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トイレ・トレーニング

こんな様子はトレーニング開始のサイン?

最近、うんちやおしっこを教えてくれるようになりました。まだ、やる前に教えたり、出てしまってからだったりなのですが、そろそろトレーニングの始めどきなのでしょうか。(yasuko 1歳3カ月)
 
親戚のすすめもあって10カ月頃からトレーニングを始め、今はうんちのみトイレでするように。排便したくなると、そばに来てしぐさを見せるのでわかるからです。ただ、おしっこはまだおむつの中。トレーニングパンツを購入しようかと思いつつ、まだ「シー」も言えないので迷っています。お昼寝後は必ずおしっこをするので、そのときはトイレでさせています。(みかん 1歳3カ月)
 
動き回っていても、うんちのときは直立不動になって小刻みに震えながらうなり出すのですぐわかります。こういうサインが出るようになれば、トレーニングを始めてもいいのでしょうか。(もちた 1歳6カ月)

1歳を過ぎるとおしっこやうんちが出ていることを自覚するようになり、排泄のときに立ち止まったり、おむつを見つめるようなしぐさが出てくる赤ちゃんもいます。
 
これが赤ちゃんからのおしっこサインの始まりです。3人ともそれぞれにわかりやすいサインを出し始めたようですね。ただ、このような様子が見られたからといって、一気におむつ離れが進むわけではありません。
 
1歳代のうちは、出たサインに気づいたときに手早くおむつを替えてあげたり、出そうなことがわかったときに嫌がらなければトイレに誘ってみるというくらいのトレーニングでいいでしょう。
 
ここぞとばかりに、ひんぱんにトイレに連れて行ったり、いきなり布製のパンツに替えても、失敗が多くてお母さんもストレスがたまってしまいます。また、赤ちゃんも急にそのようなトレーニングを始められると、なにごとかと思って緊張してしまいます。トレーニングと身構えず、まずできそうなことから始めてみましょう。
 
yasukoさんの場合、月齢からみて教えるといっても言葉ではなくしぐさだったり、お母さんが赤ちゃんを観察してそれと感じている可能性があります。出たあとでサインを出してきたらすぐにおむつを交換し、「おしっこ出たね」と喜んであげましょう。出る前に気づいたらトイレでさせてもいいのですが、そこでうまくできなくてもがっかりしたり叱ったりしないことが大切です。また、赤ちゃんがトイレを嫌がるときは決して無理強いせず、トイレでの練習はひとまず後回しにしましょう。
 
みかんさんは1歳前からトレーニングを開始したとのことですが、たまたまトイレでできたのはタイミングが合っただけで、赤ちゃんの側に排泄の自立に向けての生理的機能が備わったわけではないと思われます。おしっこをおむつの中でしかできないのは月齢的にみて自然なことで、うんちのタイミングをつかめただけでも、この月齢ではラッキーです。昼寝後などおむつが濡れていないときにトイレでさせるという、今のやり方を続けて様子を見ましょう。まだこの月齢では、トレーニングパンツにしても、急に教え始めるようになるとは思えません。
 
もちたさんも、うんちのタイミングがしっかりつかめているようですから、小刻みに震えるしぐさが見られたら「うんち出るね」と言葉がけしつつ、トイレに座らせてみるといいでしょう。ただし嫌がるようなら無理強いすることはありません。
 
3人ともこれから言葉の理解が深まってくれば、サインはもっと明確になります。それまでは、徹底しているように思えなくても、その程度のトレーニングにとどめておきましょう。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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