くらしの現場レポート

シニア女性にとって大事な習慣
日々の買い物が心と体を元気にする

2017.03.16 | 高齢社会

【くらしの現場レポート】シニア女性にとって大事な習慣 日々の買い物が心と体を元気にする

今、街には元気なシニア世代の姿がたくさんあります。自立生活をしているシニア女性の買い物に注目してみたところ、日々の買い物に出かけることは、シニア女性の心や体の健康につながっていることがわかりました。

買い物はちょくちょく、一人で気軽に

首都圏に住むシニア世代の女性たちが買い物に行く頻度は、「ほとんど毎日」「週に4~5日」を合わせると全体の約半数を占めます。大半の方は夫や家族と同居していましたが、買い物は一人で行くスタイルが主流のようです。また住まいが首都圏というエリア性もありますが、お店までの交通手段は徒歩とバスが中心でした。

■ふだんの食品・日用品の買い物に行く頻度と、同行者の有無

ふだんの食品・日用品の買い物に行く頻度と、同行者の有無

首都圏在住70~80代女性95人
(花王 生活者研究センター調べ)
※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

楽しい!心にも健康にもいい!

シニア世代の女性は、野菜や肉・魚介類などを自分の目で見て選びたいという気持ちが強いことがわかります。
こまめに買い物に行くことは、運動不足や老化の防止にもなります。
買い物に出れば、食材で季節を感じたり、新しい商品に出会う発見があったり、友達と会って会話を楽しんだりと、気持ちがわくわくするようなことも多く、シニアの生活にはよい刺激になっており、日々の買い物は生活を前向きに送るための役割を担っているようです。
昨日と同じようにできるのは健康でいられた証、と感じるシニアならではの心理もあります。
買い物が億劫と思う人は少ないですが、買いすぎて荷物が重くなって困る、ということはあるようです。

買い物は旬の食材や新商品に出会える楽しい時間

買い物は旬の食材や新商品に出会える楽しい時間

■ふだんの食品・日用品の買い物についてのおもい

ふだんの食品・日用品の買い物に行く頻度と、同行者の有無

首都圏在住70~80代女性95人
(花王 生活者研究センター調べ)
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いろいろな新しい商品を見るとどの様に使うのか、使うとどうなるのか想像してみます。(72歳・夫婦+子)

広告を見て、安い商品をゲットした時は楽しい。(75歳・夫婦のみ)

季節の旬の食品を毎年楽しみにしています。どんな料理にできるか考えるのが楽しい。(78歳・夫婦のみ)

電車でお買い物に行くと、途中でお友達に会える。(73歳・夫婦のみ)

買い物は日常的に人とつながる良い機会

買い物に出かける時は、誰に会っても大丈夫なようにと身だしなみにも気を使っていました。紫外線対策をしっかりして、くつや帽子などのアイテム選びにも周囲の目を意識していました。
姿勢にも気を配りいきいきと歩く様子からは、買い物に出かけることは、人のつながりを感じる大事な場面にもなっていることが感じられました。

リュックを背負って、背筋を伸ばしていきいきと

リュックを背負って、背筋を伸ばしていきいきと

日焼け防止に帽子は必須アイテム、服装に合わせて選ぶ。いかにもというウォーキングシューズではなく、おしゃれなタウンシューズで買い物に。(67歳・夫婦のみ)

手押しタイプのカートは、身長に合わないから、腰を曲げて押したらおばあさんみたい!買い物はリュックで行く、両手もあく。(75歳・夫婦のみ)

これから先、シニアの買い物は加齢による身体能力の低下や地方の交通インフラの弱体化、過疎化による店舗の減少などさまざまな課題が予想されます。でも、積極的に買い物に出かけることが、シニア世代の外出機会を増やし、健康を保つこと、元気なシニアが増えることにつながっていくと感じました。

調査概要

「シニアの健康意識・歩く実態調査」
◎2011年12月~2012年12月/家庭訪問インタビュー/50~70代女性/19人

「高齢者の買い物意識・実態調査」
◎2012年5月、9月/郵送アンケート調査/首都圏在住70~80代女性/95人
◎2012年6~9月/家庭訪問インタビュー/首都圏在住70~80代女性/8人
◎2012年12月/買い物写真調査/首都圏在住70~80代女性/2人

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