオイがする、という経験はありませんか? 汚れは落ちているように見えるのに、ニオイだけがいつまでも残ってしまう場合は、ニオイの原因をしっかりと取り除くことが大切です。
そこで今回は、洗たく物が消臭できない原因と、その対策について詳しく解説していきます。
しっかり洗ったはずの洗たく物のニオイが気になることはありませんか? 見た目はきれいに汚れが落ちているようなのに、嫌なニオイが残ってしまうのはどうしてでしょうか。洗たく物の消臭がうまくいかない時には、普段の洗たく環境に問題が隠れていることもあります。では、洗たく物が臭くなってしまう主な原因を詳しく見ていきましょう。
水量や洗剤量に対して汚れが多すぎると、せっかく洗っても汚れが残ってしまうことがあります。また、もともと汚れのひどい洗たく物の場合は一回の洗たくだけでは汚れが落とし切れていないことも。洗たく物に汚れが残った状態で干してしまうと、乾くまでの間に再び雑菌が繁殖して悪臭の原因となってしまうのです。
汗や汚れが付着した衣類や、湿ったバスタオルなどはその日のうちに洗たくをするのが理想的ですが、一人暮らしの方や家族が少ない場合にはまとめ洗いをするケースも少なくありません。汚れていたり、濡れた洗たく物を洗たく機の中や洗たくカゴの中に入れて放置しておくと、雑菌が繁殖して嫌なニオイが強くなったり、ニオイが染み付いてしまったりする原因になります。
洗たく物が湿っていると、そこから雑菌が繁殖して嫌なニオイを発生させる原因となります。洗たく物を取り込む時には、しっかりと乾いているかどうかを確認しましょう。特に、部屋干しの場合は完全に乾くまでに時間がかかってしまうため、サーキュレーターや除湿機などを併用することをおすすめします。
洗たく物の嫌なニオイは、実は洗たく機の内部の汚れが原因の場合も少なくありません。洗たく槽の内部にカビが生えてしまっていると、それが洗たく物に付着してニオイを発生させてしまうこともあるのです。洗たくが終わった後は洗たく機の蓋を開けて内部をしっかりと乾燥させましょう。また、定期的に洗たく槽専用のクリーナーを使って掃除をして、洗たく槽内部を常に清潔な状態に保ちましょう。
前述の通り、洗たく物が臭くなる一番の原因は雑菌です。雑菌の栄養となる汚れが残っていることで、雑菌が繁殖してしまいます。しっかり洗えていれば、多少湿った時間が長くても雑菌臭にはなりません。
まずは洗たく物の量を見直し、たっぷりの水と洗剤でしっかり洗うことが大切です。他に、洗たく物が臭くならないようにするための主な対策を詳しく見ていきましょう。
ニオイが消えない場合には、洗浄効果の高い弱アルカリ性の洗剤に変えてみましょう。皮脂汚れや汗の成分をしっかりと取り除いてくれるため、洗い上がった洗たく物に雑菌が繁殖するのを抑えることができます。市販されている粉洗剤は基本的に弱アルカリ性ですので、洗たく物のニオイをしっかり取りたいときにはおすすめです。色柄物や素材によっては不向きな場合もあるため、用途に応じた使い方をすることも忘れずに。
お湯に浸けて、雑菌の栄養素となる皮脂汚れをしっかりと取り除く方法です。水よりもお湯を使うことで、ニオイの原因となる皮脂汚れがよく落ちるようになります。ただし、熱に弱い化学繊維やポリエステルなど、素材によっては縮んでしまうこともあるので注意しましょう。
洗たく物が臭くなるのを防ぐためには、洗い終わった洗たく物を干す時に消臭スプレーをかけるという方法もおすすめです。その際には、ニオイの原因となる雑菌に効果のある除菌タイプのものを選ぶようにしましょう。
雑菌は湿った環境でより活発に繁殖するため、洗たく後にすぐに乾燥機を使うことで高温殺菌をすることができ、ニオイの原因を抑えることができます。特に洗たくが乾きにくい梅雨の時期には、乾燥機を上手に活用してできるだけ早く洗たく物を乾かしましょう。
洗たくした衣類などの嫌なニオイが気になる時には、上記でご紹介した内容を参考にして効果的に消臭していきましょう。