赤ちゃんとママ・パパのための情報
夜中に発熱すると不安で心細いものですが、あわてずに赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。緊急を要する発熱かどうかは、熱の高さと同時に全身状態を見て判断します。
高熱(38.5℃以上)があっても、比較的機嫌がよく、母乳やミルクをそれなりに飲んでよく眠るようなら、あわてて救急外来を受診しなくても大丈夫です。翌朝まで待ってかかりつけ医を受診しましょう。
しかし、次のような場合は夜中でも大至急病院に行く必要があります。
・次第に元気がなくなり、呼びかけても反応がない(意識がない)
・呼吸が苦しそうで、顔色が青ざめてきた
・母乳やミルクはもちろん、水分も受け付けずぐったりしてきた
・生後1カ月までの赤ちゃんが発熱した場合
・41℃以上の高熱になった場合
そのほか、熱はさほど高くなくても血便が出た時や、下痢と嘔吐が激しくて脱水の心配がある時、熱性けいれんが5分以上続く場合も、大至急受診してください。
なお、夜間、休日の救急外来は必ずしも小児科医が当直や当番医を担当しているとは限りません。その場で薬が処方されても、翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。
医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。
夜間の発熱時、何度以上なら救急外来にかかるのかがわかりません。まだ発熱したことがないので不安です。
(ぽんぽ 7カ月)