赤ちゃんとママ・パパのための情報
1年生なのに、どうしてもおねしょが止まりません。一晩で2~3回します。以前からおしっこが近くて気になっていたのですが、病院に行ったほうがいいですか?
(なおまま 6歳4カ月)
毎晩おねしょをしていた子でも、大半は5歳を過ぎると一気に解消します。また、たまに失敗があっても、ほぼ9割のお子さんが5歳頃にはおねしょを卒業しているというデータがあります。このようなことから、5歳を過ぎてもまだ毎晩おねしょをする場合は、「夜尿症」として相談や治療の対象になるというのが一般的な見解です。
ただ、6歳で夜尿があるからといって、すぐに治療が必要な病的なものと決めつけることはできません。排泄機能の発達には個人差が大きく、6歳でのおねしょは生理的な未熟さが根底にある可能性は高いものの、今後、自然に解決していくことが非常に多いからです。また、生理的な部分とは別に、心理的な要因、たとえばトイレ・トレーニングを厳しくしつけられ、それがストレスになっていたなどの理由が夜尿症の原因になっている場合もあります。
そうしたことも考慮して、とりあえず深刻な病気としてとらえるのではなく、軽い気持ちで専門医に相談してみることをおすすめします。子どもの場合、最初の窓口は小児科ですから、まずかかりつけの小児科医で相談し、小児病院の泌尿器科などを紹介してもらうとよいでしょう。もちろん、近くに子ども病院や小児泌尿器科のある大学病院などがあれば、直接受診してもかまいません。
なお、mami4537さんの場合、就寝前の水分を控えるのはよいことですが、夜中に起こしてトイレに連れて行くのは好ましくありません。夜間の排尿を抑制するために必要な「抗利尿ホルモン」をきちんと分泌させるには、睡眠リズムを整えることがとても大切だからです。
また、なおままさんの場合は、一晩に2~3回するとのことで、年齢の割には夜間の排尿回数が多いですね。それが夜間のどんな時間帯でのことなのかチェックし、その他の生活リズムや飲み物の摂取状態などもメモして、受診の際に医師に伝えるとよいでしょう。1日の生活リズム全体を把握することも治療方針を決める重要なポイントになります。
「夜尿症」の原因を探る検査は状態によりさまざまですが、まずは朝一番に出たおしっこを採って検査し、その濃度から夜間の抗利尿ホルモンの作用を調べることが手はじめになります。おしっこをつくることが抑制されていれば、抗利尿ホルモン濃度は高くなります。お子さんにもお母さんにも負担にならない検査ですし、これによって生理的な排泄機能の発達もおよそ見当をつけることができます。
医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。
全面パワフル通気シートシート表面に目には見えない穴が50億個以上*。
おむつの外側に湿気をスル〜ッ。
おしっこ後もつけたての状態に。
ずっと肌さらつづく。
小学生になったのに、毎日おねしょをします。そろそろ病院に連れて行ったほうがいいでしょうか。水分を控えたり、夜中に起こしたりしてもだめです。
(mami4537 6歳6カ月)