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  • 情報システム No.05

ユーザーと築く システムの
「よきモノづくり」


情報システム担当
経営工学コース 2018年卒業

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社内のユーザーと共にシステムを作り上げ、
育てていく

私は、製品がお客様のもとに届いて販売されるまでの、原材料の調達、製品の生産、製品の在庫管理・輸送のプロセスにおいて在庫やお金、情報の流れを管理するシステムの設計・開発、運用を行う部署に所属しています。なかでも、私は原材料の調達などを行う購買領域のシステムを担当しています。 購買領域のシステムでは、ベンダーや単価などの原材料の調達に必要な情報の管理、どの原材料をいつまでにどれくらいの数量発注する必要があるかの計算と発注、発注した原材料が実際に届いたことを記録することによる在庫数量の管理などを行っています。
これらのシステムを利用する社内のユーザーから届いた問い合わせに回答したり、ビジネス環境の変化に応じてシステムの改修を行ったりすることで、より使ってもらえる、より使いやすいシステムになるよう改善を続けています。問い合わせへの回答や、システムの設計を行うときは、ユーザーと密にやり取りをしながら進めていきます。これは、ユーザーがシステムを利用する姿を間近に見られ、またどんなことに困っているのかといった声を直接聞くことができる社内SEならではのことだと思います。

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達成感はシステム稼働までの
道のりの先にある

入社後、初めて携わったシステム開発は、品質管理システムの海外展開でした。品質管理システムとは、品質検査時に検査結果を入力したり、検査結果の報告書を出力したりする際に利用されるシステムです。また、検査結果データを分析し、改善活動につなげるためにも利用されます。すなわち、「よきモノづくり」を保証するための一助となっています。
その中でも私は旧システムから新システムへのデータ移行を担当しました。品質管理システムでは、それぞれの製品に対して、どの検査をどの規格のもとで行うかといった検査の情報を持っています。しかし、新システムの制約上、旧システムから検査の情報をそのまま移行することができませんでした。システムの移行によって品質保証業務に影響が出ないように、移行前後で検査の情報を漏れなく移行できる方法をユーザーとも慎重に議論を重ねました。システムの制約と業務の要望が対立して結論を出すのに時間がかかった分、データの移行後にシステムが問題なく稼働できたときは、大きな達成感がありました。

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ユーザーの「困った」 解消の鍵は
システムとユーザー業務の理解

仕事を進める上では、システムの知識を持ち合わせているだけでなく、システムを利用される方の業務を理解することを大切にしています。 日頃から、社内のユーザーより「このシステムを使う上でこんなことで困っているが、どうしたらいいか」といった声をいただきます。 システムの担当者として、ユーザーが困っていることに対する解決策を提案するためには、まずはシステムのことを理解している必要があります。要望を実現することはシステムの仕組み上可能なのか、もし実現が難しい場合には代替できる機能がないかなど、システム観点での検討の際に、システムの仕組みを理解できていなくては誤った結論を導いてしまいます。
一方で、ユーザーがなぜ困っているのかを明らかにすることも欠かせません。システム観点からは一見すると問題がなさそうなことも、日常的な業務でシステムを使うユーザーは困っていることもあります。したがって、本当に解決につながる解決策を検討するためには、普段どのような目的でどのような業務を行っているかを理解しておくことが必要です。業務の内容をユーザーから教えていただいたり、時には現場を見学させていただいたりすることで、普段どのような目的でどのような業務を行っているかを理解し、どういった場面でシステムが使われるのかを自分ごととして捉えるように心がけています。 このように、ユーザーの困っていることを解決するためには、システムのことだけでなくユーザーの業務も理解していることが重要であると考えています。

感謝の言葉がシステムの
「よきモノづくり」の原動力

私たちは花王の「よきモノづくり」を支えるためにシステムという仕組みを提供していると同時に、システムの開発自体もひとつの「よきモノづくり」だと考えています。
システムの「よきモノづくり」を進めていく上で、社内のユーザーとのコミュニケーションは欠かせません。日本国内だけでなく、グローバルに展開するシステムに携わっていると、顔が見えないなかでのやり取りでは伝えたいことが思うように伝わらず、もどかしい思いをすることもあります。しかし、対応を終えて、ユーザーから直接感謝の言葉をいただけると、それまでの要望に応えるための検討や開発作業で、ユーザーの業務の役に立てたのだと嬉しく思います。 みなさんと一緒にシステムの「よきモノづくり」をできることを楽しみにしています。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事

出社時


06:00 起床


06:30 身支度


07:00 通勤


08:00 出社


08:30 システム開発作業


11:00 ユーザー部門との打ち合わせ


12:00 昼食


13:00 システム設計資料作成



15:00 外部との打ち合わせ


16:00 打ち合わせで挙がった課題の整理


17:30 退社


18:30 帰宅


19:00 自由時間(夕食などリラックス)


22:00 就寝


在宅勤務時


07:30 起床


08:00 身支度


08:30 業務開始


09:00 システム開発作業


12:00 運動&昼食


13:00 担当システムについて打ち合わせ



15:00 開発中のシステムについて打ち合わせ


17:00 システム開発作業


18:00 業務終了


18:30 夕食


19:30 自由時間(勉強、読書などリラックス)


22:30 就寝


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