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うんちの気がかり

卒乳したのにうんちがゆるい

以前は『泥ダンゴ』のようなかたまりのうんちをしていたのに、ここ1カ月はうんちがとてもゆるいのです。離乳食から大人と同じ固さの食事を食べさせるようになったのと同時期からなのですが、まだ完了するには早かったのでしょうか?(1歳2カ月 ゆん)

母乳を1歳4カ月でやめたのですが、その後もうんちがゆるいことが多いのです。現在、フォローアップミルクを1日400mlくらい飲み、離乳食は普通に食べています。(りなさな 1歳6カ月)

母乳や哺乳びんでの授乳を卒業し、離乳食が栄養の主役になることを離乳完了と言います。離乳完了の目安は1歳3カ月頃ですが、栄養の主体が乳類から食品に移ったとはいえ、咀嚼力や消化力はそれまでとほとんど変わりません。完了してもいきなり大人と同じような固さの食事に進めるのではなく、離乳食の延長線上で様子を見てください。

ゆんさんは、やや早めに大人と同じ固さの食事にしてしまったようですね。母乳や哺乳びんでの授乳をやめて離乳完了に踏み切る時期としては決して早すぎないのですが、一気に固さを進め過ぎてしまったようです。おそらく食べ方が上手なので、大人と同じ調理形態でも食べてしまうのでしょうが、時期を同じくしてうんちがゆるくなったのはそのせいだと思われます。

ご飯なら八分がゆや軟飯に、野菜の煮物なども大人用から取り分けてもう少し柔らかく煮込み、簡単に口でほぐれるような固さにしてあげましょう。あまりビクビクする必要はありませんが、うんちがゆるいときは脂肪の多い食品も控えめにするといいですね。
うんちの話とはちょっと違いますが、あまり早い時期から大人と同じような固さのものを食べさせると、丸飲みを覚えてしまう心配もあります。奥歯が生えそろう2歳頃までは咀嚼力も1歳頃と大差ないので、急がないようにしましょう。

一方、りなさなさんは、母乳を卒業したのにうんちがゆるいことがあると心配しておいでです。卒乳したら、うんちがそれまでより硬くなるはず、と思っていたのでしょう。確かに、母乳やミルクのウエイトが減るとうんちがねっとりしてくる場合が多いのですが、必ずしもそうとも限りません。個人差もありますが、離乳完了の直前頃には、母乳を飲んでいてもさほど出ていないこともあり、卒乳後のフォローアップミルクのほうがかえって乳量的には多かったりする場合もあるからです。

また、もともと体質的にうんちが軟らかめで、完了期になってもそれまでと同じようにゆるい便が出る赤ちゃんもいます。りなさなさんの場合も、そういうタイプなのかもしれません。フォローアップミルクの量も1日400mlなら適量ですし、赤ちゃんの食事を「離乳食」と表現していることから柔らかい調理形態にしていることも察せられます。心配はないので、このままの食事を続けてあげてください。やがて、消化力が発達してくれば自然にうんちも硬くなってくるはずです。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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