くらしの現場レポート
2014.11.05 | 生活スタイル
家事に関する継続的な調査で35歳以下の若年主婦※に注目してみたところ、家事は家族が仲良く過ごすための手段であり、家の中をキレイにすることは、居心地を良くするために重要だと捉えていることがわかりました。ベテラン主婦※との比較からみえてきた、若年主婦の大掃除に対する「おもい」と実態について報告します。
※若年主婦:20〜35才 既婚女性、ベテラン主婦:56〜69才 既婚女性と本レポートでは定義
ベテラン主婦は、「毎日使うところは毎日掃除」「日頃から少しずつ」と、普段の掃除でさまざまな場所を広範囲にカバーしており、大掃除は、外から見えない奥の奥を重点的にやることと捉えていました。
一方、若年主婦は、「水拭きだけ」「この部分だけ」と、普段の掃除範囲が狭くピンポイント化。大掃除は普段しきれない不足分をカバーするもの、という実態が明らかに。大掃除でまとめてすっきり落とすのが、今どきの掃除スタイルと言えそうです。
(左)ベテラン主婦は、外から見えない換気扇のファンまで。
(右)若年は、普段は面倒でできない場所を。
大掃除をする理由として、「新年を気持ちよく迎えたい」という思いは、どの世代でも共通ですが、ベテラン主婦の54%が「家の恒例・習慣だから」と捉えているのに対し、若年主婦ではその半数以下に。一方、「普段の掃除では不十分だから」がベテランでは37%に対し、若年では43%とやや高く、世代による大掃除に対する目的や「おもい」の変化がうかがえます。
若年主婦にとっての大掃除は、「今年ためた汚れは今年のうちにまとめて落とす」ための重要な機会と位置づけられていました。
調査概要
「若年主婦の大掃除へのおもいと実態」
◎2014年1月/インターネット調査/首都圏在住20〜60代既婚女性/1,000人
◎2014年3月/家庭訪問インタビュー/20〜60代既婚女性/8人
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