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健診の気がかり

向きぐせが強い。頭がいびつ

向きぐせが強くて、いつも右側を向いて頭を斜めにして寝ています。極端な向きぐせは「斜頸」のこともあると聞いて心配です。(トシママ 3カ月)
 
3カ月健診のときに、いびつな頭を見て「もう治らないね」と言われました。ですが6カ月健診では違うお医者さんが「まだ治せるから向きぐせに注意するように」と。今8カ月で気をつけてはいますが、あまり変化がありません。嫌なほうに向かせて寝かせようとするとグズってしまいます。頭の形を治すのに効果があるのはいつごろまででしょうか。(ちゅら 8カ月)

「斜頸」は首の筋肉の中に血腫があるために、首がどちらか一方に極端に曲がってしまうもので、首に触れるとしこりがあります。健診では必ずチェックしますから、トシママさんが1カ月健診で何も言われなかったのなら、心配ないと思います。首がすわってきて、抱っこしているときに自分の力で頭の向きを変えるようなら、単なる向きぐせでしょう。
よくわからずにどうしても不安なら次の健診で相談してみてください。また、「斜頸」であっても、血腫は自然に吸収されることが多く、ほぼ1歳頃までに自然に治ります。
 
ちゅらさんは、頭のいびつを心配していますが、向きぐせの強い赤ちゃんではよくあることです。1歳半頃までは頭の骨が軟らかく、頭蓋を構成する骨同士もつながっていないので、頭の形が変わりやすいものです。
頭の形が少しいびつになると、ぺったんこのほうを下にした状態のほうが寝ているときに安定するので、無理に姿勢を変えると嫌がることもあります。寝返りもできるので、頭の向きを変えても自分から戻ってしまうこともあるでしょう。むしろ、起きているときに腹ばいの姿勢で遊ばせたり、あおむけの姿勢でも苦手な方向からおもちゃであやしてそちらへの寝返りを促すようにしてみましょう。
 
今は変形がひどいように思えても、これから徐々に頭の骨が硬くなっていくにつれ、ゆがみは解消していきます。さらに、髪の毛が伸びてくるとゆがみも目立たなくなります。
赤ちゃんの頃、上から見るとまるで平行四辺形のように頭が変形していた場合でも、幼児期になるとちゃんと丸くなっている子もいるので、あまり心配しないようにしましょう。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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