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赤ちゃん相談室

母乳育児の不安

9カ月になったら母乳よりフォローアップミルク?

ミルクの場合、9カ月頃からフォローアップミルクになりますが、母乳の場合はどうなのでしょうか? 鉄やカルシウムが不足しないでしょうか。(6カ月 ぷんばあ)
 
生後間もなくは約8割がミルクの混合でしたが、時には涙を流しながらひたすらおっぱいを吸わせて、頑張って3カ月の頃には完全母乳になりました。今でも離乳食後を含めて1日5~6回母乳を与えていますが、そろそろフォローアップミルクに変えたほうが良いのでしょうか?かなり努力して母乳になったため、娘が卒乳するまで断乳はしたくないのですが…。(10カ月 はねそ)

フォローアップミルクが普通のミルクと違うのは、脂肪が少なく、たんぱく質と鉄やカルシウムが強化されていることです。これは、離乳食から十分な栄養がとれない場合の栄養の補いという目的があるからです。ただし、フォローアップミルクは9カ月になったら必ず切り替えるものではありません。離乳食で鉄分などがきちんととれていれば問題はないので、母乳やミルクをそのまま続け、1才になったころ牛乳へ移行すればよいでしょう。
 
その点は母乳育児でも同じです。母乳ならお母さんが鉄の多い食事をとり、離乳食にもレバーや青菜など鉄の多い食品を積極的に取り入れていれば、問題はありません。まだ6カ月のぷんばあさんは、今後そういうことを念頭に置いて離乳食を進めていきましょう。
 
はねそさんも、1日3回の離乳食を内容・量とも充実させることに力を注いでください。母乳でもミルクでも、これからは離乳食での栄養バランスをとることが大事なのです。不安なら離乳食の素材としてフォローアップミルクを使う方法もあります。これまで頑張って続けた母乳育児をやめる必要はありません。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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