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おねしょ

4歳なのに、まだ紙おむつがずっしり重くなるほどのおねしょ

2歳の誕生日前から、昼間は頻繁にトイレに誘えばちゃんと用を足せるようになりました。ところが、おねしょはずっと続いています。夜は紙おむつを使用していますが、朝になるとずっしりと重くなるほどたっぷり排尿しています。なぜなのでしょう。(りなママさん 4歳8カ月)

紙おむつが重くなるほどというのは、夜間の排尿回数が相当多いことがうかがわれます。4歳でおねしょをしてもおかしくはありませんが、量の多さが気になります。

2歳前から、ひんぱんにトイレに誘う形でのトイレ・トレーニングをかなりしっかり行ってきたようですね。そうした経緯からみて、このお子さんのおねしょは、膀胱の大きさが十分に育っていない結果として起きている可能性が高いように思います。

夜間の排尿は子ども自身がコントロールできるものではないのですが、一晩おしっこをせずに朝を迎えるためには、排尿を抑えるホルモン(抗利尿ホルモン)の分泌が十分になることとともに、おしっこを貯める膀胱の容量が年齢相応に大きくなっていることが必要です。

しかし、昼間のおむつをとるためのトイレ・トレーニングの段階で、あまりにもひんぱんにトイレに誘っていると、膀胱に十分尿がたまらないうちにトイレでの排泄を促されてしまい、膀胱の大きさが年齢のわりには小さい状態になってしまうことがあります。そのため、夜間の尿を膀胱内にためることができず、おねしょになってしまうことがあるのですね。りなママさんのお子さんは、そうしたケースのように見受けられます。

このような場合には、昼間はひんぱんにトイレに誘わず、我慢できる限界までトイレを我慢させるトレーニングを繰り返すことが効果的です。それによって膀胱容量を育てると、夜間の排泄間隔も伸びてくるはずです。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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