くらしの現場レポート
2014.04.01 | 若者、働き方
仕事に趣味に、オシャレに美容にとアクティブに人生を楽しんでいる今どきのアラサー女子(25〜34歳の女性)。しかし、その実態を調査すると「美しさのために健康でいることは大事」と思っている反面、心と体の疲労感を想像以上に抱えていることがわかりました。アラサー女子の健康に対する意識と実態について報告します。
ダイエットや美容などの自分磨きは頑張っています。健康によいと言われる玄米やゴマ、フルーツ、豆腐・オリーブオイルなどを積極的に取り入れてはいるが、単品だけで摂っていたり、食事を抜くことがみられました。
また睡眠不足や不規則な生活時間で無理をしている上に、運動など体を動かすことはせず、体と心がアンバランスな状態でストレスをためこみ、結果、心身ともに疲れているようです。
(上左)朝食:フルーツだけ
(上右)夕食:玄米とゴマだけ
(下)夕食:豆腐とオリーブオイルだけ
一方、食事、運動、睡眠、入浴など、体のケアを意識しながら無理なく自分のペースでおこなっている人たちは、元気な人が多い印象でした。
ジムで汗をかいたり、好みの香りの入浴剤でゆっくり入浴するなど、自分なりのリフレッシュ方法を持っていて、体と心を上手にコントロールすることで、気持ちに余裕ができ、前向きになれているようです。
アロマを取り入れてリラックス
20〜30代女性は、将来への不安や人間関係に悩みを抱えて自信を持てないことも多いですが、日頃から体にしっかり向き合ってケアをする人は、心にも余裕を持てているようにみえます。心の余裕が自然に「前向きな気持ち」につながっているようです。
生活の中で「体のケア」を上手に取り入れることが、疲れがちな20〜30代女性にとって、心も体も元気にする秘訣のようです。
調査概要
「20~30代女性の健康への向き合い方」
◎2013年2月/家庭訪問インタビュー/首都圏在住20〜30代女性/11人
◎2013年6月/インターネット調査/首都圏在住20〜54歳女性/1,039人
\ 読者から寄せられた感想 /
「気持ちをわかってもらえたなあ」と感じましたし、励まされた気持ちになりました。(28歳・女性)
まさに私は、自分磨きに頑張りすぎる女子に当てはまると思いました。単品ばかりの食生活を改善したいと思います。(31歳・女性)
一人暮らしで食生活が乱れがちな娘に、今一度食生活の大切さを伝えたいと思いました。(56歳・女性)