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授乳の気がかり
黄疸が強いのは母乳だから?

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出産後、黄疸の値が悪く、生後7日目に24時間の光線治療を受けました。その後、数値があまり変わらず、退院後も定期的に黄疸の検査を受けています。これは母乳オンリーのためでしょうか。
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新生児の黄疸は生理的黄疸といってよく見られるもので、生後1週間前後で数値(ビリルビン値)がピークになります。これは、ビリルビンを代謝するビリルビン・クリアランスが未成熟なためなどの理由によるものです。また、母乳の赤ちゃんでは母乳中に排泄されるホルモンの影響によって、生後2~3週間たってもビリルビン値が高いまま続くこと(母乳性の遷延性黄疸)がありますが、黄疸以外の症状がなければ心配はなく、特別な対処は必要ありません。

母乳を2~3日停止すると数値は急速に下がりますが、生後2週間を過ぎていればその必要はないと考えられています。じきに黄疸は消失しますから、安心して母乳を飲ませてあげましょう。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック
院長 川上一恵先生

医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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