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達人コラム

男性スキンケアで印象アップ!
外見を整えることは内面に向き合うこと

今回の達人コラムは男性美容研究家 藤村 岳さんにお聞きしました

20~30代の男性の間ではスキンケアは広く浸透し、さらに自分なりのこだわりをもって、きめ細やかなケアを行う美容意識の高い男性たちも増えています。最近の男性スキンケアの動向について、男性美容研究家の藤村岳さんにお話を伺いました。

色黒よりも色白? 印象が良くなるスキンケアのトレンドは?

現代社会は、人との距離の取り方が何かと難しい時代です。若い世代では恋愛よりも友達といることに重きを置く傾向もあり、異性の目だけでなく同性にどう見られるかも気になるところ。スキンケアは印象をアップさせる手段であり、洗顔や保湿で肌を整えたり、制汗剤でニオイを抑えたりするのは基本で、むしろやっていない方がマナー違反になってきています。
また、『くらしの現場レポート』にもありましたが、日焼け止めなどの消費動向からみても、確かに最近は焼けた肌よりも、焼かないことに気を遣う男性が増えています。かつては、日焼け=男らしさの象徴でしたが、今の時代は過剰な男らしさは求められなくなってきています。それに日焼けは「がんばってやっている」感じがあり、それが前面に出ることもあまり好まれないようです。
「肌は白い方がいい」といっても、女性の美白のような「より白くなりたい」とは少し意味合いがちがって、男性の場合は自分の元の肌の色や状態をより良く保つことが目的です。日焼け止めを使うことで、シミやくすみを予防することは、印象をアップすることにもつながるでしょう。

若い世代の男性の美容意識は高まっているのでしょうか?

女性と同様に、肌のくすみや毛穴の開き、顔のむくみなどのコンプレックスを持っていたり、もっと小顔に見せたいなどの気持ちを持つ男性は、それらを解消して少しでも印象良くしたいという気持ちから、基本のスキンケアにプラスαしたケアにも取り組み始めています。
でも、がんばって努力しているところは悟られたくなくて、「さりげなさ」「ナチュラルさ」にも気をつかいます。『くらしの現場レポート』で「バレたくない」というキーワードが出てきましたが、これは相手がどういう反応をするかわからない、ということが大きいと思います。悪いことをしているわけではないけれど、自分だけ浮いてしまったら恥ずかしい。どういう仲間やコミュニティに属しているかによっても認識は変わってくるのでしょうが、基本のスキンケアは広まってきていても、さらに細やかなプラスαのケアとなると、「これいいよ」「じゃあ、俺もやってみようかな」というところまでには、まだ至っていないという背景があります。

男性美容研究家 藤村 岳さん

男性スキンケアの「ナチュラルさ」とはどういうことでしょうか?

「ナチュラル」かそうでないかのボーダー(基準)は時代によって変化するものであり、今はその過渡期にあると言えます。少し前までは男性にとっては何もしないことがナチュラルでしたが、今では何もしないのは手抜きで、少なくとも洗顔や保湿などで、健康な肌を保つスキンケアがゼロベース。それがナチュラルの基本になっています。
また、男性スキンケアの考えそのものも、変化してきています。かつては、洗顔で汚れを「落とす」、ニオイを「抑える・消す」、ヒゲを「剃る」という引き算=マイナスのケアだけでしたが、化粧水で「保湿する」など、足し算=プラスのケアに考え方は変わってきました。日焼け止めを塗って肌のムラを補正するなど、盛ることのちょっと手前くらいまでは、現段階での「ナチュラル」の範疇と考えてよいと思います。

印象をアップさせるスキンケアのアドバイスをお願いします

これはいつも言っていることですが、始めるならば少しでも早い方がいいですね。肌の老化の真っ只中にいる40代以降の男性も、まずは洗顔料と化粧水から始めて、ぜひゼロベースに立っていただきたいと思います。この世代の男性にとってスキンケアは社会的なハードルが高く、本人はやる気になっても、「何、色気づいてるの?」などと女性がブレーキをかけてしまうことがあります。奥様はぜひ応援してあげてください!
また、男性はヒゲを剃るときに毎日鏡の前に立ちますが、鏡に映しているだけできちんと見ている人は案外少ないものです。ヒゲ剃りで肌の状態を定点観測して、肌に出てくるSOSを見逃さないようにしましょう。映すだけでなく、見て観察することが大事です。
これもすべての世代に言えることですが、肌が健康になって見た目の印象が変わることで、人とのコミュニケーションや仕事の成績などにプラスの効果が期待できます。スキンケアで外見を整えることは、内面の自信にもつながり、結果的に自分を高めてくれるのです。

男性美容研究家 藤村 岳さん
Profile:男性美容研究家 藤村 岳さん

男性美容研究家/美容コンサルタント。1973年、東京生まれ。大学卒業後、植物関連の雑誌・書籍の編集を行った後、料理、健康などの生活情報誌に携わる。男性が読む美容記事を女性が書くことに違和感を覚え、独立。以後、テレビ、雑誌、ウェブなどで男性美容の啓発に努め、男性用コスメの開発やコンサルティングなども行っている。「DANBIKEN」主宰、総合情報サイト『All About』にて「メンズコスメ」のガイドも担当。
男性美容研究所(DANBIKEN)

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