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トイレ・トレーニング

うまくいったと思ったら逆戻り。なぜ?

1歳3カ月からトレーニングしていますが、何度もおむつ戻りをしています。今は、泣いてしまうとおしっこをもらしてしまうのですが、どうしたらいいのでしょう。(マイメロ 2歳4カ月)

3歳で実家に里帰りしたとき、突然カンペキにおしっこのお知らせができるようになり、喜んでいました。ところが帰宅したとたん、まったく知らせなくなり、現在もできないまま。どうも出るのがわかっているのに黙っているようなのです。ほめたりイベント作ったりしていますが、効果なしです。(ぴぃ 3歳3カ月)

マイメロさんの場合、内容はわかりませんが、かなり早い時期からトレーニングを始めたようですね。1歳3カ月からスタートしたとのことですが、この頃はまだ出た感覚がようやくわかる時期ですし、言葉で意思を伝える力もそれほど育っていません。
たまたま上手にトイレでできたことがあり、お母さんもトントン拍子でおむつ離れが進むものと期待しすぎてしまったのではないでしょうか。

泣いてしまうとおしっこをもらすのは、腹圧がかかるためですが、教えられずに泣いておもらししてしまう子どもの気持ちになってみましょう。トイレ・トレーニングにむきになったあまり、ひんぱんにトイレに誘導したりしていなかったでしょうか。時期が来れば必ず教えるようになりますし、まだおむつをあてていてもおかしい年齢ではありません。逆戻りと思わず、ゆったり子どものサインを見てあげてください。

ぴぃさんも、たまたま里帰りのときにうまくできたので、これで万全と思ってしまったのですね。そのときの状況はよくわかりませんが、おばあちゃんやおじいちゃんがこまめにトイレに連れて行ってくれたために、たまたまタイミングよく排泄できたのではないでしょうか。帰宅したとたん教えなくなったのは、子どもも気がゆるんだのかもしれませんし、里帰り中の結果に気をよくしたお母さんが、「もう失敗せずにできるはず」という過大な期待を持ってしまい、失敗したときにがっかりした様子を見せたことに起因していることも考えられます。

さっさとおむつをとりたいという気持ちはさておいて、「焦らない・叱らない・うまくいったらほめる」というトレーニングの基本に立ち戻りましょう。ある程度生理的な発達は整ってきているのですから、「いつでもいいから教えてね」という態度に徹すれば、必ず元に戻って教えてくれるようになります。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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