花王グループ
健康経営のご紹介

Well-being 一人ひとりのよりよい状態をめざして

花王は、「花王グループ健康宣言」に基づき、健康経営を推進しています。
社員の心と身体の健康は、事業活動の源泉であり、人財の成長と組織力の最大化につながる重要な要素です。この考えの下、社員とその家族が健康支援を公平に受けられる機会を提供するとともに、健康基礎情報の解析とヘルスケア知見から生まれた商品やヘルスケアソリューションを自社の健康開発に取り入れ、社員と家族が参画する実践型の活動を進めています。
さらに、自社の取り組みのうち、優れた事例や知見については、自治体や他企業、生活者の皆さまに積極的に展開し、すこやかでこころ豊かな生活の実現を支援しています。
こうした取り組みが認められ、健康経営にすぐれた企業としての評価をいただいています。

  • 「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

2025年健康経営銘柄

2025年健康経営優良法人ホワイト500

DBJ健康格付2024

花王グループ健康の日

社員と家族、そして世界の人々とともに

世界保健機関(World Health Organization:WHO)は、4月7日を世界健康デーとし、毎年テーマを定めて世界的な取り組みを呼びかけています。
この日を花王は「花王グループ健康の日」とし、社員とその家族に向けた健康増進、そして世界の人々の暮らしと健康を支えることをメッセージとして発信していきます。

花王グループ健康の日によせて

中期経営戦略K27の重点課題のひとつである『社員活力の最大化』に向けて、多様な社員の挑戦が拡大しています。
多様な社員が挑戦できる土台は『公平な機会の提供』であり、健康開発は、DE&Iや当社の人事制度の基本であるOKR活用と並んで、その中心的な取り組みの一つです。
年間を通じて様々な健康支援を行い、心身のケアにも取り組むことで、ワークエンゲイジメントが高い社員が増えています。
健康経営を通じて、こうした活力ある社員が増えることで、意欲ある人財をとがらせ、グローバル・シャープトップな人財・組織運営を進めていきます。
この「健康の日」をきっかけに、私たちと一緒に、すこやかでこころ豊かな暮らしを実現していきましょう。

私の健康宣言

「健康は仕事の土台」花王株式会社
代表取締役 社長執行役員
長谷部 佳宏

私の健康宣言

「健康は仕事の土台」

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花王株式会社
代表取締役 社長執行役員
長谷部 佳宏

花王の健康経営の特徴

花王の健康づくりの特徴は、

①経営トップからの意思表明(花王グループ健康宣言)
②全社および各事業場における健康経営推進体制の構築
③データ分析に基づくアクションプランの実行
④自社のヘルスケア知見を活用した効果的な健康づくりの推進です。

健康づくり体制(②)では、健康保険組合と人財戦略部門の連携により、共同で健康中期計画を策定しています。また事業場・地区ごとに健康実務責任者・担当者を設置しています。
データ分析(③)では、健診データ、生活習慣、医療費データ等の経年比較を、グループ会社別、事業場別、職種別などの視点から行う「花王健康白書」を毎年作成。現状、課題、および取り組みの進捗確認をします。分析および全社方針に基づき、事業場・地区の健康実務責任者は事業場・地区の特色に応じた健康経営に取り組んでいます。
独自の効果的な健康づくり(④)については下記でご紹介します。

花王の健康経営の特徴

組織体制 1

健康体制

健康経営を推進するため、経営レベルの会議において、健康経営の全体方針、戦略の進捗状況の確認を行っています。
また、個々の施策に関しては、会社と健康保険組合が打ち合わせを行い、企画案を検討したうえで、労組・社員代表が参画する健保組合会、グループ厚生会議において、審議し、決定しています。
各事業場・地区には、健康実務責任者・担当者・産業医・看護職を配置し、(安全)衛生委員会・厚生委員会で審議したうえで、施策を実行しています。

組織体制

組織体制 2

健康づくりマネジメントシステム

花王グループ健康宣言実現に向けた健康づくりマネジメントシステムを推進しています。

P:花王グループ健康宣言に基づき、全社版の健康経営中期計画「Kao健康2025」を策定
事業場・地区別では毎年健康づくり計画を策定

D:健診や健診後事後措置、保健指導、健康づくり事業を実施
C:取り組み成果を健康白書データで確認
健康基礎情報の分析により取り組み効果を確認

A:保健スタッフ会議、健康白書勉強会、保健指導
検討会、メンタルヘルス会議等を通じて取り組みの振り返りと今後のアクションプランを検討
会議体では、様々な研修も組み入れ、産業保健スタッフの課題意識の共有化と能力向上に努める

健康づくりマネジメントシステムの推進

花王の健康経営で解決したい経営課題

制度・施策実行

健康中期計画

人員構成や健康課題から導き出された6つの取り組み(生活習慣病・がん・禁煙・シニア・女性・こころ)と基盤活動(健康診断・二次検査・保健指導・治療と就業の両立支援・感染症対策・健康管理と有害業務者管理等)により、Well-being 一人ひとりのより良い状態を実現することを目指しています。
取り組みの詳細についてはこちら

健康中期計画 Kao健康2025

ねらいと成果

めざしているのは、ヘルスリテラシーの高い社員を増やすことで、一人ひとりのより良い状態を実現し、経営指標にある社員活力の最大化につなげることです。
高年齢化が進み、働き方が多様化している現代においては、一律のものさしを用いて判断することは難しいと考えています。
よって、一人ひとりに向き合い健康支援を継続するとともに、一つひとつの取り組みで成果効果を図っています。
花王では、早期発見・早期治療が最も重要であると考え、二次検査受検率は97.5%、保健指導にも力を入れています。こうした取り組みの結果、生活習慣病リスク保有者は他健保よりも低く抑えられており、特定保健指導対象者率も低い傾向にあります。
また、GENKI率は微増傾向にあり、ワークエンゲイジメントなどの率はほぼ横ばいです。今後とも活力ある社員を増やす活動を推進していきます。

健康経営戦略マップにおける主な指標

健康経営戦略マップにおける主な指標

各数値の算出方法

  • GENKI率:ストレスチェックの活気項目「活気がわいてくる」「元気がいっぱいだ」「生き生きする」という問いに対する各回答を得点化(「ほとんどいつもあった」4点、「しばしばあった」3点、「ときどきあった」2点、「ほとんどなかった」1点) 3問の平均得点が2点以上に該当する社員の人数を全回答社員数で除した値
  • ワークエンゲージメント:ストレスチェックのワークエンゲージ項目「仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる」「自分の仕事に誇りを感じる」という問いに対する各回答を得点化(「そうだ」4点、「まあそうだ」3点、「ややちがう」2点、「ちがう」1点)、2問の合計得点が5点以上に該当する社員の人数を全回答社員数で除した値
  • アブセンティーズム:「過去12カ月の間に病気や健康上の理由で、合計何日休みましたか?」という問いにおいて、8日以上と回答した社員数を全回答社員数で除した値
  • プレゼンティーズム:「心身共に不調がないベストな状態の時に発揮できるあなたの仕事のパフォーマンスを100とした時、最近1か月間のあなたの仕事のパフォーマンスはどのくらいですか。0〜100までの数値でお答えください。」という問いに対する回答において、全回答社員の平均値を100から引いた値
    ※2024年度より、SPQ(東大1項目版)準拠に変更
    「病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として過去4週間の自身の仕事を評価してください。」
  • 仕事の満足度:ストレスチェック「仕事に満足だ」という問いに対する各回答を得点化、得点が3点以上に該当する社員の人数を全回答社員数で除した値
  • 生活の満足度:ストレスチェック「家庭生活に満足だ」という問いに対する各回答を得点化、得点が3点以上に該当する社員の人数を全回答社員数で除した値

生活習慣病リスク

リスクのある方に、早く受診いただくため、二次検査や保健指導に力を入れています。
その結果、生活習慣病リスクにおいて、他健保平均よりも正常群の割合が高く、健診での要医療者の未治療割合が低い結果となっています。また生活習慣病群での受診者割合も低くなっており、これは経年の取り組みの成果であると考えています。

生活習慣病リスク

㈱JMDC 医療費分析より
■在籍:各年度継続在籍、被保険者
■年齢:各年度末40歳以上
■該当者あたり医療費:傷病指定しない総医療費(疑い含む)、ただし歯科除く

自社の技術を活用した効果的な健康づくり

花王はヘルスケア事業と関連して、「内臓脂肪と“くらし”に関する研究」、「歩行と健康に関する研究」などに長年取り組んできました。その過程で得られたさまざまな知見は、社員と家族の健康づくりに活用し、中でもすぐれた事例や知見は、自治体や他企業にも「GENKI-wellサービス」として提供しています。
「GENKI-wellサービス」の特徴は、健康状態や生活習慣を“見える化”し、それによって健康への意識を高めたうえで、“くらし”を通じて効果的に改善することです。花王では、この自社のソリューションを活用して、健康につながる“くらし”を、社員が自主的に、無理なく楽しく継続できるよう、サポートしています。

Genki well

サービスを活用

生活習慣測定会

生活習慣に関するチェックと、生活習慣に影響を受けやすい内臓脂肪の測定値を分析し、結果を数値化して提示することで、生活習慣改善への意識を高めます。

スマート和食

花王が開発した、内臓脂肪をためにくい食事法「スマート和食」を社員とその家族にも周知する活動を継続。料理教室を定期的に開催し、社員食堂ではスマート和食ランチを提供しています。

歩行基礎力測定会

歩行の速さや歩幅、左右バランスなどを測定し、「歩行年齢」を提示。若々しい歩き方を動機づけます。

ホコタッチ

花王オリジナルの歩行計「ホコタッチ」を貸し出し。毎日の歩行年齢を見える化し、若々しい歩き方の習慣づけを促します。

  • 「GENKI-well」「スマート和食」「ホコタッチ」は、花王株式会社の登録商標です。

健康経営優良法人の認定をめざす
お取引先企業の皆さまへ

花王では、社会の一員として、社員やその家族、社会の健康増進に取り組み、健康経営優良法人の認定をめざす多くの企業を応援しています。
花王も実践している健康マネジメントシステムのサイクルに合わせて、各企業の健康課題の把握、取り組みの実践についてアドバイスを行い、ツールとして健康白書を作成していきます。 とくに、弊社とお取引のある企業の皆さま方にはぜひ情報交換をさせていただき、一緒に「健康経営」を継続させていきましょう。
弊社の取り組みにご興味がある場合も「サービスお問い合わせ」まで、遠慮なくご連絡ください。

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