専門医に聞く!子育てお悩みQ&A
2026.07.09 New
#赤ちゃんのお世話

赤ちゃんが過ごす部屋は何度くらいにしておけばよいのでしょうか。目安を調べて調整しているつもりですが、それでもぐずると、暑いのか寒いのかわからず不安になります。(生後3カ月)
回答した専門医

小児科医師 (医学博士)
三井 俊賢 先生
医療法人社団 育心会 理事長
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小児科専門医、小児科指導医。慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程を修了後、慶應義塾大学病院に勤務し、同小学校・中学校で校医としても子どもたちの健康に携わってきた。医療法人社団 育心会を立ち上げ「すべては子どもの笑顔のために」という想いで、小児科の枠を超え、子どもを取り巻くさまざまな面から包括的に支える診療に日々励んでいる。現在、3人の子育てに奮闘するパパとして、親御さんの気持ちに寄り添いながら、子どもたちやご家族に安心と笑顔を届ける医療を目指している。
赤ちゃんが過ごす室温は、夏は26〜28℃、冬は18~20℃が目安です。室内ではエアコンなどを上手に活用して、赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。その際、夏は除湿、冬は加湿を心がけるのがおすすめです。夏は除湿するだけで涼しく感じられます。
ただし、同じ室温でも服装や寝具によって赤ちゃんの体感は変わります。赤ちゃんの様子を確認し柔軟に対応できるとよいでしょう。
「目安どおりにしたのに泣く」というときも、心配しすぎなくて大丈夫です。室温の目安と、赤ちゃんのサインの読み方を紹介します。

赤ちゃんは大人より体温調節が未熟で室温の影響を受けやすいため、夏と冬での室温の調整が必要です。
暑い日は、エアコンを使用して部屋が冷えたら、設定温度は28℃にして様子を見ましょう。
「夜はずっとエアコンをつけっぱなしで大丈夫?」と心配になる方もいると思いますが、エアコンの冷たい風が直接赤ちゃんに当たらないように、扇風機やサーキュレーターを活用すれば夜通しつけておいても問題ありません。
むしろ近年の夏は、夜間も気温や湿度が高い熱帯夜が多く、夜中に風が止まって部屋が蒸し暑くなってしまうことがあります。子どもは大人よりも暑さを感じやすく汗をかきやすいため、寝苦しくて何度も起きてしまう原因にもなります。そのため、夏の間は無理をせず朝までエアコンをつけたままにして、快適な環境をキープしてあげるのが安心です。
冬にエアコンを使用する場合の設定温度は、18~20℃になるように設定をしましょう。
夜、赤ちゃんが寝ているときに暖房をつけっぱなしにすると、体が温まりすぎて寝汗をかいたり、寝苦しさを感じたりする場合があります。一方で、暖房を切ると明け方にかけて室温が下がりすぎて、体が冷えてしまうこともあります。
お住まいの地域や住宅の環境によって、夜間の冷え込み方は大きく異なります。室温が下がりすぎない範囲で、暖房の設定や服装・寝具を組み合わせて調整してあげましょう。
冬は気温が低いだけでなく、乾燥も心配です。赤ちゃんの肌は、バリア機能が未熟なため乾燥によって肌トラブルが発生しがちです。
そのため、冬は加湿器や濡れたタオルで湿度を保つようにしましょう。エアコンを使用している間は、加湿を忘れないようにとくに注意が必要です。

赤ちゃんが暑がっているか・寒がっているかを観察するポイントはそれぞれ異なります。子どもは体の中の水分が占める割合が大人よりも高いため、気温の影響を受けやすいのが特徴です。以下のポイントを参考に赤ちゃんの様子をチェックしてみてください。
赤ちゃんや子どもの顔がほてっている、首のシワが赤くなっている、泣きっぱなしで機嫌が悪いなどの様子は、暑がっているサインかもしれません。
ほかにも、次のような様子が見られないか確認しましょう。
これらのサインに気づいたら、室温や衣服を涼しく調節してあげましょう。
また、車の中が涼しくても、チャイルドシートに長時間座り続けていると暑く感じてしまうことがあります。
寒い季節も注意が必要です。裏起毛の洋服を着ているときや、何枚も重ね着をして暑そうなときは、すぐに薄着に着替えさせてあげてください。
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赤ちゃんの足の裏がサラサラして冷えていると気づいたら、全身が冷えていないかを確認しましょう。
下記の部位が冷えていると、全身が冷えているサインといえます。
全身が冷えている場合は、エアコンの設定を見直したり服装を調整したりして対処してください。
また、新生児の場合は、服を多めに着せたりタオルをかけたりしていても、手足が冷えやすいのが特徴です。体温自体が下がっていなければ問題ありませんが、なかなか寝付かない場合は、ママやパパの温かい手で手足を優しく包み込んであげると落ち着く場合があります。
顔色やくちびるが青い、震えているといった症状があるときは、体が冷えているだけでなく、呼吸の状態やアレルギーなどの体調不良が隠れている心配があります。「ただ寒いだけ」と思わずに、かかりつけ医に相談したり小児救急電話相談を活用したりしましょう。
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赤ちゃんが過ごす室温は、夏26〜28℃・冬18~20℃、湿度は40〜60%を目安にしましょう。ただし、数値にとらわれすぎず目の前の赤ちゃんの様子をよく見てあげましょう。
同じ室温でも、赤ちゃんの感じ方はその日によって変わります。汗をかいていないか見たり、手足やおなかを触って確認してあげれば、暑さや寒さに気づける場合が多いです。
室温計の数字と赤ちゃんのサインを観察し、親子で心地よく過ごしましょう。

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