赤ちゃんとママ・パパのための情報

赤ちゃん相談室

お薬の上手な飲ませ方・使い方

嫌がるときは、薬を変えてもらえる?

以前に処方されたドライシロップは甘くて、水に溶かすと喜んで飲んでいたのですが、かぜで処方された抗生物質がとても苦く、口に入れただけで吐いてしまいました。無理にでも飲ませたほうがいいのでしょうか。今後、同じ薬が処方されたとき、ほかの飲みやすい薬にしてもらうことはできますか?(えるちこ 1歳6カ月)

どう工夫しても「シロップがダメ」、「粉薬が苦手」という場合、主治医に相談するのを遠慮することはありません。ただし、いろいろ工夫してみたけれど…。というのが前提です。最近は、赤ちゃんに薬を飲ませるためのいろいろなグッズも市販されていますし、「飲まない」という原因が単に満腹だったなどの場合もあります。

ところで、相談のえるちこさんですが、抗生物質全部がまずいというわけではないのですが、たまたま味のよくない薬が必要で処方されてしまったのでしょう。
抗生物質は、病原体のなかでも細菌やマイコプラズマなどの病原微生物に対し、直接作用して効力を発揮する薬です。おもに肺炎や中耳炎など細菌感染の病気に処方されるほかウイルス性の病気から細菌への二次感染を予防する目的で処方されることもあります。
いずれにしても、原因菌を考慮して薬の種類を選択するので、飲みやすさだけでは選べません。

ただ、担当医には飲ませにくかった薬について伝えておくとよいでしょう。次回、同じような症状のとき、飲みやすい別の抗生物質に変えてもらえることもあるからです。

しかし、「マイコプラズマ肺炎」などどうしても苦みの強い抗生剤を処方せざるを得ない場合もあります。
処方されたときに、少しでもおいしく飲める方法がないかを医師や調剤薬局の人に聞いたり、子どもに飲ませる前にママがちょっと味見をして、甘みを足すなどの工夫をしてください。
抗生物質には、悪い菌をたたく殺菌作用や、菌の働きを弱めて増殖を防ぐ静菌作用があり、必要と判断された場合は処方された期間はきちんと飲ませる必要があります。ほかのQ&Aも参考にして、飲みそこねることのないようにしてください。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

Page Top