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赤ちゃん相談室

お薬の上手な飲ませ方・使い方

目薬の上手なさし方は?

目やにがひどく目薬が処方されたのですが、うまく目に入れられません。膝の間に頭をはさんで固定し、まぶたを開けて入れようとするのですが、頭を左右に振って嫌がります。最近は、寝かせてまぶたに触れただけで泣きわめくようになってしまいました。(たらこママ 11カ月)

目薬(点眼薬)には、症状に応じて目の炎症を抑える抗炎症薬や、殺菌作用のある抗生物質、あるいは抗アレルギー薬などがあります。赤ちゃんに処方されるケースとして考えられるのは、さかさまつげによる角膜の炎症、ウイルス性の結膜炎などでしょう。水状のさらさらした薬のほか、ベタッとした軟膏タイプのものもあります。
 
いずれの場合も、目薬の容器の先端が、赤ちゃんのまぶたや目の表面にふれないように注意して使用しましょう。ふれると、容器のなかで菌が増殖しかねません。また、開栓後は冷蔵庫で保存し、1~2週間を目安に使い切ります。
 
次に上手なさし方ですが、目薬を使うのは本当に厄介です。目に点眼薬が接近してくるというのは、少し大きくなった子どもにとって恐怖ですし、訳のわからない月齢であっても、目に触れられ、何かが入れられるというのは心地よいものではありません。
 
そのことをわかったうえで、お母さんも緊張せず、リラックスした雰囲気のなかでさりげなくさしてあげてください。要領を覚えると案外簡単です。
 
まず、赤ちゃんを床に寝かせ、両膝で頭を左右からはさみます。次に、左手(利き手ではない方)であごを押さえます。こうすると子どもは頭を振れません。無理やり押さえるとかえって暴れるので、おもちゃを見せたり声をかけてさりげなく。
そして、利き手で点眼薬の容器を持ち、目頭に1~2滴、薬を落とします。赤ちゃんは目を開いていてもつぶっていてもかまいません。薬が落とされると、赤ちゃんは反応して目をパチパチさせるはずです。これによって、目に薬が入っていきます。1滴でも入れば、目の全体に薬が行き渡るので大丈夫。あまり泣かせないように手早くしてしまいましょうね。
 
ポイントは目頭に点眼すること。目尻に落とすと、そのまま顔に沿って流れ落ちてしまいます。
2~3歳の子であれば、「おめめつぶって」を指示し、目頭に1滴ずつ落とし、その後、指で眼を開ければ、薬が眼に入ります。
ベタっとした軟膏タイプの目薬は、お母さんの手をきれいに石けんで洗い、指に必要量をとり、下眼瞼の赤い部分(あかんべーをして見える赤い部分)にそっと乗せます。その後、眼を閉じ、まぶたの上から軽く押さえます。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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