くらしの現場レポート

フォローしあって家事をシェア
暮らしをマネジメントする20~30代夫婦

2018.04.24 | 生活スタイル、働き方

【くらしの現場レポート】フォローしあって家事をシェア 暮らしをマネジメントする20~30代夫婦

共働き世帯は年々増加傾向にあり、出産後も仕事を続ける女性が増えています。家庭科が平成5年以降、中学校・高校とも男女必修となり、現在の40歳以下(中学校・高校6年間の場合37歳以下)は家庭科男女必修世代。学校でも「男女ともに、仕事も家庭も」という意識を育んできました。結婚相手に求める条件を見ても、今や男女とも重視するのは「人柄」に 次いで「家事・育児の能力」(国立社会保障・人口問題研究所 第15回出生動向基本調査)。首都圏の20~30代夫婦の日常からは協力し合って上手に家事をシェアするコツがみえてきました。

20~30代夫婦はともに働き、家事もする「自立・共生」の意識

男女ともに中学校・高校の家庭科で、生活に必要な知識や考え方を学び、家庭生活は協力して築くという「自立と共生」の意識を身に付けてきた今の20~30代。家事を協力しておこなうことは当たり前と考えているようです。
 
家事の実施状況をみても、2006年には20~30代の夫が主に担当していたのは「ごみ出し」「浴室掃除」「資産・家計の管理」などだけでしたが、今では全ての項目で担当割合が高くなり「トイレ掃除」も含め、「掃除」「洗濯」全般、「食事の後片付け」などに広がり、多岐にわたっています。

■20~30代夫が主に担当している割合(家事別)

20~30代夫が主に担当している割合(家事別)

※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

家事も「暮らしのための大切な仕事」ととらえる

20~30代の夫婦の場合、家事をどうするかより先に、まず自分たちがどうありたいか、例えば「がんばって疲れ切るよりも、子どもの生活リズムを乱さず笑顔でいられる生活が理想」などと目指す暮らしのゴールを夫婦で共有していました。
 
家事はその「暮らしのための大切な仕事」ととらえて取り組み、洗濯でも掃除でもお互いのやり方をすり合わせて最適な手法を選んだり、食器洗い乾燥機やロボット掃除機を利用してできるだけストレスを軽減したり、暮らしをマネジメントする感覚で家事をこなす様子が印象的でした。

できる方ができるときに、というスタンスで押しつけ過ぎない。担当ではなく、あくまで思いやり。
(35歳・夫)

夫婦とも同じやり方をできるようにし、途中から代わってもできるようにしている。
(36歳、妻/フルタイム)

家事を分担

がんばって疲れ切るより、フラットな子育てをしたい。ロボット掃除機や食洗機、外注で、家事負担を減らす。
(30歳、妻/フルタイム)

ロボット掃除機

臨機応変にできることで、夫には「自信」、妻には任せられる「安心感」

目指す暮らしのためにマネジメントする中で、彼らの家事は「分担」を決めるのではなく、できる人ができるタイミングでする「臨機応変」なスタイルへと自然に築かれていったようです。
 
例えば、妻が洗濯の途中で子どもを寝かしつけ、つい一緒に寝込んでしまったら、代わりに帰宅した夫が続けて干すなど、ゆるやかな連携プレーで洗濯もスムーズに完了。
 
お互いをさりげなく思いやり、フォローし合う、そんな臨機応変な家事シェアをすることで、夫には家事への自信がつき、妻には夫に任せられる安心感が生まれるようです。

歩み寄りとコミュニケーションがコツ

現在の20~30代の育ってきた背景や暮らしに対する考えから生まれた、臨機応変な家事スタイル。お互いに歩み寄り、思いやり、さらにそれを伝え合うコミュニケーションで、家事も押しつけ合うことなく上手にシェアできているように見えました。

例えば、子どもの誕生や独立、夫の定年など、ライフステージの変わり目はどんな夫婦にとっても暮らしを見直すいい機会。彼らの「暮らしのマネジメント」や「臨機応変な家事スタイル」を参考にしてみるのもいいかもしれません。

調査概要

「生活者の暮らしに関わる意識と行動について」
◎2006年9月/インターネット調査、郵送調査/首都圏在住20~30代既婚男性/124人
◎2016年9月/インターネット調査、郵送調査/首都圏在住20~30代既婚男性/208人

「家事の意識実態について」
◎2017年9月/インターネット調査/首都圏在住 DINKS、末子小学生以下の夫婦/514組
◎2016年11月、2017年6月/家庭訪問調査/首都圏在住 共働き子あり世帯/10世帯

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