日々、洗たくに関するリサーチや研究を行っている、花王 マーケティング創発センター 生活者研究部 くらしのきれい研究室の深井さん。深井さんの「#これからもずっと着たい服」への想いとともに、衣類のお手入れを通して叶えたいことをインタビューしました。
深井さんの #これからもずっと着たい服 は、20年間に渡って大事にしているハンドメイドのもの。
「これは、亡くなってしまった祖母が私に手編みしてくれたニットセーターなんです。もう20年も前に作ってくれて、眺めたり、肌にあてたりして祖母を思い出しています。大切すぎて、今ではあまり着ることはないのですがきれいに保存しておきたくて、たまにていねいに洗ってあげています」
服はいつも自分の心を映してくれると話してくれました。
「このニットに限らず服って人生に寄り添ってくれるものだなって思います。その時々の流行が反映された服は、当時を思い出させてくれますし、年齢によっても自分に似合う服が変わってきたりします。ここぞという日にいつも勇気をもらう一着もあったり。服やファッションは自分自身と向き合うためにもすごく大事なものだと思うんです」
深井さんは衣服に合わせた洗剤・洗たくの提案に長年かかわってきました。
「着るだけで気分があがったり、素敵な日になったり、気持ちがリフレッシュしたり、服にはそういう力があると思うんですね。洗たくの基本は衣服を“清潔に保つ”ことです。わたしたち花王は、それだけではなく、衣服のお手入れを通して、暮らしや気持ちを前向きに変えていくお手伝いをしたいと考えています。ていねいなお手入れをすることで、服が自分にとって一層価値あるものになったら嬉しいなと思います」
「今回花王が行った調査では、コロナ禍を経て『気に入ったものを長く大切に使いたい』という意識が以前よりも強まっていることが分かりました。そういった皆様の気持ちに寄り添い、大切な一着をずっと着続けていただくためのお手伝いをしたいという想いが深まりました。服に愛着を持ち、できるだけ長く大切に着続けることは、SDGsやサステナブルという観点から見てもとても大事なことだと思っています」
毎日のようにする洗たくだからこそ、できることがあるのではないかと深井さんは考えているようです。
「私個人にとっても、服って楽しくて毎日少しだけ自分自身を元気にしてくれるものなんですね。服を日々大切にすることや、毎日のお洗たくでていねいにお手入れすることで、地球環境などにも貢献できたら素敵だなと思っています。自分にも地球にも配慮して暮らすことは、これからの未来にとってもすごくいいことですよね」
花王 マーケティング創発センター 生活者研究部 くらしのきれい研究室
生活者との対話や家事などの行動観察を通じて、
くらしの現場やその背景にある想いを研究しています。