【医師監修】新生児のげっぷのさせ方とコツを解説！うまくげっぷが出ないときの対処法も紹介

大人の太ももに赤ちゃんをうつぶせに寝かせる姿勢でもげっぷをさせることができます。その際、赤ちゃんの鼻と口をふさがないように注意しましょう。
または、赤ちゃんを大人の片腕にうつぶせでもたれかからせる状態にして、姿勢を安定させる方法でもよいでしょう。

赤ちゃんの胸やおなかが少し圧迫されるほうが、げっぷが出やすくなります。縦抱きにするときは、胸のあたりが大人の肩に当たるようにやや高めに抱っこしたほうが効果的でしょう。また、大人の太ももにうつぶせ姿勢にする方法では、自分の体重でおなかが圧迫されるので、縦抱きで出ないときはトライしてみましょう。

「体を動かしたほうが出るかも」と考え、体をゆするのは厳禁です。なぜなら、赤ちゃんの胃は大人とは違って縦長の形をしていて、入り口の筋肉が未発達なために少しの刺激でも吐いてしまうからです。
そのため、授乳後はげっぷをさせても吐いてしまうこともあります。でも、吐く量が少量ならまず心配いりません。もし授乳のたびに大量に吐いてしまい、体重が増えない、元気がないというときは早めに受診しましょう。

赤ちゃんは母乳やミルクを飲むときだけでなく、泣いているときも余分な空気を飲み込むことがあります。授乳後だけでなく何となく不機嫌そう、苦しそうな様子のときにも、げっぷを促してみるのもよいでしょう。ただし、飲み込んだ空気はおならとして出ることもあるので、それほど心配しなくて大丈夫です。