低学年までは親が仕上げみがきをしてあげましょう。
自分で歯みがきするようになっても、小学校低学年までは親が仕上げみがきをしてあげましょう。生えかわり期は口の中が工事中のようなもの。凸凹していてみがきにくいうえ、生えたての歯は酸に弱く、むし歯になりやすいからです。
仕上げみがきをするときは、寝る前に、むし歯になりやすいところを重点的に行います。奥歯のみぞ、歯と歯の間、歯と歯肉のさかいめがむし歯になりやすい場所です。
仕上げみがきの姿勢は、乳幼児期同様「寝かせみがき」がおすすめです。この方法がいちばん口の中がよく見えて、ブラッシングもしやすいからです。
ときどき歯みがきの仕方をチェックし、洗口液も使ってみては。
小学校高学年から中学生になると、むし歯が急に増えることがよくあります。成長期で食べたり飲んだりする機会が増えるとともに、親の目も行き届かなくなるからです。ときどき、きちんと歯みがきをしているか見てあげましょう。
歯みがきをした後で、洗口液を使うのも有効です。洗口液で口をすすぐと、口のすみずみまで殺菌できて、歯垢の付着を防ぐと同時に、歯肉炎・口臭の予防にもなります。
また、歯医者さんで年に3~4回検診を受けて、歯みがきの仕方や歯の生えかわり、歯並びなどに問題がないかチェックしてもらうとよいでしょう。